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年功賃金と終身雇用の崩壊

2010-04-04 09:32:06 | 日記
写真は未来への贈り物 「写真好きみんな仲間」
デザインフォトムービー Photo Produce の お茶目な今井です

年功賃金と終身雇用から成果主義と人件費の総額を
抑制に移っていると言われていた
それを内閣研究グループが 実証的な研究の結果として発表していた

22歳大卒男性を1倍とした時 正社員が54歳時の賃金は
1989~90年には約5.5倍
1998~99年には約5.0倍
2007~08年には約4.0倍になっていた

20年前には全産業で年を重ねるごとに賃金は右肩上がりであり
約十年前には緩やかながらも年功賃金は維持されていた
2007~08年には非製造業(小売・サービス・金融等)で
40過ぎから賃金カーブが折れ曲がり以後はほとんど上がっていないという

同じ企業に働き続ける正社員の年代別の定着率は
中高年層は50%で前後と変化はみられなかったが
若年層(25歳~34歳)では
1989年で60%
2008年には44%に落ちている

バブル崩壊がもたらしたものは 給与が上がり続けることに
期待できず 若手正社員が退職していく・・・

企業にとっては正社員から 非正規労働者に切り替えることから
賃金を下げることになるが 
せっかくスキルアップを図ってきた熟練の技術などは
育たなくなっていく・・・・・

企業にとっても社員にとっても 決して益にならぬことなれど
企業の行きの生き残りと社員間の行き残り
このままでは 疲弊するのは分かり切っていること

国の恵まれすぎる保証は就労意識を低下させる
が 離職した社員が正社員につけるのは ほんの僅かにすぎない
ならば せめて非正規社員でも仕事につけることができ
しかも 生活が成り立つ社会に切り替わらなければ

日本の労働者は 有給休暇が欲しいどころか
ごく一部の役員以外 皆休み放しという最悪な時代になってしまう・・・・


ここまで落ちたなら 1か月の休暇を取りながらも社会が
運営できているフランスを代表にするヨーロッパ型の
社会システムを研究していくべきではなかろうか・・・・・