*** Plaisir de voyager ***

非日常的な旅で遭遇する色々な体験のお話です。Various enconters in unusual travels.

サンチャゴ巡礼総集編(巡礼中の食べ物 ) Pilgrimage to Santiago, Summary(Pilgrim food)

2013-01-19 | スペイン巡礼 Pilgrimage in Spain
ログローニョのバルで、天井から吊り下げられた生ハムの塊
Jamon serrano hunging from ceiling at Rogrono bar


  スペイン巡礼の旅路における命の綱、食糧事情はどのようなものでしょうか?基本的に、最低限の食品を常に持ち歩くことが不可欠です。でも、辺鄙な地域を長時間歩いてやっと村里に辿り着き、バル(Bar)やアルベルゲ(Albergue)を見つけると、ホッとします。そこでは必ずビール(cerveza)やワイン(vino)、そして何らかの食べ物にありつくことができるので、、オアシスの様な存在です! 具体的に、体験談をお伝えします。

1.朝食
  公営あるいは教会が運営しているアルベルゲには、自炊設備はありますが、レストランはありません。したがって、自炊の準備がなければ、朝食も夕食も外食となります。一方、民営の場合は大抵レストランが付設されているので、便利です。

  アルベルゲにせよ外部のレストランにせよ、通常は質素な献立です。内容は、パン、バター、ジャム、コーヒーがスタンダードです。時には、スープや果物が出ることもあります。料金は2-3ユーロ程度です。

2.軽食、おつまみ
  バスク地方では、ピンチョス(pinchos)と呼ばれる軽食がポピュラーです。小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられています。私は、パンプローナで人気の高いピンチョスのバルに行ってみました。カウンターの上に並べてあるピンチョスは、ビールやワインのおつまみとして最適です。尚、写真に写っているカウンター手前に備えられた白鳥の首に似た器具は、生ビールのビール・サーバーです。

バスク地方の伝統的軽食、ピンチョス

  スペインでは、カウンターの上に熟成した生ハムの太い肉の塊が吊り下げられたバルも、あちこちで見かけました。肉の塊をスライスしてお客に出してくれます。とても美味ですが、特にイベリコ豚は絶品です。(記事冒頭の写真参照)  

  サンチャゴ・でコンポステーラの市場では、新鮮なタコ(pulpo)を売っていました。注文すると、その場でタコの足を刻み、オリーブ・オイル、あら塩、パプリカの真っ赤粉をかけて、あっという間にタコ・サラダ(ensalada de pulpo)を作ってくれました。ビールとの相性は抜群でした。


タコのサラダ(サンチャゴ・デ・コンポステーラにてビールのおつまみとして)

  また、バルに入ると飲み物と同時に手軽に軽食を食べることもできます。カウンターには、トルティージャ(tortilla)とか、菓子パンなどを置いてあるので、小腹が空いたときには便利です。トルティージャは、スペイン風の大きなオムレツで、ピザのように切り分けてお皿に並べられています。そのほかに大抵どこでも、オリーブのオイル漬、ポテトチップ、ピーナッツなどが置かれています。  

3.携行食
  巡礼者は、毎日25-30kmの距離を歩きますが、人里離れた僻地とか山地が多いので、水と非常食は必携です。非常食は、パンとチーズまたはハムを2-3食分用意しています。その他、果物、チョコレート、菓子パン、チョリソーなどを適宜携行します。

  私はスペイン語は全くダメですが、agua(アグア)=水、pan(パン)=パン、queso(ケソ)=チーズ、jamon(ハモン)=ハムなどの必須単語を覚えました。これらは、村のパン屋などで売っていますが、通じる言葉はスペイン語オンリーであり、英語やフランス語は全く通じないからです。


ララソアーナへ(Larrasoana)の途中で、フランス人仲間と野辺で休憩


巡礼者が水を補給できるように、ところどころに給水所がある。

4.巡礼仲間と飲食
  巡礼地のレストランには、巡礼者メニュー(menu del peregrino)というセットメニューがあり、7-10ユーロ程度なので割安です。前菜、メイン・ディッシュ、デザート、コーヒーとセットになっております。前菜はスープかサラダ、メイン・デイッシュは肉か魚、デザートは果物、ケーキあるいはアイスクリームを選べるので便利です。尚、アルベルゲの夕食では、ビールやハウス・ワインが飲み放題です。但し、ハウスワイン以外のワインを頼むと、有料となります。

  レストランは、憩いの場であるとともに、他の巡礼者たちと一緒に食事をして、親睦を深める場でもあります。


ビアーナ(Viana)のレストランに備えられたテラス席にて昼食


サン・ニコラース(San Nicolas)のアルベルゲで夕食のひと時 

5.いろいろなスペイン料理
  巡礼路は大西洋から近いので、食材として魚(pescado)が豊富でした。私は血圧が高いので、肉は控えめにしてメインディッシュはなるべく魚としていますので、とても助かりました。

  スペインでは、メルルーサがポピュラーな食材でした。ちなみに、語源はスペイン語でその綴りはMerluzaであることを知りました。


メルルーサ料理、ブルゴス(Burgos)での昼食

  カミーノの沿道には、羊の牧場も多く、ラムもポピュラーな食材です。


ラムのランプ、ブルゴスでの夕食

  又、あちこちのレストランで、私の好物である海鮮料理(mariscos)やパエリア(Paella)を楽しみました。


魚のフライとポテトチップ、トリア・カステーラ(Tria Castele)での昼食)


海鮮料理、アルス-ア(Arzua)での夕食


パエリア料理、サンチャゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compoatela)での夕食


Comments (2)    この記事についてブログを書く
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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しそう (良治)
2013-01-27 09:07:52
私もスペインにいるつもりで楽しませてもらってますよ
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2023-05-14 19:51:46
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