絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな ゆふかひストーリィ  2/後6・5

2015-03-31 07:36:03 | 仮想はてな物語 


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絵じゃないかおじさんぐるーぷ




 * 「薮の中」異聞

 初江王の第2チェックから変成王の第6チェックまで、
 すべて全員が、60点を保つことが出来た。

 ただ、私だけが、第5チェッカーであり、
 地獄界の総責任者でもあるエンマ大王から、
 別の部屋に連れ込まれて相談を受けた。

 例の「薮の中」についての犯人捜しであった。
 3人が3人とも違った主張して困っているらしい。
 今だに判定を出しかねているので、
 オッさんの意見を聞きたい、ということであった。

 今も、3人は、別々の部屋に入れられていて、
 審理の最中らしい。

「薮の中」は芥川龍之介はんの作品で、
「良ヒネ・秀香親子」の話と「むーみぃ姫」の、
 話の間に、書かれた短篇小説である。

 若狭の国の武弘と真砂の新婚の若夫婦が、
 京から若狭に帰る途中、野盗の多ジョウ丸に騙され、
 本街道から、かなり入り込んだ、
 薮深い杉むらに連込まれる。

 杉に括りつけられた武弘の眼前で新妻の真砂が、
 多ジョウ丸に手ごめにされ、その後、
 武弘が死んだという話である。

 はたして、武弘は、殺されたのだろうか? 
 殺されたとすれば、犯人は、多ジョウ丸か?
 それとも、新妻の真砂か?
 はたまた、武弘が、言い張るように自殺なのか?

 武弘たちは、3人が3人とも違った主張をしているのだ。
 これでは、次のループ界に送れるわけがない。
 エンマ様とて、悩むのは当たり前。
 観女・センティが、10回は読んでおけ、
 という意味が、やっと分かった。

「大王はん、何で、私なんかの意見を聞かれるのですか?」
「お前に限ったことではない。いろいろな者の意見を聞き、
 そのうち早く判定を下して、次の世界に
 送ってやらねばなるまい。しかし、残念ながら、
 今だにこれといった意見も見つからない。
 わしの持っている水晶の鏡にも、薮や杉の枝が、
 邪魔をしてよく映らないんじゃよ。
 それに、3人とも意地になっているので、
 どうしようもないんじゃ。
 オツさん、一発画期的な意見を頼むよ。
 筋さえ通っていれば、採用してもいい」

 ああ、犯人捜しだったのか?
 エンマはんは、髭もじゃらの恰幅の、
 いい50歳すぎの男だった。
 目のまわりには、大きく見せようとしているのか、
 化粧が、施してあった。
 聞いていた程には、恐くはない。

 私は、多ジョウ丸のような輩も許せない。
 力づくで、人を屈伏させたり、
 人を思い通りにする行為には、我慢できない。

 奴は、人間のクズだ。
 こんな輩は、地獄送りも致し方あるまい。
 同情の余地など、微塵もない。

 しかし、真砂の行動にも納得しかねる。
 彼女は、彼に犯される前に、
 小刀で死ぬべきだったと思う。
 それが、私の美学だ。

(これは美学だから、現実とはかけ離れている。
 そうあればよかったのに、ぐらいの話である。
 人間に、生まれてきて愛する者は、たったの一人。

 膚を許すものも、もちろんその人だけ。
 それが、人であることの望ましい姿だと思っている。
 これは超個人的な考えだから、私の頭の中で、
 生き続けたとしても、差し支えはあるまい。

 人類が続く限り、そう思う者、出来る者、
 いいと思う者が、納得してくれれば、
 それでいいように思う)

 その話は、そのぐらいにして、
 犯人捜しに戻るのだが、私は、3人の共犯だと、
 思いつきを言ってやった。
 エンマはんは、ふーん、そんな考えもあるのかと、
 感心して聞いてくれたので、
 この人は、聞く耳を持っているなと、好感を抱いた。

