picopandaのブログ

goo簡易ホームページとは違った味わいを出そうと思います。

タイでの「暴動」について

2004年10月27日 10時03分18秒 | Weblog
個人主義的に走りがちな他の宗教と異なり、イスラム教は生活共同体的な色彩を色濃く持っています。ですから、イスラム教徒は、分離独立などを強く求めたがるのではないでしょうか。この点の理解を欠いていては、イスラム世界の動きを正しくは理解できないと思います。これまでも、歴史を変える動きは、当初、「暴動」と捉えられるのを常としていましたね。タイ南部とは、地理的にはマレー半島に属して、イスラム教が主流の筈。この点をタイ政府が暴力で改変しても、一時しのぎにしかならないでしょう。一応の独立を認めた上で、タイ政府との関係を構築していくのが、妥当な対応策だと思います。そして、それは、世界中で紛争の火種を撒いている観を呈しているイスラム教徒との新たな関係を世界各国が構築する一里塚になると思います。

弱者切り捨ての悪行が続く。

2004年10月27日 09時38分26秒 | Weblog
社会保障費の削減幅拡大 三位一体、党主導目指す (共同通信) - goo ニュース

社会保障費のうち、生活保護・国民年金という最低ラインの分野で、弱者切り捨て・弱者踏みつぶしが意図されています。弱肉強食を国是とする自民党ならではの悪行と言うべきでしょう。そもそも制度破綻を言うならば、それは事前に予想できたことです。泥船を沢山作り、国民をそれに乗せてむしゃぶりつくし、最後は見捨てるだけ。自民党の歴史は、国民の血と涙に彩られています。「運営を担う自治体の責任で」などと言ってみても、その自治体の殆どが自民党支配下にある以上、何の意味もないのです。「三位一体」改悪で、搾取と収奪の構図をどこまでも補強しようとする悪弊にとどめはあるのでしょうか。

無能な金融審議会

2004年10月27日 09時21分40秒 | Weblog
無認可共済に安全網は不要 金融審、損失多い場合除き (共同通信) - goo ニュース

保険金に相当する共済金の未払いや勧誘方法をめぐる苦情なども多い無認可共済について、金融審議会が、あくまで自己責任を原則とするとしたことは、この収奪商法の政治力を示すことにはなっても、その正当性をいささかも補強するものにはならないでしょう。そもそも、金融審議会などと称していても、実相としては、種々の悪徳商法の元締めの合議体に過ぎないはずです。締約・債務履行に関する根本的な見直しが必要な時代に来ていると思います。

新手の収奪商法

2004年10月27日 09時11分27秒 | Weblog
情報公開や準備金に課題 無認可共済で金融庁に通知 (共同通信) - goo ニュース

核家族化が極限まで進行する中で、こうした悪徳商法が跳梁跋扈しているのですね。尤もらしい口実を設けてお年寄りの弱みにつけ込み、なけなしの金を、真綿で首を絞めるように収奪していくのです。しかも、周囲が注意を促しても、犯罪組織のマインドコントロール下にあるために聞く耳を持ちません。そもそも契約とは、合意さえあればいいというものであってはならないのです。その合意が合理的であるかどうか、締約に至る過程の諸相、締約語の対応の諸相に亘って、慎重に吟味を受けなければならないと思います。新手の収奪商法として問題化されるべきではないでしょうか。

果たして…

2004年10月27日 09時03分12秒 | Weblog
首相、視察を強行 中止覆し出遅れ回避 (産経新聞) - goo ニュース

自民党の別働隊と言うべき民主党の岡田がいち早く視察に行けたのですから、首相の小泉が行けないはずがなかったのです。当初、中止にしたのは、いつものパーフォーマンス効果を狙っていたのでしょうか。そして、何よりも、被災者の生の声がどれだけ心に残ったのでしょうか。常に弱肉強食を主張する首相にとって、被災者は運が悪かっただけだ、などとする姿勢が垣間見られなかったでしょうか。いずれにしても、今後の対応で全てが明るみに出るわけですね。

「口に入れるわけではないのだから」と言われたものですが…。

2004年10月27日 08時53分08秒 | Weblog
豚ワクチン投与で逮捕へ 日ハム子会社元幹部ら数人 (共同通信) - goo ニュース

昔、潔癖性気味だった頃、「口に入れるわけではないのだから」とよく言われたものです。しかし、日本ハムは、口に入れるものを汚染しまくって平然としているのですから、汚染症とでも言うべきでしょうね。私は、ハムとかソーセージとか焼き豚とかが好きなので、スーパーに行くと、ついつい買ってしまうのです。これからは慎重にメーカー名を確認しなければ!しかし、物騒な世の中ですなあ~。

先送りの危険には鈍感?

