「時代劇専門チャンネル」で第1部からず~っと放送されていた「大岡越前」がついに第15部の最終回に続き、その7年後に制作された「2時間スペシャル」まですべて放送され、ついに終了してしまいました。
ということで、はぎおも全シリーズ完全制覇 すべて見てしまいました
そして、もちろんすべて録画完了
自分でも呆れてしまいました
トータル30年分ですからね。
何度目かの「越前」ネタで恐縮ですが改めて振り返ってみます。
第1部~3部はストーリー、出演者、文句なく面白かった。
映画界のスター、片岡千恵蔵さん、志村喬さん、天知茂さん・・・準レギュラーですからね。
しかも、登場するだけで画面が引き締まると言いますか、緊張感あり、それでいてベテランが醸し出す余裕のあるユーモアあり。
見ているだけで豪華で贅沢な気分
なにより、山口崇さん演じる「上さま」のキレ具合がもう面白い
後半でこそ「大人」になられて、理解のある上役になりましたが、前半はまぁ「たちの悪い子供」みたいで、一度怒り出すと手が付けられなくて
見てる分にはたのしいけど、実際ああいう方が上司だと、今のご時世しんどいでしょう・・・
第4部はあまり記憶になく・・・(ちょっと中だるみ?)当時新人の三浦友和さん出演ってのが新鮮で。
そして、第5部から大好きなキャラ「風間駿介」登場で、どんどん目立つ存在に成長していく過程を、当分楽しませていただきました。
彼が大活躍する5部から、お元気だった8部までが一番のお気に入り。
このあたりは何度も見直しました。
第8部から、風間さんと対極の、お気楽キャラ「蕪木兵助」登場で、この二人のやりとりが実に面白くて。
そして、風間さん・・・ではなく演じられた和田さんが体調を崩された9部あたりからちょっとずつ「流し見」のようになってきて。
とうとう「風間駿介」とともに、名物キャラ「村上源次郎」がいなくなってしまった第10部以降は本当に流してましたが、源さんと交代するように登場した「佐橋孫兵衛」も、若干めんどくさかったけど、改めて見直すと、良いキャラだったなぁ。
(演じた佐野さんはその後、水戸黄門に昇格するため降板しましたが、できれば最後まで出演してほしかった。彼は主演よりも、こういう脇役でがっちり固められた方が好きだなぁ)
もう第11~13部はホントに興味半減で、あまり熱心に見ることもなかったんですが・・・・
(この頃になると、出演者が増えすぎて、ゴチャゴチャしすぎ。しかもレギュラー陣も欠席が増え、特に13部などは途中降板が相次いで、何だか落ち着きがなかったなぁ)
ただ、意外と第14部が良かったです。
ベテラン同心の小松政夫さん演じる「赤垣伝兵衛」が、登場した当初はホントにダメ同心だったのに、人間が違ったみたいに(キャラ設定の違い)渋い味わいが出てきて、良かったです。
また、ストーリーも定番のものだけでなく、ちょっと「冒険」した感じで、全般通してあまり飽きませんでした。
このシリーズは、親友「榊原伊織」役の竹脇さんがお休みで、5部で登場した西郷輝彦さん演じる、歯に衣着せぬ物言いで男気のある「結城新三郎」の登場もかえって良かったのかもしれませんね。
それから、威勢が良くて喧嘩っ早い同心「夏目甚八」の登場も、久しぶりに勢いづいた感じでもっと早くから登場しても良かったのかな。
(演じたてらそま昌紀さんは、NHKヒガシ版のナレーションを務めてます)
そうそう、まだ無名の中村獅童さんが、下っぴき役でちょいちょい出演。おっちょこちょいでおまけに物怖じしなくて、誰にでも(上様にも)すぐ可愛がられる愛すべきキャラでした。この1作だけでしたが、多分はぎおは彼の名前をこの番組で知ったと思います。
最終回は、窮地に陥った(というよりお上にケンカを売った)新三郎の窮地を救うべく、伊織先生がお白州に登場で、なんだかワクワクして面白かったんですが、反面、ベテラン勢がほぼ『欠席』という何とも残念な状況で・・・
そして15部。このあたりから時代劇全般が「ビデオ撮影」に代わり、ストーリーはともかく映像的に違和感を感じずにはいられなくなっちゃって。
重厚感のあった主題曲も、変にシンセが加わった軽い感じに変わって、なんだか安物っぽくなっちゃって・・・
最後、2時間スペシャルも同様。
30年経って、みなさま年齢を重ねられているので老け具合はしょうがないにしても、ドウランの色や鬘の境目のあたりなど、気になってしまいます。
もう少し、映像をフィルム風に加工して作れないものかと。
ま、最終回にふさわしく、ゲストも豪華で、特に、初期に準レギュラーだった里見浩太朗さんの出演は、なんだか懐かしいというか、時代の流れを感じるというか。
そして、息子さん二人との共演も話題で。これがまたよく似てるんですよねぇ・・
いろいろ思うところもありましたが、放送当時「これで無事完結して良かったな」という思いがありました。
なんだかんだ言いながら、30年分を全て見終わった「達成感」がありますね。
もちろん、放送当時、再放送を含めてかなりの本数を見ていたわけですが、改めて見直して、良いドラマだったなぁと。
(長い期間の放送中にドラマでも実際の役者さんのこと・・・紆余曲折、いろいろな出来事があったことも含めて・・・)
まさに昔懐かしい「ホームドラマ」の要素が、国民的ドラマ「水戸黄門」以上に感じられる・・・ということもはぎおの「ツボ」ポイントなのですが、実は、「大岡越前」の放送は、はぎおの生まれた年にスタートしたのです。(年齢バレバレ)
なので、30年も続き、しかも未だに愛されているこのドラマに、勝手ながら親近感がありまして。
仕事が終わっていい「息抜き」だったのに、録画を見直す楽しみがなくなったのが寂しいなぁ・・・
日曜の昼間にまだかろうじて再放送されていますが、「暴れん坊将軍」みたいに、また第1部から放送していただけないものかと。
次は是非とも「長七郎天下ご免!」のコンプリートを目指して下さい(^^)v
こんにちは。
「長七郎」ですが、「江戸日記」は多分コンプリートしたと思います(^^ゞ
が、その前の「天下ご免!」はほぼ未見ですね^m^そして、すでに出遅れてしまいました。再放送で頑張ります。
で、今の完全コンプリート目標は、今さらですが「太陽にほえろ!」でございます♪
ゴメンナサイ。
どちらに書き込んで良いのか判らなくて、一番新しいコチラに書き込みさせていただきました。
時代劇専門チャンネルで再び「右門捕物帖」(1974年版)が始まりましたが、はぎおさんはご覧になっていらっしゃいますか?
「熱い心を強い意志で包んだ人間」とは、正に杉さま演じる本作の主人公・近藤右門のためにある言葉。
激渋&超クールな杉さまを堪能できる作品として、もし未見でしたら、是非ともお薦めです。
こんにちは。
いつもありがとうございます!どちらにでも書き込みください!
「右門捕物帖」、以前拝見したと思います。
その後、若干異なるニュアンスで再度制作されたと思いましたが、'74版の方が、確かに渋かったと。
杉さんが時代劇から離れてしまった時期と、時代劇の衰退が始まった時期が重なるような気がして、本当に惜しいと思っています。もっともっと続けてほしかったと。
それはさておき、「右門」は吉右衛門さんも演じられてますね。「鬼平」とは違う魅力で、こちらも楽しく拝見しました♪