はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「三匹が斬る!」

2020-03-26 08:17:00 | 記録:歴史・時代劇

少し前まで、「時代劇専門チャンネル」で

「三匹が斬る!」

を放送していました。

ストーリーはこちら↓
江戸は文化文政の時代。諸国を旅する3人の男、出自は謎だがおおらかでどこか高貴な育ちを感じさせることから"殿様"と呼ばれる矢坂平四郎(高橋英樹)。千石とりの武将になる夢を持つことから"千石"と呼ばれる直情型のアツイ男・久慈慎之介(役所広司)。そして、お調子者で"たこ"と呼ばれる燕陣内(春風亭小朝)が、違う経緯ながら毎回ひとつの事件で偶然集まり、最後は協力して悪党を斬り捨てる痛快娯楽時代劇。【TVシリーズ】(C)東映(Amazon HPより)

笑いあり・涙ありの、娯楽時代劇の定番!1話完結で、当時も気軽に楽しんでいました。
全話見ていたわけではないですが、

高橋英樹さん、役所広司さん、春風亭小朝さん

の、本来持ってる持ち味が活かされたキャラクターの掛け合いが大好きで。
シリーズは’87~’95年まで続いたそうですが、この三人のシリーズは’93年で終了したそうです。(その後のシリーズ記憶にないなぁ)

高橋さん演じる「殿様」は、結局最後まで正体はわからなかったものの、「桃太郎侍」に通ずるとうな品と、胆力さ、そしてちょっとどこか「世間知らず」で我が道を行く的な感じが、ご本人とピッタリ(失礼)。流れるような「正統」な殺陣もさすがです。

役所さんの「千石」。他の作品でどんなにまじめや堅物な役を演じられてても、どうしても役所さんは、豪放磊落でいつも熱く叫んでる「千石」のイメージが強くて。(もちろんいい意味ですよ)。そういえば、「宝くじ」のCMで浪人姿で登場した時「千石じゃん!」と思った人は多いはず
はっきり記憶してませんが、確か貧しい漁師の出身で、千石取りを目指して浪人になったかと。苦労人だけに、最初よく殿様とケンカしてたっけ。惚れっぽくて上にもろくて。好きでしたねぇ。叩き切るような「ケンカ殺陣」も見ものでした。

そして小朝師匠の「たこ」。もうあの役はあの方しかできません。怪しい商売ばかりしてて、いつも飄々としてて、冗談ばっかりのムードメーカー的存在。でも機転が利いて、何度もピンチを切り抜ける頼もしい存在だったりします。
実は町奉行だったり、忍者の末裔だったり。飛び道具とか、よくわからない槍とか、殺陣も一風変わってて。もう何でもありの設定だったけど、そんなのどうでもよく、「たこ」という存在を小朝さんが一番楽しんで演じられてたような。

千石とたこは、しょっちゅう「面白アドリブ」を交わしているように見えましたが、殿様はそれにはほぼ加わらないという・・・出来上がった構成も楽しくて。

 

それぞれが、バラバラに旅立ったのに、いつのまにか同じ町で顔を合わせ、上手いこと事件に巻き込まれていく・・・「水戸黄門」か「弥次さん喜多さん」か。そういう「旅行記」的なストーリー仕立てもやはり時代劇の楽しみで。

 

それにしても、他にも時代劇の代表作がある高橋さんはさておき、役所さんと小朝師匠は未だに「千石」と「たこ」の印象が強くて。それだけ楽しい時代劇だったんだなぁ~と。
30数年前の娯楽作。今や「大御所」となった三人の、脂ののった時代の活気ある作品。本当に楽しませていただきました。

 

世の中混とんとしてます。毎日気分スッキリしたいので、今放送中だったらなぁ~と思いつつ、ほぼ録画したので、またいつか楽しみたいと思ってます


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