facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

上々颱風 花園神社ライブ

2006年08月12日 | pocknのコンサート感想録2006
8月12日(土)上々颱風 吉例 花園神社コンサート ~真夏の夜の宴~ 

【曲目】
夜明けの歌が聴こえる、当たり前だ節、恋のバカヂカラ、光りを背に受けて、お天道様はお見通し!、ズンドコ天国Part2、仏の顔もIt's all right、愛より青い海、鳥の歌、ハイ・ハイ・ハイ 他



やって来ました、毎年夏の恒例「上々颱風・花園神社ライブ!」。以前は「七夕ライブ」と銘打って7月7日にやっていたのが、何故か数日ずれはじめ、今年はとうとう今日まで待たされた。
昼過ぎから東京はものすごい雷と雨で落雷で山手線も止まるほど。「あ~、またいつかの台風の土砂降りの中でのライブの再来か!!」と覚悟を決めかけていた頃、空はすっきりと晴れて、気持ちの良い涼風が吹いてきた。これも「上々颱風」が吹かせた神風か!


「しゃんしゃんたいふ~ん」って周囲に知ってる人が少ないのが寂しい。でも11枚もアルバム出してるし、テレビコマーシャルに出ることもある。NHKのスタジオパークにも出てたよ!
「あ、知ってる!沖縄のグループでしょ?」
違う違う!リードボーカルの1人の白崎映美は山形出身(?)のズーズー弁。確かに沖縄っぽい歌もあるにはあるが、上々颱風はそれだけじゃあない。「三味線ロック」と称して、このバンドのリーダーの紅龍はエレキ三味線を提げて、ご機嫌のロックを奏でる。それにパーカスの種類もスゴくて世界の民族系パーカスが勢ぞろいする。

ノリノリのリズム、異国的だったり日本的だったり、曲によっていろんな表情を持つ親しみやすく素敵なメロディー、歌詞もバラエティーに富んでいて、そこらの恋の歌なんてこっ恥ずかしいやつじゃなく、世界に呼びかける愛の歌、サンマの歌、じいちゃんばあちゃんの歌… 泣かせる歌あり、踊り出してしまう歌あり、ぶっ飛び系の歌あり、演歌もあり… とにかく楽しい!! 

リードボーカルのエミちゃんはオペラでもジャズでも演歌でも歌えてしまうすごいノドを持ったテクニシャン。笑わせ系のトークも面白い。もう1人のリードボーカルを務めるサトコちゃんは、細くて良く通る高音の美声でしみじみとした歌を聴かせてくれるのがたまらない。コブシ回しも絶妙!この二人がハモると何とも言えない情緒を醸し出す。

とにかくこのライブ、おとうちゃんもおかあちゃんも、おにいさんもおネエさんも、お子様までみ~んなが楽しめる!歌に合わせてみんなで両手を高~く上げてぶらぶらさせて「ちっちゃいことちっちゃいこと気にしない~」といっしょに踊っていると、ホントにイヤな気分がスカーッと飛んでっちゃうから不思議。上々颱風を聴かなきゃ本当に損ですよ、そこのお父さん。クラシックばっかり聴いてないで、来年は花園神社ライブにレッツゴー!

いやいや、その前にライブは日本やアジアの国でもやってますって?その通り。上々颱風こそ世界に羽ばたく和製バンドなのです。

ああ、今夜も燃えた!

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