絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

あ@仮想はてな物語 嘆きのゴキオーラ 21/61

2020-01-11 06:49:27 | 仮想はてな物語 

  copyright (c)ち ふ
    絵じゃないかおじさんぐるーぷ


麦茶を沸かしていたのだから夏の前後ということになる。オレは大体朝起きるのが早い起きれば夏場なら2つのヤカンでお湯を沸かしている。一つは朝のコーヒー・紅茶用、もう一つは麦茶用である。その日は恐らく会社が休みの日だったのだろう。

昼前にOさんがものすっごい悲鳴を上げた。オレは何事が起こったのかと驚いて飛んでいった。飛んでいったのだから、多分、隣の部屋にいたのだろう。顔が真っ青になっていてオレを睨みつけたのだ。

ヤバッ!
オレ何をしでかしたのだろう? 胸の中を掻き回してみたが思いあたる節はない。咄嗟に居直ってやれ! と何処からか指令がきた。
「どうしたの!!!」
「ヤカン洗ったの!!!」 もう朝の事などすっかり忘れている。
「ヤカン?」
「そうっ! 麦茶のヤカンよっ!!!」


つづく

コメントを投稿