絵じゃないかおじさん

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ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

あ@仮想はてな物語(逸話) 洞川林道トカゲのチークダンス(1/3)

2019-02-04 09:07:54 | 仮想はてな物語 

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 * 洞川林道トカゲのチークダンス (003)


 Sサヤカに乗って、吉野の林道を洞川に向かって走っていた。
 人っ子ひとり、家一軒ない。
 もちろん、車やバイクにも一台も会わない。
 薄暗い山の林道小道。
 背筋がぞくぞくする。
 あたりには霊気が漂っているようである。
 私は、一休みすることにした。
 道端に横になった。
 少し眠りたかった。
 半分恐ろしい気もしたが、疲れには勝てない。
 数十分ほど眠っただろうか?

 起きてタバコを吸った。
 ふと林道の少し先の方で何かが動いているような気配がした。
 目をやると林道の真ん中で、トカゲが2匹、
 何とチークダンスを踊っているではないか。
 2匹のトカゲが足と尻尾で立ち、手をお互いの身体に回して頬を寄
 せ合い、クルリクルリとチークダンスを踊っているのだ。
 ステップも上手にふんでいる。

                             つづく


あ@仮想はてな物語  洞川林道トカゲのチークダンス(2/3)



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 おお、何と素晴らしい!!

 私は思わず拍手をした。

 しまった! 

 彼らは、その音にビックリして、お互い反対の方向にスパッと
 竹を切るように離れて消えてしまった。

 ああ、すまないことをした。

 許せ! トカゲ君たち。


 林道の 人里離れた 奥道で
  2匹のトカゲの チークダンス

(トカゲのうた:おいオッさん こんなとこまで やって来て
           ワテらの生活 脅かすなよ)



 大拍手 思わず送る そのダンス
  トカゲばらにも あるのか芸術

(トカゲのうた:自惚れるな オイラの生活 素晴らしい
          ダンス・哲学  朝飯前)



                             つづく


あ@仮想はてな物語  洞川林道トカゲのチークダンス(3/3)



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 延び続く 林道静かに 木洩れ陽が
  ユラユラ落ちる 夏の一刻

(トカゲのうた:早く行け 我らの結界 汚すなかれ
           君らの世界は も少し下等)

                                ち ふ


                      
  この項おわり


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