はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「夢の世界」であってほしい。

2023-01-11 20:30:00 | 記録:観劇
なんだか最近、宝塚界隈が騒々しいようですが・・・文春も、ネタに困ると宝塚ネタを書くようで。
 
演出家の件。正直、昔の方が蜷川さんや唐さんみたいな超厳しい先生がいたし、今現役の先生でも厳しい方はいると思う。
あの記事もどこまで本当かわからない。(といって、別に擁護もしませんけど)
 
「公の場で釈明を」という方もいたようですが、それで傷つくのは生徒だと思うんです。
もしかしたら、慕っていた方もいるかもしれないし。
内部のことを公にすることで、みんなが困惑したのは、10数年前に経験済みではないですか。

と、ここまで書いて。真風さんの件。今知りました。
あんな記事、訴えるべきだと思います。

掲載写真も、劇団に許可を取ったとは思えない。許可したとしたら、それは劇団に問題がある。

真風さんがご本人がご説明されたとの事。内容を聞けば、やはり「男前」な彼女の毅然としたお話だったようで。

劇団も、こういうことを生徒任せにするのではなく、無視もせず、きちんとした態度で抗議すべきだと思う。

 

多くの人がいる社会。
学校、会社、町内会…決してきれいごとばかりでは済まない。
もちろん、エンタメ界だって。
宝塚もいろいろあると思います。
常に美しさと品を求められ、しかも体力勝負の競争社会。
命を削るような思いで過ごす日々は、想像しかできませんが、生半可な覚悟ではやって行けないから、時に厳しい言葉が出るでしょう。


ただ、以前から書いていますが、宝塚っていわゆる「芸能界」とは一線を画す、「架空の、夢の世界」であってほしいんですよね。
なんというか、「俗世間」にまみれてない、というか。

ああいう記事が世の中に出るということは、関係者が面白おかしく暴露してる人がいるということで。
「鉄の結束」で「夢の世界」を維持していくのも、今後は難しいのかな。
 
 
というか、エンタメ界がコロナで大打撃を受け、命懸けで乗り越えようとしているのに、売上を伸ばしたいためだけに、事実とはかけ離れた記事で、多くの人を傷つけ、エンタメ界の足を引っ張ることしかしない文春という雑誌がこのまま発刊されることが許されていいのか。ファン、OG、関係者、多くの人を敵に回したと思います。
文春は宝塚に恨みでもあるのか?と勘ぐりたくなる。

私も、今まであまり気にしてなかったのですが、あの書き方、これまでのとりあげ方。。流石にちょっと腹が立ちました。



ここからは、毎度おなじみ。古いファンが古いことを、何度も取り上げてることですが・・・
 
宝塚ってかつては、オリジナルミュージカルと、煌びやかなショーで、コアなファンを楽しませる、ちょっとのんびりした、本当に「夢の世界」に浸れる劇団でした。
キラキラ輝くスターと、日舞やダンス、歌に優れた生徒に見せ場を作り、間を大切にする劇団かと。
それが今では、とにかく「トップスター」第一主義になってしまい、作品も、海外物を中心とした「ミュージカル劇団」になってしまった。
もちろん、キラキラした、オーラに溢れたスターさんたち、まばゆいばかりの舞台を見ることは、眼福以外の何ものでもないのですが。
 
 


最近の生徒さんは、SNSのおかげで「夢の世界」に浸っていられない、大変さもあると思う。
とにかく「評価」が如実に表れるから。
でも、それを気にしすぎるきらいもあるようで、気の毒というかなんというか。
 
特に、宝塚の千秋楽ではトップさんが退団者一人一人を紹介する時間も増えてきて。それは前もって組長が紹介しているから、そこまでやらなくても・・とにかく時間が長すぎる。あれ、いつから始まったんだろう。
退団する時は「歌劇」や「グラフ」で特集が組まれたり、挨拶文が掲載される。それにスカステでも同じように番組が組まれたり。
もちろん終演後に肉声であいさつしたい気持ちもわかるのですが…夢の、架空の世界を楽しんでいたのに、何度も続くと、あっという間に現実に引き戻される感じがするのです。なので、配信見ていても、最後はフェイドアウト・・
 
 
ファンもサービスを求めすぎな気がします。
何度も書いてますが、全力でパフォーマンスした人たちに、感動・興奮しているとはいえ、何度も何度もカーテンコールを求めること。会いたい気持ちはわかるけど、特に今、劇団関係者はコロナで神経質になっているのに、疲れている人たちに対して、何度も求めることはむしろ不要なのではないかと思います。ファンも、ある程度の距離感を保つことも応援のひとつかと。



繰り返しになりますが、宝塚は、もう少し「幻想的」であってほしい。在団中は素顔の部分とか、プライベートとか、あまり語ってほしくないな。
最初はそういう番組も楽しく見てたけど、劇団も最近舞台よりそちら側に力を入れ過ぎてる気がして。
 
「夢の世界」の人は「良い人」でなくていいんです。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれれば。
やはり「適度な距離感」って、必要ですよね。
 
 
先日、昔の関西テレビの「花の指定席」という番組を見ました。
今から40年近く前。出演者が自分達の公演を紹介する番組だったようで。
出演者も演出の先生もあまりテレビ慣れしてなくて、で、緊張感もあり、トークも止まりがち。
メイクもシンプルで、逆にそれがとても新鮮。
それでも「私たちの舞台を見て!」という、力強い自信が感じられる。そう、「力強さ」。
千秋楽の挨拶も、退団の挨拶も、もっと短かったよね・・
インタビューでも「宝塚の世界」を保っていて、やはりこれぐらいの「距離感」がいいなぁと。
天海祐希さんとか、安寿ミラ&真矢ミキさん時代、近年では轟悠さん・・・ファンに対しても自分らしさを貫いていました。
 
 
 
歌劇団も、ネットの反響を気にしすぎる風潮になって来ましたよね。商業演劇だから仕方ないかもしれないけど。
昔みたいに、観客が若干置いてけぼりになるくらい強気でもいんじゃないですか?それでついてこない人は、ファンじゃないってことで。
本来は「認められてない」はずのファンクラブの影響力も大きいみたいだし。
チケットはもちろん、グッズの売り上げでスタークラスを決めているのであれば、もう本末転倒ではないかと。
もっとキラキラスターだけでなく、ちゃんと実力のある人も活用しないと、本当に退団が続いてしまうよねぇ。

コロナ禍もあり、生徒さんにも「人生を考える時間」が増えたのか、人生の選択肢が増えてきたこともあり、実力者の退団が相次いでいる。大きな組織に留まることは無いのか、それとも、職場である劇団に魅力がないのか。そんなことも感じてしまう。



ささやかにテレビで応援してる「観客」もファンなんですけどね。。。そういう思いは伝わらないのかな。


話は変わって。
休演・休止になった演目を、次の公演でも続演、という形にはできないのでしょうか。
先までのスケジュールをきっちり決めすぎですよ。
かつて、30数年前の「ミー&マイガール」の初演は、好評で、続演が決まったとか。本来そうあるべきですよねぇ。
公演期間を短くして無理やり上演しても、情熱を傾けて稽古してきた生徒・関係者、なにより楽しみにしていたファンも、もう、ちょっとウンザリです。
バウホールは、ようやく対応されてきましたが(その分変更が多くて大変かもしれないけど💦)大劇場も、スケジュールはもっと柔軟にしてほしいですねぇ。

 
 
長文になりましたが。
根拠の無いマスコミに踊らされず、SNSに流されず、見守るのがファンではないかと。
もう4年も劇場に足を運んでいない、遠くの観客の独り言です。

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