絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

あ@仮想はてな物語 東方の鼻人  37/58

2020-09-24 07:04:13 | 仮想はてな物語 

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読経なら、ラジカセがあります。
これも何兆回でも平気で唱えます。
人間のように疲れたり、誤読をしたりはしません。

本来、仏の道は、無形のはずです。
形で表わすということは、あくまでも方便に
すぎません。
無形のものに序列をつけるのは
おかしいはずです。
序列とは、人の心と心との間に
差別をつけるものです。
心に差別をつけるということは、
結局は、身分制とあまり大差はない
のではないでしょうか。
より巧妙な差別が生じるような
気がいたします。

内供奉の高僧にしてからが、
一歩心の中に踏み込めば、
寺小僧以下であるかもしれないのです。
これは明らかに、仏の道のルールに
違反していると思います。


つづく


あ@仮想はてな物語 東方の鼻人  34/58

2020-09-21 07:11:42 | 仮想はてな物語 

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苦にも上下の差があるはずです。
苦には、度合いがあると思われます。
そして、個人差があると思います。
軽い苦の上に、重い苦がのしかかりますと、
軽い苦は苦ではなくなるはずです。
ひょっとしたら、言葉が過ぎるかもしれませんが、
軽い苦は楽に変わるかもしれません。
重苦は軽苦を駆逐するように思えます。

内供センパイの鼻苦は重苦です。
この苦があるかぎり、他の苦しみを苦しみとは
感じなかったのではないでしょうか。
少なくとも、禅智内供センパイの
50過ぎまでの人生においては、
そのようであったようです。
実に、腸詰め鼻は、内供センパイの生の苦を
一手で支えた大黒柱だったようです。
そういう意味では、鼻神さまとして
崇め奉るべき存在で
あったのではないでしょうか?


つづく

あ@仮想はてな物語 東方の鼻人  13/58

2020-08-31 06:32:13 | 仮想はてな物語 

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 なお、ここからは、親しみをこめて、
 禅智内供どのをセンパイと呼ばせて
いただきます。

 ワタシも、そういう世界に入りたい。
 彼に、あやかりたい。

 塩田さんの解説によれば、
簡単に解脱できそうです。


つづく

あ@仮想はてな物語 東方の鼻人  8/58

2020-08-26 06:51:40 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかおじさんぐるーぷ


 そこで、
 ワタシは、小説「鼻」を利用して、
 自己改革を試みることにしました。
 よくよく考えてみますと、書物の中に、
人生の示唆があったのです。

 今更、ワタシは整形手術を受けようとは
思いません。
 かといって、自力で悟りの世界に達することなど、
 とうてい不可能のように思えます。

 そのため、「鼻」の持つ書魂に救いを
ことにしたのです。

 ここで、ご専門家のセンセーにご登場願い、
 彼の人の目を通して、
「鼻」を読んでみることにしましょう。
 これは、ワタシの独断と偏見を断ち切る、
 有効な手段ともなるように思えるからです。


つづく

あ@仮想はてな物語 姫去りて・ストーリィ  68/72

2020-08-14 05:56:48 | 仮想はてな物語 

      
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「わしらは、みんなシルバーパスをもらっているんじゃが、
 今日は急いでいたので忘れた」
「では、歳が分かるものをお持ちですか」

「そんなもんあるかい」
「シワを見んかい」

「そう言われましても。もし、お忘れなら切符を、
 お買い求め下さい」
 そこにガラッキーが現われた。

「ウッフオーン」




つづく