 武弘は、新妻の多ジョウ丸に接する態度を見て、
 彼女に絶望し、ひいては、人間にも絶望した。

 最も信頼する人間に裏切られたためである。
 仕事も怠惰の繰り返しで展望も開けていない。
 そのため、生きている望みが、全て断たれたように思い、
 人生が嫌になってしまう。

 多ジョウ丸という野盗にも、人間的な敗北感を感じた。
 それに、田舎にも大手を振っては帰れはしない。
 京で、素晴らしい女を娶ったと、吹聴しているからだ。

 彼は、自殺する決心をする。
 縄をほどいてもらい、小刀で胸をついたが、
 ある程度ついて、止めてしまった。
 血が、流れている。
 元来が、気の弱いタイプである。
 真砂が嘲る。
 が、一度徹底的な敗北感を味わった人間は、
 そうそう立ち直れるものではない。
 彼は、多ジョウ丸に殺してくれと頼む。
 多ジョウ丸は、無抵抗の人間を殺すには、
 興味が湧かない。

 そこで、真砂に頼む。
 彼女も自分を守りきれない夫に、失望していた上、
 身体を許した男が、この世に二人もいては、
 悩みのタネとなるので、自殺に協力することにした。

 しかしながら、女の慣れない刀使いでは、
 心許ないので、多ジョウ丸に手助けしてもらうことにする。
 真砂が握る太刀を、後から多ジョウ丸が支え、
 二人でグサリと、ためらい傷の残る痕に、
 ぴったり重ねて、突き刺した。

 というような次第で、
 これは、3人の共犯である。

 これは、自殺か?
 他殺か?

 小刀でついた傷口から、
 血が噴き出していたのは、事実だ。
 しかし、それが致命傷であったかどうかは、
 今となっては、判断の仕様がない。
 そのためらい傷で死ぬかどうかはわからないが、
 病院は近くにはないし、精神的な苦しみから、
 いずれは、自殺を図る身である。

 私の思いつきを聞いてから、
「なるほど。そういう見方もあったかね。
 とすると、この件では、みんな地獄送りとは、
 ならないなあ」と、エンマ大王が言った。

「地獄送りは、酷だと思うけど、
 武弘をそういう風に追い込んだ罪は、
 大きいのでは、ないですか?」

「しかし、実際人を殺してないとすると、
 そうそう重い罪は、きせられまい」

「いや、同じではありませんか?
 同罪ですよ。人を、そんな立場に追い込む奴は!」

「そりゃ、そうだが、そんなことをしてると、
 人間なんて全員、地獄送りになるぞ」

「仕方ないんじゃないですか。もし、それが
 人間の本当の姿であるのなら」
「オッさん、君は、ちょっと極端すぎる」

「すみません。武弘の生き方が哀れでなりません」
「前世からの因縁だよ。彼は、前の世界で、
 誰かを、そういう目に遭わせている」

「ということは、真砂も多ジョウ丸も、
 そういう、ひどい目に遭っていたんですか?」
「そうじゃよ」

「じゃ、そのし始めは一体誰ですか?
 一番、最初に悪いことしたのは?」
「誰じゃろな。わしも名前までは忘れてしもうた。
 そんなことより、生きとし生けるものは、
 輪廻から解脱しなければならないんじゃよ。
 分かるか、オッさんよ!」

「よくわかりません・・・ 
 悪は減ってゆくものですか?
 増えてゆくものですか?」 

 私には、難しい質問だったので、
 話題をそらして、逆に質問してみた。
 エンマ大王も、分野外の仕事なので、
 それ以上は、言わなかった。

「わしらも一生懸命やっとるんだが、
 何1,000年経っても、ちっとも減らないなあ」
「ということは、何かやり方が、悪いんじゃないですか?」

「オッさん、君は、ズケズケ物を言うヤツだなあ。
 人に嫌われるぞ。わしに喧嘩を売って来るヤツは初めてだ」
「すみません。こういう機会でもないと、
 アナタと、お話できないものですから」