2004年10月27日 08時47分05秒 | Weblog
米産牛肉輸入再開されても「食べたくない」が6割に (朝日新聞) - goo ニュース

汚染された牛肉を食べても、直ぐに発症するわけでもないのでしょうね。タバコを吸っても、直ぐにガンになるわけではないというのと同じです。危険が先送りされていれば、とりあえずは安心してしまう、こうした人間の習癖につけ込んで、汚染牛肉を日本人に食わそうというのが、今回の日米合意だったのではないでしょうか。かつて、水俣病が事件になっていた頃、水銀入りの米を「食ってやる」という姿勢が大切だと訴えた大臣がいました。タバコの有害性が盛んに言われていても、タバコを製造・販売禁止にしようという声は上がっていませんね。結果として、水銀入り米を食え、タバコを吸え、汚染牛肉でもアメリカ産ならばどんどん食え、これが政府の政策なのでしょうか。

ストレスを強要する避難生活

2004年10月27日 08時34分59秒 | Weblog
避難生活でストレス深刻、求められる「心のケア」 (読売新聞) - goo ニュース

この記事の中では、
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救護所の担当者は「プライバシーのない生活と地震への恐怖感によるストレスが強い。高齢者が多く、避難生活の長期化で悪化することも考えられる」と話す。
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というのが重要だと思います。そして、避難生活が長引き、将来への不安が募ってくれば、ますますストレスは亢進していくでしょう。それを阻止するために執るべき措置は、精神科医の診察などではなく、明確な見通しを持ち、諸個人に配慮した復旧策が一日も早く示されることでしょう。選挙のたびに空手形を濫発することに慣れてきた政治屋には、余り多くを期待できないのですが、だからこそ被災者たちの生の声に十二分に耳を傾け、その最大限度を吸収した対策をぶち上げるべきでしょう。それでこそ、政治家としての名声も高まるというものです。被災地を地盤として政治家への道を志す人にとって、政界の大きな地殻変動が差し迫っていると言うことも出来ます。地震国日本であればこそ、他の地域にとっても、その可能性は等しく妥当しているでしょう。問題領域を共有する各専門家にとっても、事態は同じです。新たな地域共同体を、誰が主導権をとって、どのように再構築していくか、これが今問われているのです。そして、主導権に関しては、誰もが主導権をとれるような方式を模索することも必要ではないでしょうか。

ショック死について

2004年10月27日 08時15分33秒 | Weblog
被災地で「ショック死」続く 睡眠・水分確保が急務 (朝日新聞) - goo ニュース

ショック死というと、何となく偶発的で、亡くなった方に責任があるかの如き印象を与えますが、記事をよく読めば、そうではないことが分かると思います。

対策として、精神科医のケアが必要だという意見もあるでしょう。それは、応急的な対応としてはその通りなのですが、一般的に述べれば、地震対策としての問題の本質を見誤ったものだと思います。

そもそも、広く精神疾患とは本人に責任がある問題だとするのは重大な誤りではないでしょうか。社会環境の劣悪さが精神疾患を招いているのであり、個人差に応じて、又当人に固有の環境に助けられて、症状を呈しない人もいるというに過ぎないでしょう。今回の地震災害にしても、避難場所がはっきりしており、そこでの生活環境には諸個人に対する配慮に欠けるところがないならば、当面は安心できたはずです。そして、住宅や地域のインフラ復旧への明確な見通しが直ぐに示されていれば、将来への不安も極小化し、ショック死などは防止できたはずです。しかし、当面の生活、将来の生活、いずれの面でも政府側の明確な対応―多くの地域共同体が孤立せざるを得なくなった情勢下では、政府の対応措置に救済を求める他はないのであり、その求めに応じてこそ、政府の正当性が示され得たはずです。―さえ見られなかったことが、多くのショック死を招いていると言うべきでしょう。

孤立する恐れがなく、しかも、各地域の独自性がかつてのように保持されているような、新たな地域共同体を再生させる措置を執ること―土地造成や道路・橋の建設などにとどまらずに各住宅の再建も担うこと―、これが政府側に課せられている課題ではないでしょうか。迷惑千万の米軍には「思いやり予算」を大盤振る舞いしている政府ならば、現に緊急の必要性に駆られている人々にお裾分けをするぐらいは簡単でしょう。社会保険庁が浪費しまくってきた額を職員から徴収するだけでも相当な額が集まるはずです。

現代は、不必要な贅沢のためには国家が大盤振る舞いをし、生命・健康・安全のために緊急の措置が必要な人を顧みることがないという、差別と収奪の時代になっています。この悪弊に終止符を打つための試金石として、中越地震対策の如何が問われているでしょう。