雛庵

日々の諸々をのんびり書き綴っております

抜歯

2013-05-04 | 思い想いの記
今年1月の定期健診のときに調べてもらった内側に傾いた右下奥から3番目の“用をなしていない歯”をやっと抜く気になりまして、2日の夜に行って来ました

抜くことは決めていたんだけれど、何しろ何十年ぶりかの抜歯なので昔のイメージしか残っていなくて、あの麻酔注射の痛さが蘇ってくるんですねぇ

それでも、いつまでも延ばしておくわけもいかないし、傷の治り具合のことと、おそらく抜歯後はあまり食事も取れないんじゃないかと考えてこの連休前に決めました
休みの間なら歯磨きや消毒もマメにできるからね

ただ、食事については、おかゆとかゼリーとか“大人の離乳食”などを準備しといたほうがいいかなぁ? なんて考えてたけど、先生に聞くとアルコールや刺激物を避ければ大丈夫ということで安心

そしていよいよ麻酔です

注射を覚悟していたら、先生が手にしたものは先が細いエアスプレーのようなもの…

それを歯茎に押し当てるとあっという間に唇が痺れて3倍くらいに腫れた感覚になり、内側にも押し当てると、あらあら顎も頬も痺れて口が開いているのか閉じているのかも分からなくなっちゃいました
ぜ~~んぜん痛くなかったです

いやぁ~~すごいですねぇ~医学は進歩してますねぇ

安心したのもつかの間、レントゲンから、歯がだいぶ曲がっていて内側なので掴みにくいため、特殊な抜き方になるとのこと

特殊って…どれだけの特殊さなんだろう…

ま、されるがままなんですけどね

まずは、頭を抱えられ歯をグリグリされて、その歯を掴むための穴を開けられ、トンカチで叩かれ…

トンカチ?

目を閉じていたので実際にはどんな形だったのか分からないけど、頭に響くのは“トンカチのカンカンカン”という音でした

2回ほど叩かれた次の瞬間には「抜けたよ」という先生の声

処置台を見ると“への字”に曲がった歯が

なぜかちょっと笑っちゃいました

この歯は40年以上も私の口の中にいたので愛着もあり、持って帰りました

抜いた後の傷からの出血はなかな止まらなくて、多くはないけどじわじわといつまでもにじみ出てくるのがやっぱり気になったけど、夕食は普通にしてもいいとのことだったので、うどんをゆっくりゆっくり一本づつ食べて(でも麻酔がまだ残っているので、唇を噛んじゃうんですよね)、歯を磨きうがい薬で消毒し、感染予防の薬を飲んで就寝

麻酔が消えても痛みはほとんど無くて、翌日朝には内側の歯茎はもう元に戻っていました

消毒のために歯医者に行くと「傷はきれいに直ってきているので心配はいらない」とのことで、飲み薬とうがい薬とでケアしながら過ごし、本日は2ミリほどの傷になっていました

あとちょっとですかねぇ
油断しないようにあとちょっと、ガマンです