はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

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『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
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からの、「帝国劇場 コンサート」

2025-02-20 08:47:00 | 記録:観劇

ということで、現帝劇ステージの掉尾を飾る


「CONSERT THE BEST」


配信で拝見しました。
全部見たかったけど、開始時間も18時という中途半端だったし休日で探していて、ゲストで視聴日を決定。

もちろん、鹿賀さんご出演の回でしょう

 

ちなみにキャストはこちら↓(東宝HPより)
   

    

         
(東宝HPより)


当日チケット購入したのですが、初めてのサイトだったので手間取っちゃって、購入期限ギリギリの15分遅刻で参入。
タイムスケジュール見てなかったので、最初は用事しながらチラ見。
でも、やはりレベルの高いパフォーマンスに手が止まり始め、腰を据えてみました。
 
いや~。
帝劇での上演ミュージカルのうち53作品が、駆け足のようにメドレーで流れていきましたが、当たり前だけど素晴らしいものばかり
2000年代後半のものはあまり知らないのだけど、90年代までは結構見ているものも多くて、思わず手拍子したり、リズムに乗ったり。
ラインナップ見てると、帝劇だけでなく地方公演で結構観たなぁ・・・と思い出して。

「マイフェアレディ」
「スウィニートッド」
「ミーアンドマイガール」(宝塚版)
「エリザベート」(宝塚版)
「1789」(宝塚版)
「GUYS AND DOLLS」(宝塚版)

「スウィニー~」以外は何度も見聞きしてるし、曲も覚えてるよね。
(同規模の宝塚大劇場の方が多いけど)
 
かつては、ミュージカルだけでなく、東宝の名優たちのお芝居も上演されていました。長谷川一夫、山田五十鈴、萬屋錦之介・・・(敬称略)
その画像も流れ、60有余年の劇場の歴史を改めて感じます。
 
その歴史を支えたスタッフ、舞台裏の映像も、楽曲に載せて流れて、演者や観客だけの劇場ではないなと。
彼らの仕事があって、作品が成り立つ。

 
出演者に戻って、通しレギュラーはもちろん、ゲストレギュラーも熱演で、日本のミュージカル界って層が厚くなったなぁ、と。(ちょっと上からですけど
声量と存在感では、やはり涼風真世さんが群を抜いてた気がする。


そしてゲスト。
お目当ての鹿賀さんは、だいぶ老けた?印象ではあったけど、やはり飄々としたトークは素敵
そして、歌に入ると、何でしょう。どこからくるあの声量と世界観。
正直、昔は細かいビブラートが気になっていたけど、それもなくなって、むしろ前より滑らかで伸びやかな感じで、聞きほれちゃった。再びジャベール演じてくれないかな?と思ったほどで
 
 
そして、次のゲスト。
松たか子さん。
カンパニーの皆さんが白いラメの衣装で、軽やかに、楽し気にパフォーマンスされていた中、突然暗転で「ラマンチャの男」でのカーテンコールの映像。
そして、全く飾りのない黒い衣装で登場し、「見果てぬ夢」を鬼気迫る感じで歌い上げられた姿。
本来なら松本白鷗さんが登場されたかったと思うけれど、代わりとして務められた気概が感じられて、印象的でした。
松さんの「ミス・サイゴン」見てるし、「ラマンチャ」にも何度か出演されてたし、そろそろ、また彼女のミュージカル出演を期待したくなります。「レミゼ」のファンテーヌとか見てみたいな。
 
 
最後のゲストは、大地真央さん。
こちらは打って変わって、羽飾りの帽子とフリルのドレス。「ザ・ミュージカルスター」そのもの。
一気に晴れやかな空間に変わり、一時代を築いた方の独壇場となりました。



楽しい、リズミカルなラインナップから、悲哀のある重厚感の方へ変わっていくと、衣装も白から黒へ。そこも素敵。

そして、メドレーではなく、フルに歌い上げるターンへ。
「エリザベート」「ミス・サイゴン」そして、「レ・ミゼラブル」の名曲を。
コンサートだけど、セットも含め、舞台の光景が思い浮かぶような熱演ぶり。
 
昆夏美さんの「命をあげよう」。彼女のこの曲、初めて聞いた?気がする。比べるものではないけど、本田美奈子さんを彷彿とさせる悲哀、魂の叫びのような歌声。素敵でした。
 
ラストは、ゲストも含め、全員で「民衆の歌」。
これって、なかなかない光景です。
だって、出演機会のなかった松さんや大地さんが一緒に歌ってるんですよ。
それ見てるだけで、なんか感動してました。
 
ざっくりな感想ですが、これから観劇される方もいると思うので、このあたりで。


たった3度の観劇でしたが、それでも思い出深い経験。
帝劇だけが劇場ではないけど、ちょっとしたビル位のバリケードや、本物のヘリコプターなどなど、巨大なセットが建てられる大きさと、高級感はやはり特別な空間。
その強烈な印象を思い出させてくれるコンサートでした。
 
休憩入れて、トータル4時間
ちょっと長かったけど、みんなの思い入れの深さも感じられて、いい時間でした。


ちょっと残念だな、と思ったのは、私がよく拝見していた頃、帝劇作品でご活躍だった方のご出演が少なかったこと。
岡幸二郎さんとか、今拓哉さんとか、宮川浩さんとか、村井國夫さんとか。。。スケジュール合わなかったのかな?
 
 
もうこれでお終い、と思ってたけど、他のゲストバージョンも見たくなってきた。
全部は無理だよねぇ。
 
で、結局。
山口祐さまが久々に見たくなったので、19日の配信も見ちゃった
ゲストコーナーメインで見たのですが・・・思い切って、購入してよかった
どの方も素晴らしかったけど、やはり山口さんの存在感は圧倒的!!!
生で見た20年前より、もっと野性的で厚みのある声に変わっていて驚いたし、何より、声量が上回ってる
客席も、祐さまお目当ての方が多かったのかな?初日よりも盛り上がってて、ゲスト登場で最高潮
「ダンスオブヴァンパイア」とエリザから「最後のダンス」の2曲を披露。圧巻のパフォーマンス。。配信でも拍手が止められず。
駒田一さんの「アメリカンドリーム」も、一作品見終わるくらいの熱量と感情。
その後のトークは、変わらず「祐さまワールド」でした
 
その2曲で終了のはずが・・・通常のコーナーに戻り、「エリザベート」の「闇が広がる」では・・・山口さんがトートとして再登場
サプライズだったみたいで、観客も大盛り上がり!ルドルフは井上芳雄さん!なんというご褒美!
 

この2回だけでも、十分「歴史的パフォーマンス」を見せていただいた気分。満足、満足。。
あの素晴らしい面々の声のシャワーを、生で浴びたかったなぁ。。
 
 
さすがに、ちょっともう見れそうもないのが、残念
ただ、配信スタッフに「WOWOW」の文字があったので、もしかして放送がある??
期待しておこう。
 
 

実はこの記事、このコンサート初日当日に生放送された、堂本光一さんと井上芳雄さんがMCの「オールナイトニッポンGold」のアーカイブ放送を聞きながら書いています。
劇場に深い思い入れのあるお二人の思い出話、劇場の裏側などなど聞いていると、皆さんの汗と涙の詰まった空間を少し身近に感じられました。
 
 
新しい劇場のオープン予定は5年後、2030年。
私も還暦を迎える年
それまで元気でいられる自信はないけど観劇を目標に、頑張っていこうと思いました
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