*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

サンチャゴ巡礼2010 (第19日目) Pilgrimage to Santiago 2010 (19th day)

2011-12-13 | スペイン巡礼 Pilgrimage in Spain
サンチャゴ・デ・コンポステラ大聖堂正門 Facade of Cathedral of Santiago de Compostela


巡礼第19日目(2010年5月15日) 19th day (May 15th, 2010)
モンテ・デ・ゴゾー → サンチャゴ・デ・コンポステーラ 5km (天気:曇)
Monte do Gozo → Santiago de Compostela 5km (Weather: Cloudy)

  今日は、いよいよ待望のサンチャゴ・デ・コンポステラ大聖堂を拝観できると思うと心が躍ります。モンテ・デ・ゴゾーの巡礼者用アルベルゲを出発したのは、7時50分でした。ここから大聖堂までは5kmの行程ですので、足も軽やかです。

  15分ほど歩くと、サンチャゴ・デ・コンポステラ市内への入口を示す標識がありました。更に4-5分ほど進んだ所に、聖人の像を各側面に飾った四角柱のモニュメントがありました。


聖人の像を飾ったモニュメント 
Monument decorated with many saints at entrance of Santiago de Compostela

  ここから暫らくは新市街を歩きながら市の中心部に向かいますが、この日は土曜日だったので、自動車も人通りも少なくひっそりとしていました。


市の中心部に向かう道 Pilgrim road toward city center

  大聖堂は旧市街の中心部にありますが、サン・ペドロ通りを歩いていると旧市街のある丘が次第に視界に入って来ました。 


道の向こうに見える旧市街 Old town seen at the far end

  8時半頃、旧市街の入口、巡礼路の門(Porta do Camino)に到着しました。ここからはダス・カッサス・レアールス通りの坂道を登ってゆきますが、間もなく街路の向こうに大聖堂のタワーが見えてきました。


旧市街の上に見える大聖堂のタワー Spires of Cathedral seen above the houses of old town

  その後セルバンテス広場を通り過ぎて間もなく、悲願だった大聖堂の一角、インマクラダ広場に到着。到着するとすぐに、9時を知らせる大聖堂の時鐘が鳴り渡りました。感無量です。


インマクラダ広場から見た大聖堂 Cathedral viewed from Plaza do La Inmaculada

  さて、インマクラダ広場から見て大聖堂の左側に歩いて行くと、階段の下方にキンタナ広場を見下ろすことが出来ました。その広場には、聖なる門(Puerta Santa)の前で大勢の善男善女が列を成していました。


聖なる門の前に前に並ぶ参拝者たち Visitors waiting in front of Puerta Santa, or the Holy Door)

  階段を降りてこの広場を横切り、ゆっくりと時計回りに大聖堂を一回りしました。キンタナ広場に戻ると、この広場に面するバールに入り、トルティーアとカフェオレの朝食を取りながら、聖地に着いた感動をかみしめました。


朝食を取ったキンタナ広場のバール Cafe at Plaza da Quintana where I took brekfast

  それから、旧市街を散策しようと思い、インマクラダ広場に戻ると、ばったりと顔見知りのオーストリア人巡礼者と出会いました。再会を喜び合い、大聖堂の反対側にあるサン・マルティン・ピナリオ修道院の前で、記念写真を撮りました。


サン・マルティン・ピナリオ修道院の前で撮ったスナップ(右側が私)
Snapshot taken in front of San Martin Pinario Monastery (myself at right)

  その後先ず、旧市街で向かった先は、巡礼事務所でした。ここで、巡礼証明書を発行して頂くためです。事務所は2階ですが、証明書の発行を求める巡礼者が階下の入口から並んでしました。


巡礼事務所のあるビルの入口 Entrance to building housing the Pilgrim's Office

  巡礼事務所で、今までに歩いて来た巡礼地のスタンプを押したクレデンシアルを提示し、いくつかの質問答えると、巡礼証明書を頂くことがことが出来ました。


巡礼証明書 Compostela Certificate

  巡礼証明書はラテン語書かれていましたので、文章は理解できませんが、私の名前と証明書の発行日は、筆記で書かれていました。

  この後、迷路のような旧市街をぶらつきながらホテル探しをしました。しかし、旧市街のホテルはどこも満室でした。従って、旧市街の周辺を訪ね歩いた所、ガリシア広場に面するひとつのホテルでやっと空室を見つけることが出来ました。そこは、Universal Hotelという名前のホテルで、宿泊客は、英語、フランス語、ドイツ語を話す人たちなどで、まさにユニバーサルでした。

  
私が宿泊したホテル I stayed at this Hotel located at Plaza de Galicia

  ホテルで一休みすると、再び大聖堂付近まで散歩に出かけました。ホテルから大聖堂までは、400-500mほどの距離ですので、とても便利でした。

  大聖堂付近まで来ると、大勢の人々で賑わっていました。この日は、フェスタ(お祭り)の日だったのです。太鼓やラッパのマーチングバンド、民族衣装を着た女性たち、ヒガンテス(巨大人形)のパレードなど、異国情緒溢れる光景に釘付けになって見入りました。この様子は、巡礼第19日目-続として、別途投稿いたします。

  ところで、この日の夕方6時に、フランツらのスイス人と大聖堂の正門前で待合わせの約束をしていました。夕食を一緒にしようと考えてのことです。待合わせ場所に出かけると、他にオーストリア人のシルビア、及びイタリア人男女の二人連れもやって来ました。そこで、今夜は合計6人で、聖地安着を祝う食事会を開くことにしました。

  旧市街の海鮮レストランに入り、お互いに巡礼の思い出や今後の予定を語り合いました。国籍はバラバラなので、英語を共通語として使おうとしましたが、イタリア人は英語が苦手でした。しかし、フランス語はOKと言う事だったので、他の人たちも了解し、フランス語で会話をすることになりました。

  テーブルに就くと、先ずは聖地に無事到着したことを祝し、Sante!(乾杯!)をしました。皆上機嫌で、いつもより上等のワインを飲んで盛り上がりました。メイン・ディッシュとして、私は海鮮のパエリアを頂きましたが、エビ、イカ、ムール貝などが豊富で、コクのある味わいを堪能しました。

  明日は、皆で大聖堂の“聖なる門”の前で、朝9時に集合し、聖ヤコブの墓にお参りをする約束をして、お開きにしました。


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