私のハイエースの標準タイヤは195/80R15 107/105L LTが装着されており、LTタイヤ(ライトトラックタイヤ)です。
が、普通車であるワゴンGLはLTタイヤでなくても耐荷重をクリアしていれば問題ありません。
LTタイヤは名前の通り、ライトトラック(軽めのトラック)のタイヤなので、カチカチのタイヤです。
1,000〜1,250kgの荷物を載せるために、強度が強いタイヤが必要なのです。
ハイエースワゴンGLは荷物を積むのではなく、人を乗せるためのシートレイアウトになっているので、最大積載量の表示はありません。
車両重量1,960kgと10人乗りなので1人55kgの550kgを合わせた2,510kgが車両総重量になります。(私のハイエースはシートを交換、ヒッチメンバーを取付けしたりして構造変更しているので、標準より10kgかるいです。)
タイヤサイズの横にある98が耐荷重です。
タイヤには耐荷重(ロードインデックス)っていう1本あたりで耐えられる重量が設定されています。
ハイエースは107か105が規定値になります。
195/80R15 107/105の107はタイヤ1本を装着した場合、105はタイヤ2本を装着した場合です。
ハイエースは基本的に1本タイヤですが、ハイエースとダイナトラックがミックスしたトヨエースはダブルタイヤです。
耐荷重と車両総重量が関係してくるのですが
75は1本あたり387kg、4本で1548kg
105は1本あたり925kg、4本で3700kg
107は1本あたり975kg、4本で3900kg
ということで2510kgあるハイエースは、軽自動車用の耐荷重75のタイヤを履くと約1000kg不足してバーストの危険があるってことになります。
98であれば1本あたり750kg、4本で3000kgなので、ハイエースワゴンGLの車両総重量2,510kgをクリアするって訳です。
1ナンバーのスーパーGLの車両総重量は3,150kgなので、耐荷重98では150kg足りなくなります。
少し余裕を見て3,500kgで計算すると、1本あたり875kg必要になります。
そうすると耐荷重103か104でないとダメってことになります。
子供用の自転車に大人が乗るとタイヤがペッタンコになりますよね。そんな感じです。
ちなみに98Qの「Q」は速度記号です。
Qなら160km/hまでは使用可能ですが、ポルシェやフェラーリが98Qのタイヤでドイツのアウトバーンを270km/h以上でぶっ飛ばすとタイヤは耐え切れずにバーストする危険があります。
フェラーリには最低でもW、Y、ZRのタイヤが必要です。
こちらも自分の車はどんなタイヤかを見ておいたほうがいいですね。
日本国内では120km/h以上は出せませんけどね。
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