はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

固定観念 。

2022-05-02 21:16:00 | 記録:宝塚
まだまだ連休ですが、今日はお仕事。

そんな中?またまた、宝塚のお話。
 
 
長年の「劇団ファン」としては、なにをそこまで?と思いましたが、星組公演のショーでの

フィナーレでのスターの羽の形
 
で、一部ファンがご立腹なのだとか。
(残念ながら、今は公演中止の状態。再開されることを願ってます)

娘役トップと、二番手格トップの羽の形が、それぞれ右肩、左肩に半分。
そして、トップが真ん中で大羽。
見る側としては、斬新で、しかも、総合的に見るとバランスの良い、素敵なフォルムだなって。
その形がよろしくないのだそうです。
星組公演であるとともに、初舞台生のお披露目公演。変なところで話題になるのが残念。
 
なんだか、ファンの意識が「固定観念」にとらわれてるのかな?と、最近思っています。
 
スターはこうでなければならない、とか
ジェンヌさんは、誰に対してもいつも笑顔で、とか
挨拶はなめらかに、あらゆる方に感謝の気持ちを入れなければ、とか
 
う~ん。
ちょっと、いやだいぶ違和感を感じる。
 
以前も書きましたが、天海祐希さんはだいぶ今で言う「塩対応」でした。
でも、舞台では輝いていた。そのギャップが魅力だった。
サヨナラ公演なのに、「演目に合わせる」形で、シンプルなスーツで降りてきましたよ。いわゆる大羽なんて誰も付けていなかったし。挨拶も端的。
疲れている生徒に対して、何度もアンコールを求めるとか、笑顔で、とか、優しさを求めるのは、やはり少しファンの傲慢だと思う。
 
 
劇団も、そういうファンの風潮にとても気を遣っている気がする。
商業演劇とはいえ、あまりそこまで気を配らなくても良いのでは。
 
 
かつて、「宝塚」という存在を知った頃、その前、そしてその後。
劇団は、「我が道を行く」という状況でした。生徒側も「ついて来いよ!」みたいな意気込み。
それが好きだから、宝塚が好きなのかもしれない。
 
昔は
技術向上のために、留学OK、とか
競争心、スター意識を植え付けるため?組替えはしょっちゅう、とか
固定の2番手は特にいない、とか
他組との合同公演、他組への特別出演、とか
2番手、3番手格を一気に専科に入れる制度を作る、とか
挙句には、2番手どころか、トップスターやトップ娘役、が同じ組に2人、とか
 
いろいろありましたよねぇ。
 
今のファンが知ったら、「暴挙」とも思える事柄でしょうけど、それを見てきたので、羽問題がよくわからなくて。
その時(特に新専科制度)は、確かに疑問や怒りを感じることもあった。正直、熱が冷めたことも事実。
でも、結局戻ってきてしまった。宝塚の公演そのものが好きだから。

別に、「こうでなくてはならない」という固定観念は、いらないと思います。「そうきたか」と思うようになってきました。


ずっと同じ組、というのは「ツーカーの中」で、いい面が多いと思いますが、どうしてもダレる時もあるはず。
時には、組替えとか、特別出演とか、やる側は大変だと思うけど、見る側がワクワクするような刺激があってもいいのかな?
ただ、その後の生徒の活躍の場をどう考えるか、そこに問題があるのかもしれませんけど。
 
 
 
劇団も、ファンサービスの一環とはいえ、生徒の「素顔」を見せたいがために、公式雑誌だけでなく、スカステの番組で、トークとか、ミニコーナーとか、番組とか、新たな企画を制作し続けている。
見てためになるものもあるけれど、ほとんどがいらない、単なる「生徒の負担」ではないか、と思えるものばかり。
 
 
要は、今の生徒は余計な仕事が多すぎる。
素顔よりも、芸事で楽しませてくれれば、それでいいのです。
芸事に専念できない、自分の得意分野を舞台で披露できない。外の方が活躍できる。。。
で、退団者が続出なのではないか。そう思うようになってきました。
しかも、辞めた次の日からSNS始める方も。結局、そういう方たちが、舞台や劇団の裏話をしてくれるんだから(良し悪しですけど)
もう、不要な番組作りするより、公式SNSで生徒にコメントしてもらう、という手もあるのでは?
コロナ禍が終わったら、生徒を自由に「長期留学」とか「外部出演」とかさせてもいいと思う。
 
あとは、公演数が多すぎる。
大劇場行くだけでも一苦労、特別なのに。
配信で見ることができるようになったけれど、それにしても。
しかも、やっぱり「アイドル」のように、大規模会場で、趣旨がよくわからない内容のライブをやってみたり。
やはり、本拠地の公演をもっと大切にしてほしいし、生徒を大事にしてほしい。
生徒は毎年入団するけど、人数ではない。やはり「経験」「芸事の積み重ね」が必要だと思う。
それに、もっといろんな人材に活躍の場を与えてほしい。
特定のファンだけを満足させるような、中途半端なことはしてほしくない。
 
 
 
ちょっと見てしまったけれど、ファンの方で、
「舞踊会なんて必要ない。もっとメディアに出てほしい」
なんて声を聴きました。
 
確かに、メディアに出ることでファンが増えるのはいいけれど、「本来の劇団」ではなく「アイドルグループ」みたいな感じで思われていくのが、どうも。
 
歌も、ダンスも、他の団体たちの方が上なのでは?と思うことも増えてきました。
やはり、宝塚は、舞台が本職。「劇団」なのです。やはり、芸事技術の向上が一番。
多少のドラマとか、テレビ出演はあっても、もう少しベールに包まれていてほしい。
「夢の世界」「宝塚ブランド」をもっと大切にしてほしい。
そんな気がします。
 
 
そうでなければ、10年後、20年後、劇団は今の状況はなくなっている・・・かもしれない。
2020.9
 
 
 
また、思いつくまま、とりとめもなく長くなってしまった(^^;
これも、古い考え、固定観念ですかね?

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