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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
<ドン作雑文集より>
平成初めの頃です。
イモンガーは、鼻髭を剃り、小ざっぱりとして待っていた。それにしても観音はんの声は、力を持っている。
下ピーに私を紹介して貰った。ウン、何となく似ているので、親しみが湧く。私は、オッさんと名乗っておいた。またまた、三人乗りで生駒まで、帰った。
平日なので、暴走族も少ないため、交通の取り締まりも緩やかだった。それでも、念のため、裏道ばかりを走ったので、時間は掛かった。生駒で彼らを降ろし、私はサヤカと帰路についた。
イモンガーには、明日からはバラ色の生活が待ち受けている。ウソも方便とは言え、彼には、観音様じきじきのお言葉、一生消え去ることはないであろう。その言葉を信じ、選ばれた民として、自信たっぷりに生きてゆける。
つづく
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