「悪天候のため指定場所に配達出来なかった」って。
「悪天候のため指定場所に配達出来なかった」って。
オートバイ用のインカムは国内では、
ビーコム
セナ
が主流で、最近は安価な中華製が躍進しています。
そもそもインカムとは何でしょう?
簡単に言えば、Bluetoothで通信するトランシーバーです。
ヘルメットの中にスピーカーとマイクをセットして、走りながら会話ができたりします。
スマホとペアリングすることで、電話通話や音楽を聴くこともできるようになります。
スマホの地図アプリを利用すればナビゲーションとしても使用可能です。
もちろん、スマホを手に持っていなくても、運転中にスマホの画面を凝視することは違反点数3点、15,000円の反則金(2輪場合)になります。
法的にグレーゾーンなのが、スピーカーで会話や音楽を聴くことです。
今のところ、道路交通法にはイヤホンを使用することの罰則は無いようですが、都道府県条例に規定されていて条例違反になる場合があることです。
イヤホンやヘッドホンは周りの音が聞きにくくなるので、条例違反となる都道府県が多いですが、スピーカーの規定はないのです。
例えば、
滋賀県の条例だと「イヤホーン等を使用して」
京都府の条例だと「イヤホン、ヘッドホン等を使用して」
大阪府の条例だと「ヘッドホンステレオ等を使用して」
兵庫県の条例だと「安全な運転に必要な音声を聞き取ることが不可能」
東京都の条例だと「イヤホーン等を使用して」
バラバラです。
どの都道府県条例でも「等」という表現になっているので、基本的に外の音が聞こえないような状態であれば条例違反になるのです。
イヤホンやヘッドホンの使用は、音量の大きさに関わらず装着していることで条例違反になると思われます。
インカムのようなヘルメットの耳元に装着するスピーカーは、このことからグレーゾーンのようです。
もし、インカムのスピーカーを条例違反にすれば、白バイ隊員の警察無線も禁止されてしまうからです。
禁止されている行為を、警察だけOKなんて馬鹿げたことはできないだろうし。
たまにバラエティー番組で「充電させてもらえませんか」ってやってますよね。
電動原付バイクで、各地を回る番組ですが、片耳にイヤホンをつけてスタッフの指示を聞いていると思います。
イヤホン使っているからダメやん!
って思いますが、実はイヤホン等を使って周りの音や声が聞こえない状態になることが条例違反になるので、片耳のイヤホンでスタッフからの指示程度ならOKってことになります。
あくまでも周りの音を遮断して、音楽を継続的に聞くことが条例違反になるので、このことからもインカムでも断続的に大音量で音楽を聴いていると違反になります。
ビーコムは音楽を聴くため専用の安価なB+COM PLAYも販売されているので、これが販売されているということは法律的に問題ないということでしょう。