7月22日(土)Wiener Klang
~ウィーンの調べ~
下北沢クラシックホール LIEN
【曲目】
1.シューマン/献呈
2.シューマン/さすらいの心
3.レーヴェ/魔王
4.R.シュトラウス/私は愛を抱く
5.R.シュトラウス/献呈
6.モーツァルト/きらきら星変奏曲 K.265 (Pfソロ)
7.ベートーヴェン/ロマンス第2番 Op.50 (Vn&Pf)
8.メンデルスゾーン/歌の翼に
9.レハール/「ジュディッタ」~「口づけより熱く」
♪ ♪ ♪ 10.モーツァルト/「ドン・ジョヴァンニ」~「シャンパンの歌」、「セレナーデ」
11.コルンゴルト/「死の都」~「ピエロの歌」
12.レハール/「メリー・ウィドウ」~「ダニロ登場の歌」
13.レハール/「メリー・ウィドウ」~「ヴィリアの歌」
14.レハール/「メリー・ウィドウ」~「唇は語らずとも」
(アンコール)
♪ J.シュトラウス/「こうもり」~「シャンパンの歌」
【演奏】
Bar:伊地知宏幸(1~5,10~12,14,E)/Pf:園部菜生子(1~5,10~12,E)/HarMoniE3+(6~9,13,14,E)~S:後藤裕美/Vn:佐々木真弓/Pf:遠藤有香~
オーストリア大使館とオーストリア文化フォーラムの公演を受け、オーストリアに関係したアーティスト達による「ウィーンの調べ」と銘打ったコンサートを聴いた。
最も出番が多く、コンサートの主役を務めたのが、ドイツリートやオペラのアリアを演奏したバリトンの伊地知宏幸さんとピアノの園部菜生子さん。伊地知さんは、磨かれて艶のある声で、骨太で逞しく、作品に真正面から対峙して歌詞を濃厚なテイストで熱く伝え、園部さんの落ち着きのなかに情熱を秘めたピアノとともに、魅力溢れるドイツリートの世界に誘ってくれた。
レーヴェの「魔王」での、さっと入れ替わる歌い分けも見事。子どもの恐怖心と「魔王」の妖しい誘い、父の毅然とした態度、そして最後に「語り」がピアノの重苦しい一撃と共に発する「死(tot)」の言葉の衝撃・・・すっかり物語に引き込まれた。こみ上げる情熱を歌ったシュトラウスの「私は愛を抱く」や、思いを高らかに確信をもって歌い上げた「献呈」もトリハダものだったし、ドン・ジョヴァンニのアリアやレハールのオペレッタのデュエットでの色男ぶりもハマっていて、多才ぶりを披露した。
デュエットの相手役を務め、明るく瑞々しい歌声とお色気も入ったチャーミングな歌に、伊地知さんとのワルツも披露したソプラノの後藤裕美さんは、このコンサートでもう一つの核を成したユニット「HarMonieE3+」のメンバー。HarMonieE3+には、ピアノの遠藤さんにヴァイオリンの佐々木さんも加わり、ウィーンの華やいだ雰囲気を醸し出した。
アンコールでの「シャンパンの歌」は出演者全員による演奏で、満席の開場は大いに盛り上がった。「音楽の都」と云われるウィーンが、いかに多彩で多様な芸術を育んできたかをあらためて実感できるコンサートでもあった。
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4.R.シュトラウス/私は愛を抱く
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6.モーツァルト/きらきら星変奏曲 K.265 (Pfソロ)
7.ベートーヴェン/ロマンス第2番 Op.50 (Vn&Pf)
8.メンデルスゾーン/歌の翼に
9.レハール/「ジュディッタ」~「口づけより熱く」
11.コルンゴルト/「死の都」~「ピエロの歌」
12.レハール/「メリー・ウィドウ」~「ダニロ登場の歌」
13.レハール/「メリー・ウィドウ」~「ヴィリアの歌」
14.レハール/「メリー・ウィドウ」~「唇は語らずとも」
(アンコール)
♪ J.シュトラウス/「こうもり」~「シャンパンの歌」
【演奏】
Bar:伊地知宏幸(1~5,10~12,14,E)/Pf:園部菜生子(1~5,10~12,E)/HarMoniE3+(6~9,13,14,E)~S:後藤裕美/Vn:佐々木真弓/Pf:遠藤有香~
オーストリア大使館とオーストリア文化フォーラムの公演を受け、オーストリアに関係したアーティスト達による「ウィーンの調べ」と銘打ったコンサートを聴いた。
最も出番が多く、コンサートの主役を務めたのが、ドイツリートやオペラのアリアを演奏したバリトンの伊地知宏幸さんとピアノの園部菜生子さん。伊地知さんは、磨かれて艶のある声で、骨太で逞しく、作品に真正面から対峙して歌詞を濃厚なテイストで熱く伝え、園部さんの落ち着きのなかに情熱を秘めたピアノとともに、魅力溢れるドイツリートの世界に誘ってくれた。
レーヴェの「魔王」での、さっと入れ替わる歌い分けも見事。子どもの恐怖心と「魔王」の妖しい誘い、父の毅然とした態度、そして最後に「語り」がピアノの重苦しい一撃と共に発する「死(tot)」の言葉の衝撃・・・すっかり物語に引き込まれた。こみ上げる情熱を歌ったシュトラウスの「私は愛を抱く」や、思いを高らかに確信をもって歌い上げた「献呈」もトリハダものだったし、ドン・ジョヴァンニのアリアやレハールのオペレッタのデュエットでの色男ぶりもハマっていて、多才ぶりを披露した。
デュエットの相手役を務め、明るく瑞々しい歌声とお色気も入ったチャーミングな歌に、伊地知さんとのワルツも披露したソプラノの後藤裕美さんは、このコンサートでもう一つの核を成したユニット「HarMonieE3+」のメンバー。HarMonieE3+には、ピアノの遠藤さんにヴァイオリンの佐々木さんも加わり、ウィーンの華やいだ雰囲気を醸し出した。
アンコールでの「シャンパンの歌」は出演者全員による演奏で、満席の開場は大いに盛り上がった。「音楽の都」と云われるウィーンが、いかに多彩で多様な芸術を育んできたかをあらためて実感できるコンサートでもあった。
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