植物のふしぎ

植物をはじめ、生物のふしぎな生態をレポートします。
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ミニトマトを輪切りした時の発見

2024年08月21日 | 植物の生態

ミニトマトをたくさん輪切りにしていたらタネが入っているお部屋(子室)の数に違いがあることに気づきました。トマトもナス科のため構造は、以前示したナスの輪切りと似ています。部位の名前を下の写真に書き入れておきました。

3日に渡り収穫したミニトマトを輪切りにして調べました。品種は「ぷるるんミニ」です。

すると子室の数は、上の写真のように2のものと3のものがありました。それ以外の数はこの3日間では見られませんでした。その比率を見てみると・・

3子室の個数 1日目:21個中4個、2日目:18個中4個、3日目:21個中6個。この3回を合算すると、60個中14個が3子室となり、平均23%、約2割が3子室という結果になりました。実の大きさとの関連はなく、3子室だから大きな実になるということもありませんでした。ナスの回でも述べましたが、花芽分化時の栄養状態に影響するようなので、もっと多肥だった場合にはその比率が上がっていたのかもしれません。

トマトもナスと同じように心皮が集合してできた果実です。ナス科では、集まる心皮の数に厳密性がないためにこのようなことが起こります。オクラの輪切りで見られるように必ず5角形5子室というのと対照的です。


ここからはミニトマトの品種についてのお話。トマトほど品種によって味の違いが出る野菜はないのでは?と思うくらいです。なので品種選びはかなり重要。

今年は「ぷるるんミニ」と「シュガープラム」を栽培してみました。ぷるるんは接木苗で購入し地植えしました。シュガープラムの方は30リッターのプランターに一株植えて育てました。去年までは18リッターに一株植えしていたのですが、やはり土の量を増やすと実り方が良かったです。定植する時、30リッターだと2〜3株植えられそうな気がするのですが、そこは我慢して一株だけにしておくのが吉です。皆様にも大きなプランターを使うのをお勧めしますよ。

そして肝心のお味について。ぷるるんは丸い実で皮が薄くて表面がピカピカ輝いているのですよ。見た目がとっても印象的。あ、これ写真載せなきゃ、な話題でしたね。今回撮っていないので興味のある方はググってください。もちろん果皮も口に残らず食味良好。ただ、実の表面にかすれというか汚れが目立つことがあります。ダニ被害には弱いかもしれません。それから鳥も好きなようでかなり喰われました。

シュガープラムは前から気になっていた品種です。というのも農業系ユーチューバーの塚原農園さんでトマトの味比較動画で高評価されていたもので。今年ホームセンターで見つけたので自根苗を購入。こっちは味に感動です。名前の通り甘いのは確かで味のバランスも良いと感じました。皮はぷるるんより厚いのかも ですが、歯切れが良くて全然気になりません。来年もこの品種、絶対作ろうと思いました。それからダニなど害虫にも強い印象だったし、鳥にもほとんど食われなかったのも好印象でした。

どちらの品種も雨ざらし栽培ですが身割れなく育てやすかったです。

これまで中玉トマトのフルーツルビーEXがお気に入りでした。風味がトマトらしくて私の好み。ただ、皮がしっかりしているので実割れがないのは助かるのですが、皮が口に残りやすいんですよね。そこが残念な点なのです。育て方などで回避できるのでしょうか。良い情報お持ちの方あれば教えてください。

コメント
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