「ま、よかろう。好きなこと言え」
「ありがとうございます。でも、よく準備してないので、
 もう、これ以上はありません。また考えておきます」

「話は変わるが、武弘が自殺したい気持はわかったが、
 あとの二人は、何故、人を殺したと言い張るのかな?
 二人にとって、メリットは、ないだろ?」

 痛い所をついてきた。
「それは・・・・・」

「それは、3人が仕組んだ狂言ですよ。
 真相がわからない限り、その罪は、
 問われないでしょう。現に、今だに、
 こうして判断に苦しんでいるんだし・・・
 地上では、おそらく全員が、分けのわからぬまま、
 うやむやに処理されたのでは、ないでしょうか?」

「ふむ。なるほど。では、何故、そんなことするんだい」
「やはり自殺は人聞きが悪いし、悪いことですから。
 それに、いくら本人が殺してくれと言っても、
 手にかけるのは、なお悪いことですから。
 恐らく、他人もそんなことは、信用しませんでしょ。
 それなら、いっそ3人で迷宮入りさせようと、
 仕組んだのではないでしょうか?
 だから、これは、一人ひとりではなく、
 いつも、3人が口裏を合わせて、言っているでしょう。
 それが、何よりの証拠だと思うのですが」

「うん、君の意見も参考の一つにしてみよう。
 変わった意見なので、いつか何かに使えるかもしれない。
 ありがとう。時間を取ってすまなかったな」
「いや、お会い出来てお話し出来るなんて夢のようです。
 言いたいこと、言わせてもらって、すみませんでした」

「では、気をつけてゆけよ。出来ることなら、
 こんな世界には二度と来るな。
 しっかり勉強して解脱しろよ、な」

(エンマはんには悪いが、この私、
 宗教は、あんまり好きではないのです。
 すんまへん)

  つづく




あ@英訳ドン作川柳集890 大しわに小じわ予測でしわだらけ

2015-03-31 07:34:42 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに小じわ予測でしわだらけ







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    大しわに小じわ予測でしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
     Wrinkled with fine lines predicted large wrinkles 

            ↓           
     細い線でしわは、大きなしわを予測し 
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)341 今日もまた日が過ぎてゆくどこそこら

2015-03-31 07:33:19 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  341 今日もまた日が過ぎてゆくどこそこら



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Where so that day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

どこので、その日ゆく過去にも、今日






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・

あ@おつとめ160 Fドビ絵 仕事わからず べそ涙

2015-03-31 07:32:10 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  Fドビ絵 仕事わからず べそ涙




  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


    Fドビ絵 仕事わからず べそ涙      ドン作(ちふ+)

          ↓
    Beso tears do not know F D'picture work 
  
          ↓
    ベソの涙は、F D'の映像作品を知らない

 


a@(Quiz-my answer)841 0101012 3922843 55843 

2015-03-31 07:30:27 | Num川柳 


0843=おはようさん→Good morning Mr.→おはようさん

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。

英語は、お強い。
けれど、日本語も、ちょこっとは世界語に? と・・・・・
数字を書き連ねるだけで、世界に通用する。
すべてでは無く、話のついでに。
日本語のちょこっとの主張です。


   ・NUM川柳=NUMERICの川柳

【 WWW対応=だぶさん備え=ワープロ感覚でのネット参加 】


数字日本語の世界語化を夢見て213(じいさん)。


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 * 721046? (傘;傘;)  my answer


  841 0101012 3922843 55843 
  
      おとといに 昨日休み 午後休み



      OTOTOINI  SAKUJITUYASUMI  GOGOYASUMI



   

      ほんやっ君のとある英訳→とある和訳戻し ;
       
       The rest yesterday afternoon to rest the day before yesterday
               ↓
       残り昨日の午後は、一昨日を休まする




                           8”18”1 


411270!=YOI1NITIO!→よい1日を!→Have a good day!→良い一日を!

8”18”1=バイバイ.→Bye-bye→バイバイ

914”=QUIZ