エッセイと虚構と+α

日記やエッセイや小説などをたまに更新しています。随時リニューアルしています。拙文ですが暇つぶしになれば幸いです。

本の紹介

2013-03-24 19:11:25 | 本の紹介
そういえば高校2年生の春休みに3年ではどんなクラスになるのかワクワクと不安で過ごしていた気がするのです。
高校3年生になって夏頃に読んでいた本を思い出してみたら、とりあえず『17歳だった!』原田宗典著作の本がありました。僕の世代の上は松坂世代で何かとアグレッシブな印象があるのだけれど、TVなどでも当時よく言われたキレる17歳とかは僕よりも1個下の世代と僕らの世代を中心として報じられたのだと思います。そんな頃に上記の本を買って読んだのです。原田宗典さんのエッセイは全て基本的に明るいもので、僕がはじめて読んだ『17歳だった!』という作品もすこぶる明るくて笑いながら読み終えたのを覚えています。
他に読んだ本は『これもすべて同じ1日』銀色夏生著作の詩集です。角川文庫のポータブルな作品なのでたまにページを開いては理想の女性との恋愛を詩集のなかの写真に重ねながら妄想していたのです。詩自体もその良さとかはよくわからなかったのですが感動して読んでいました。短いセンテンスが散りばめられているけれど中身は濃いといった本です。
高校3年の夏頃に買った本はもう1つ『宇宙からの帰還』立花隆著作の本なわけです。これは人類が月に行った話を中心にNASAのアポロ計画の詳細なレポートといったところでしょうか。学校で何となしに習ったアポロ計画の意外な内幕などが知る事ができ、いまはすっかり陰謀論などを信じるようになったけれどその萌芽はこの本だったのかもしれません・・。アポロは月に行ってないという割りと有名な陰謀論がネット上にはあってyoutubeなどではほんとうによく見かけるようになったわけなのです。
『宇宙からの帰還』はどちらかというとそのような陰謀論ではなくアポロは月へ行ったという前提の中で様々な人間ドラマが描かれています。僕が心理学に興味を持ったのもこの本きっかけでそれが高じて哲学とかにも興味を持ちました。
以上、紹介した3冊は高校3年生の夏休みに大規模書店で同時に購入しました。いま僕の部屋に残っているのはそのうちの2冊なのです。『これもすべて同じ1日』は時間の経過と共に何処かへいってしまいました・・・。もう1度いま読んだらどんな風に思うのかわからないけれど、もし本屋で見つけて余裕があったら再購入して僕の中で失われた世界観を夢想して見直すのも悪くないな~と思っています・・。

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