2001年 イギリス・オーストラリア映画
小説の映画化です。スコットランド人でロンドンで働く看護婦、シャーロット・グレイ。パーティーで知り合ったパイロットのピーターと恋に落ちるが、時は第二次世界大戦中。彼はフランスの戦地へ。その後行方も消息もわからなくなる。その出来事が彼女の人生を大きく変えることになる。フランス語が堪能だった彼女はレジスタンス運動に誘われ、スパイとしてフランスへ。ピーターの行方を目的にしていた彼女だが、ナチスが侵攻してきていたその地でユダヤ人狩りを目の当たりにし、レジスタンス運動に身を投じていく。
映画序盤から中盤にかけては、物語の流れがあまりよくない。ブツブツと途切れ途切れに、小説の中のエピソードを紹介しているよう。正直あまり楽しめなかった。しかしシャーロット(ケイト・ブランシェット)がフランス人活動家のジュリアン、そして彼が一緒に生活をするユダヤ人家族との出会いから、映画に動きが出てくる。
ケイト・ブランシェットというと、実は『ギフト』位しか見たことがなく、あとは『エリザベス』の映画で賞をとったという情報を知っているくらいの存在だったのですが、いやー、この人は独特ね~。「凄み」があるんです。『ギフト』を見たときはなんとも思わなかったんだけど(そもそも凄みを必要とする役ではなかったど)、彼女の外見も含めて、孤高さがあるんです。だからこそエリザベス女王の役、やれるんだろうなぁ。気品以上の、威厳?鋭さ?的確な言葉が見つからないんだけど、ものすごく独特なオーラ。この映画の中の冒頭部分でも、「普通の看護婦」には見えないのよ。話の内容としては普通の看護婦が変わっていくというものなんだけど、いかんせん彼女の持つ雰囲気や外見が「普通」には見えないのよね。ぱっと見から、只者じゃないオーラが出まくってる。容易に近寄れないような。しかもフランス語堪能だったので、私はずっと「ものすごく特別な人物」だと思ってみてました。後から映画の内容の要訳を読んで、その設定を知ったくらい。それって役者的にどうなの?…っちゅう話ではあるんですけどね。まぁ、映画自体、前半グダグダだったので、その辺は目を瞑ります。(←何様?)
シャーロットは恋人ピーターの行方がわからなくなったのをきっかけにフランス行きを決意するのだけど、この恋人がそんなに魅力的に見えないんだよね・・・好みの問題かもしれませんが。いたって普通。
この映画、義母が原作を読んでいて面白かったそうなので一緒に見たのですが、エンディングを含めかなり原作とは違うそう。しかしピーターは上記のとおり魅力的ではないので、ジュリアンの元へ戻っていくという映画の作りは自然に思えました。
ケイト・ブランシェットって、オージーなんですね!? エリザベス役のイメージが強いせいか、ずっとイギリス人だと思ってました。
おすすめ度:☆☆☆
小説の映画化です。スコットランド人でロンドンで働く看護婦、シャーロット・グレイ。パーティーで知り合ったパイロットのピーターと恋に落ちるが、時は第二次世界大戦中。彼はフランスの戦地へ。その後行方も消息もわからなくなる。その出来事が彼女の人生を大きく変えることになる。フランス語が堪能だった彼女はレジスタンス運動に誘われ、スパイとしてフランスへ。ピーターの行方を目的にしていた彼女だが、ナチスが侵攻してきていたその地でユダヤ人狩りを目の当たりにし、レジスタンス運動に身を投じていく。
映画序盤から中盤にかけては、物語の流れがあまりよくない。ブツブツと途切れ途切れに、小説の中のエピソードを紹介しているよう。正直あまり楽しめなかった。しかしシャーロット(ケイト・ブランシェット)がフランス人活動家のジュリアン、そして彼が一緒に生活をするユダヤ人家族との出会いから、映画に動きが出てくる。
ケイト・ブランシェットというと、実は『ギフト』位しか見たことがなく、あとは『エリザベス』の映画で賞をとったという情報を知っているくらいの存在だったのですが、いやー、この人は独特ね~。「凄み」があるんです。『ギフト』を見たときはなんとも思わなかったんだけど(そもそも凄みを必要とする役ではなかったど)、彼女の外見も含めて、孤高さがあるんです。だからこそエリザベス女王の役、やれるんだろうなぁ。気品以上の、威厳?鋭さ?的確な言葉が見つからないんだけど、ものすごく独特なオーラ。この映画の中の冒頭部分でも、「普通の看護婦」には見えないのよ。話の内容としては普通の看護婦が変わっていくというものなんだけど、いかんせん彼女の持つ雰囲気や外見が「普通」には見えないのよね。ぱっと見から、只者じゃないオーラが出まくってる。容易に近寄れないような。しかもフランス語堪能だったので、私はずっと「ものすごく特別な人物」だと思ってみてました。後から映画の内容の要訳を読んで、その設定を知ったくらい。それって役者的にどうなの?…っちゅう話ではあるんですけどね。まぁ、映画自体、前半グダグダだったので、その辺は目を瞑ります。(←何様?)
シャーロットは恋人ピーターの行方がわからなくなったのをきっかけにフランス行きを決意するのだけど、この恋人がそんなに魅力的に見えないんだよね・・・好みの問題かもしれませんが。いたって普通。
この映画、義母が原作を読んでいて面白かったそうなので一緒に見たのですが、エンディングを含めかなり原作とは違うそう。しかしピーターは上記のとおり魅力的ではないので、ジュリアンの元へ戻っていくという映画の作りは自然に思えました。
ケイト・ブランシェットって、オージーなんですね!? エリザベス役のイメージが強いせいか、ずっとイギリス人だと思ってました。
おすすめ度:☆☆☆