macOS Sierra Public Betaから対応機種が引き上げられ、我が愛機、Mac Pro Early 2009は未対応となってしまいました。Apple storeの「購入済み」には項目はあるのですが、ダウンロードできません。
そこでネット検索すると・・・、ありました、裏技が。「Mac Pro 2009-2010 Firmware Tool」というソフトを使うことにより、Macのファームウェアを4.1から5.1へバージョンアップしてくれます。見掛け上Mac Pro 2010にすることで、macOS Sierraをダウンロード&インストール出来きます。そもそもこのソフトはCPUの載せ替えの時に使うものだそうです。でも、なかなか一筋縄では行かず、いくつか壁を乗り越える必要があります。
1.まず使用OSがEl Capitanの場合はSIPという機能が有効になっていて、セキュリティーが強化されているためアップデートできないので、SIPをオフにする必要があります。
・コマンド + r を押しながらリカバリーモードで起動
・ユーティリティからターミナルを開き csrutil enable と入力してエンターキーを押し再起動
・ユーティリティからターミナルを開き csrutil disable と入力してエンターキーを押し再起動
2.次にMac Pro EFI ファームウェア・アップデートをダウンロード
pkgファイルをディスクトップにドラッグ&ドロップしておきます。これを忘れると何度やっても成功しません。
3.いよいよMac Pro 2009-2010 Firmware Toolをダウンロードし実行します。
・Upgrade 2010Fiemware ボタンをクリックし、次の画面でOKボタンを押す
・一度シャットダウンする
4.ファームウェアをアップデートします。
・電源ボタンを長押しして、ビープ音が鳴ったら離して起動します。
・成功するといつもとちょっと違う起動画面になり、ファームウェアのアップデートが始まります。
・アップデート中は電源を切ってはいけません。
5.iCloud設定の画面が立ち上がり、Apple IDの入力を求められるので入力します。
「このMacについて」で確認するとMacPro5.1になっています。
6.Apple storeのmacOS Sierra Public Beteがダウンロード出来るようになります。
7.増設したHDに、OSをインストール
そしてついにmacOS Sierraが立ち上がります。
Mac Pro Early 2009 にmacOS Sierraをインストール出来ました。私はうまく行きましたが、参考にされる方は自己責任でお願いします。
今回、参照させていただいたHP
MacPro Early2009 ファームアップデート5.1
Mac OS X El CapiptanでSIPを無効化する
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⭕️ csrutil disable