5月14日(日)KTTトリオとその仲間
スタジオPart f(新宿区)
【出演】
KTTトリオ(Vn:近藤淳子、Vn & Vla:徳澤姫代、Vc:多賀谷志野)、Pf:清水洋子、Cb:山本昌史/お話:清水次男
【曲目】
1.テレマン/オーボエとヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲
2.シモン・ステン=アナーセン/Self-reflecting Next To Beside Besides
3.Jacob Druckman/Valentine (1969)
4.シューベルト/山本昌史編/ピアノ五重奏曲イ長調 D667「ます」
【アンコール】
♪ シューベルト/「ます」第4楽章~テーマと終曲
スタジオのオーナーさん所有のコントラバスの表板
版画を習っているお仲間からのお誘いで、超地元にある音楽スタジオでのミニコンサートを聴いた。演奏の前に、スタジオのオーナーの清水さんからコントラバスについての興味深い話があった。最も印象深かったのは、コントラバスには大きさの規格がなく、3メートルもの楽器があるという話。
演奏では、"KTTトリオ"として活動している3人の弦楽器奏者にピアノとコントラバスが加わり、弦楽三重奏、コントラバスのソロ、ピアノ五重奏といった変化に富んだプログラムを楽しんだ。小さな空間で、演奏者と1メートルもない至近距離で演奏を目と耳で体感でき、そこに満たされる豊かな響きの中に身をおく快感を味わった。
最も刺激的だったのは山本昌史氏によるコントラバスのソロパフォーマンス。ステン=アナーセンの曲は、プロジェクタで投影された山本氏と実物の山本氏によるデュオ。バーチャルとホンモノが見事にシンクロして、様々な奏法で斬新な音を響かせ、ドキドキ気分で見入り、聴き入った。
「ヴァレンタイン」では、弓と打楽器用マレットを随時持ち替えながら、奏者の声も入る作品。マレットで楽器を叩く場所によって異なる響きがして、コントラバスの打楽器としての多彩な魅力?に目が開いた。随所で演奏者が発する声は、叫びだったり、掛け声だったり、呪文のようなものだったりと多種多様。役者張りの声のパフォーマンスも含めて、狙いを定めた通りに明確に音が決まる見事な演奏もあって、前衛音楽真っ盛りだったこの時代を象徴するような作品にすっかり引き込まれた。
「鱒」は、各プレイヤーの生き生きとした演奏によってアンサンブルが瑞々しく豊かにスタジオ内に響き渡り臨場感たっぷり。小さなスタジオでは、コントラバスの音がよりアクティブに聴こえてきて、シューベルトがこの作品にこの楽器を入れた効果が、リアルに反映されていることを実感した。演奏されたそれぞれに楽章には、コントラバスが主旋律を取ったり、リズムが変わったりするアレンジが施されて、更にこの楽器がクローズアップされていたのも面白かった。
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード:「かなりや」(詩:西條八十)
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コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
やめよう!エスカレーターの片側空け
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【曲目】
1.テレマン/オーボエとヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲
2.シモン・ステン=アナーセン/Self-reflecting Next To Beside Besides
3.Jacob Druckman/Valentine (1969)
4.シューベルト/山本昌史編/ピアノ五重奏曲イ長調 D667「ます」
【アンコール】
♪ シューベルト/「ます」第4楽章~テーマと終曲
スタジオのオーナーさん所有のコントラバスの表板
版画を習っているお仲間からのお誘いで、超地元にある音楽スタジオでのミニコンサートを聴いた。演奏の前に、スタジオのオーナーの清水さんからコントラバスについての興味深い話があった。最も印象深かったのは、コントラバスには大きさの規格がなく、3メートルもの楽器があるという話。
演奏では、"KTTトリオ"として活動している3人の弦楽器奏者にピアノとコントラバスが加わり、弦楽三重奏、コントラバスのソロ、ピアノ五重奏といった変化に富んだプログラムを楽しんだ。小さな空間で、演奏者と1メートルもない至近距離で演奏を目と耳で体感でき、そこに満たされる豊かな響きの中に身をおく快感を味わった。
最も刺激的だったのは山本昌史氏によるコントラバスのソロパフォーマンス。ステン=アナーセンの曲は、プロジェクタで投影された山本氏と実物の山本氏によるデュオ。バーチャルとホンモノが見事にシンクロして、様々な奏法で斬新な音を響かせ、ドキドキ気分で見入り、聴き入った。
「ヴァレンタイン」では、弓と打楽器用マレットを随時持ち替えながら、奏者の声も入る作品。マレットで楽器を叩く場所によって異なる響きがして、コントラバスの打楽器としての多彩な魅力?に目が開いた。随所で演奏者が発する声は、叫びだったり、掛け声だったり、呪文のようなものだったりと多種多様。役者張りの声のパフォーマンスも含めて、狙いを定めた通りに明確に音が決まる見事な演奏もあって、前衛音楽真っ盛りだったこの時代を象徴するような作品にすっかり引き込まれた。
「鱒」は、各プレイヤーの生き生きとした演奏によってアンサンブルが瑞々しく豊かにスタジオ内に響き渡り臨場感たっぷり。小さなスタジオでは、コントラバスの音がよりアクティブに聴こえてきて、シューベルトがこの作品にこの楽器を入れた効果が、リアルに反映されていることを実感した。演奏されたそれぞれに楽章には、コントラバスが主旋律を取ったり、リズムが変わったりするアレンジが施されて、更にこの楽器がクローズアップされていたのも面白かった。
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