母の命日にむけて

６月のこの時期になると、亡くなった母のことを思い出します。
今年でもう２０年になります。
いつもちゃんとお仏壇にお参りしたりしないので
この時期くらいはちゃんと。。。と思いつつ続かない私です。

う～ん、悲しかったなぁ。
朝目覚めるのが嫌でした。
現実を受け止めるのがつらくて。。。
夢の中には時々出て来てくれていて、
会えると嬉しくってなんだかほんわかした気分で目覚めて、
でも本当はもうお母さんはいないんだ、と思うと
声も無く、う、うっとむせび泣いていました。
朝目覚めた時に見えていた自分の部屋の光景がまだ忘れられません。


２０年前の今日、私は病院にいました。
前の日から病院の廊下に詰めていて
母の手術が終わるのを待っていました。
。。。全然終わりませんでした。
長くかかりました。

一週間後に亡くなることになるなんて
その時は思ってもおらず
最近の医療の進歩は素晴らしい、お母さんが助からない訳はないと
なんだか前向きにしかとらえておらず。。。
手術室から出て、目が覚めて
明日からの入院生活にタオルが必要、コップや歯磨きも必要
パジャマも取りに帰らなきゃというようなことを考えていました。
お母さんはどのパジャマを持ってきてって言うかなとか。

脳出血だったのですが
一度はめた頭蓋骨を出血が止まらないために再び開け、
止血をしていて時間がかかったそうです。
なかなか血が止まらなかったそうです。
血圧が高く、意識も戻らない。
このままだと植物状態になりますと言われました。


楽観的に考えすぎていたことが一つ一つ突きつけられる度にわかり
どんどん暗い気持ちになりました。
意識が戻るまでもう少し待ちましょう。あとは本人の生命力です、と。
。。。あとはもう祈るばかりでした。

マザコンの私。
今までの２０年よくやってこれたな、と思います。