3種の香りの旅

6月は何かと忙しい毎日。
出張すると、蛍を堪能する日が減るので悲しい。
先日は3種類の臭いに気が遠くなった。
何かの縁で、ニコパパの母校の取材をすることになった。

青春時代を過ごしたという「メゾン一刻」風の寮に
ニコパパは輝きの目で見入った。
子どものように、窓にへばりつき中を覗いた。
ここ！ここが俺の部屋だった！とはしゃいだ。
牧場はさわやかな風がふいた・・・と思う。

思い出に浸るのは、そこそこにして、
牛糞を素晴らしい土に変えるという優れものの設備を見に行った。
山のように積まれた牛糞をショベルカーで設備の中に移動している。
牛糞まみれになりながら、カメラとビデオで撮影した。
仕事だから、強烈な臭いなんか平気平気
長靴だから、うんち踏んだって平気平気

そして、次の日は生ゴミを素晴らしい土に変えるところに
一日張り付いた。
スクリューでぐるぐるかき回すものだから、益々臭いは過激になった。
目にしみたけれど、平気なふりをした。

そして、次の日は・・・
焼酎カスの発酵した所へ説明を聞きに行った。
息が詰まって、気が遠くなった。
飲むのはいいけれど、目が回るほど臭－い後始末があるんだな。
3種類の香りをかいだ3日間。
これまで見たことのない大切な仕事をしっかりと見た。

次の日の取材はパン工場
なんかもう・・・すごい日々だ・・・。