はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

八代目中村芝翫襲名披露「松竹大歌舞伎」

2017-09-11 18:28:30 | 記録:観劇

地方巡業の歌舞伎を見るのは、3回目。

ただ、

’01  ’04 

どちらも、花形役者がやってきて、華やかな舞台を見せていただいたのですが・・・・共に、大ホールの客席がガラガラ その客席に向かって熱演される大物役者さんたちに、もうそれはそれは、こちらが申し訳なくて

 

以降、毎年巡業が来るも、怖くて一度も足を運んだことがなかったのですがこの度、中村家の同時襲名披露巡業という事で、思い切って行ってみることにしました↓ 

 

まぁ、この10数年で時代は変わったんですね。
年齢層は高かったですが、それでも老若男女で客席は溢れ、ほぼ満席 うれしくなりました。
こんなに歌舞伎って人気になったんだなぁ~

 

さて演目ですが、

『舞踊「猩々」』 尾上松緑・中村橋之助・中村福之助

全く素人ですが、正直、踊りが揃ってないなぁ・・・と。残念ですが、松緑さんと2兄弟のレベルの差をはっきり感じとれるものとなってしまいました。キャリアが浅いといえばそれまでですが、ちょっとね・・・

 

『口上』 

はぎおの好きな梅玉さんが主となり、松緑さんや扇雀さん、弥十郎さん等の挨拶が続き、芝翫さん、橋之助さん、福之助さんと順を追っての口上。芝翫さんの先輩や幼馴染が揃ってるという事で、温かさが伝わってきました。

 

『一谷嫩軍記~熊谷陣屋~』 中村芝翫・中村梅玉・中村扇雀・尾上松緑・坂東弥十郎 他

名作だと分かってます。分かってるんですが・・・地方巡業にはちょっと地味な演目だったかなぁと。
結構客席はお休みの方が多くて(かく言うはぎおもちょっとウトウト
イヤホンガイドを借りてれば、もっと食い入るように見たかもしれませんが・・・
それでも、芝翫さんをはじめとして、ベテランの方々の熱演は見ごたえありました。
ただね・・・もう少し華やかな、もしくは楽しい演目だったら盛り上がったかなぁと。
贅沢な苦言でしょうかね

地方ですから、大向こうの掛け声もあるわけでは無いし、「ん?ここで?」というところで笑いが起こったり(熱い口上の挨拶で起こったんです)、見る側も東京とは違うので、やりづらかったかもしれませんね。

 

今まで、素晴らしい舞踊や華やかな演目を見る機会が多かったので、今回はちょっと残念だったかなと。
一緒に行った母も、消化不良気味でした。

でも、歌舞伎人気は間違いないと実感したし、今後も巡業があれば、ぜひ行ってみたいなと。
ただし、演目を選んでね 


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2 コメント

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成駒屋! (かしまし娘)
2017-09-15 15:46:49
はぎお様
芝翫襲名披露公演をご覧になったのですね!!
「熊谷陣屋」は、よく上演される演目なんですが、
地味というか、深い情を表すというか…。
NEW芝翫が復活させた”芝翫型”というやり方で、挑んだので、
いつもの上演より、益々地味になったのだと思います(汗)
これに懲りず、また是非観劇して下さいね。
宜しくお願いいたします(勝手に歌舞伎ファン代表)
襲名披露ということで、縁の演目を投入したのだと思うんです。
次回はパァっと明るく、判り易い演目が来るはずです(ほんまかいな)

ちょっと前まではガラガラだったのですね!!
お江戸はいつも大盛況なので…距離を感じてしまいます。
全国区でウハウハな人気というのは、
アイドルや力士だけなのかもしれない…。
考えさせられます…。うぅむ…ぅ。

松緑の舞踊好きです!
華やかですよね♪しかも上手い!
返信する
期待してます! (はぎお)
2017-09-16 14:57:04
>かしまし娘さん
こんにちは。

>地味というか、深い情を表すというか…。

そうそう、深い情を表すお芝居というのは、知ってるんですけど、席も遠かったし(;^_^A
歌舞伎に造詣の深い方は、「渋いねぇ」と思うような演目だと思うんですけど、地方の、特に年配の方が「歌舞伎ってどんなもん?!」と思って来られるような会場だったので・・・・

やはり、最近のマスコミの力は大きいと思います。成駒屋同時襲名では、家族そろってテレビ出演されたり、奥様の三田さんが忙しい中宣伝されたりしていたので、地元に来るのなら見てみたいと思った方が多かったでしょうね。

松緑さんの舞踊、良かったです~
できれば、芝翫さんの舞踊も見たかったな~
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