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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
人間は、そういう事が、出来る唯一の動物なのですから。
ショートク太子が、この山に登って来た時、
たまたま、この柳に彫り込んだ文字を、見つけました。
柳は、枯れなかったんですね。
太子が、この文字に見入っていると、
どこからともなく、白髪の老人が現われたそうです。
その老人は、太子に向かって、
この柳でガッティを、刻むように進言したということです。
ついに、柳は生命を断たれることになりました。
カンノンはんは、色々な木で彫刻されるんですねえ。
椿の木もありました。
楠木、柏、桂、槻栴檀、白檀、榎とあります。
元は、みんな生きていた木なんですよね。
ここがセンティたちの悩みのタネでもあります。
身体を用意されて、
「はいどうぞ」と言われると、
入らないわけにはゆかないし、
単純に、ホイホイと入れば、
殺生を黙認することにも、なり兼ねないのです。
つづく
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