9月26日(金)MAROワールドVol.10“ヴィヴァルディ”
王子ホール
【曲目】
1.ヴィヴァルディ/3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調P278,RV551
Vn:戸澤哲夫、西江辰郎、白井篤
2.ヴィヴァルディ/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調P388,RV547
Vn:伊藤亮太郎/Vc:上森祥平
★ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲イ短調(「調和の霊感」第6番)~第1楽章
Vn:伝田正秀
3.ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲Op.8-1~4「四季」
Vn:篠崎史紀
【アンコール】
ゆき
【合奏】
Vn:篠崎史紀、伊藤亮太郎、白井 篤、伝田正秀、戸澤哲夫、西江辰郎/Vla:佐々木 亮、鈴木康浩/Vc:上森祥平、桑田 歩/CB:西山真二/Cemb:鈴木優人
毎回いろいろなゲストやアイディアが登場し、まろさんの演奏とトークを中心にステージと客席が1つになる素敵なコンサート、「MAROワールド」が今回で10回目を迎えた。10回目にして、弦の国イタリアのバロックを代表する作曲家・ヴィヴァルディが初登場。去年10月のMAROワールドでバッハをやったときの強力メンバーによる弦楽合奏団「MAROカンパニー」が再び登場して、ヴィヴァルディの弦の魅力を堪能した。
前半は、予定されていた2曲に飛び入りという形で伝田さんのソロで有名なイ短調のヴァイオリン協奏曲も演奏された。全国から若手のトップアーティスト達が集まった「MAROカンパニー」の弦楽合奏はボリューム感たっぷり。艶やかな音色と活きのよさで、若さに溢れ嬉々とした演奏を繰り広げた。曲毎にソリストが交替してそれぞれに素敵なソロを聴かせてくれたが、2曲目の伊藤さんのヴァイオリン・ソロがなんだかヴィオラのような渋い音で、明るさが基調のヴィヴァルディの音楽に奥行きを与えていたのが印象的。
後半の「四季」はまろさんがソロ。出だしの合奏がとても柔らかなタッチで前半の元気なアンサンブルとは一味違う。暖かな空気がいっぱい入った羽根ぶとんのような感触に春を感じ、くしゃみが出そう… 場面場面でテンポ設定に変化を与え、春のいろいろな場所の風景がつながって行くよう。まろさんのソロは相変わらず美しく、艶やかで自然な呼吸も抜群。
そんな始まりから、このおなじみの名曲にはいろいろな料理の仕方があるんだな、と感心。もう一つ例を上げれば「秋」の第1楽章。「トゥッティ」と「ソリ」が村人達の踊りと、その中から「我こそは」と躍り出た若者達の踊りが代わる代わる登場する様子が目に見えるよう。活き活きと、喜びに満ちた幸せな光景!MAROカンパニーのメンバーは微笑みを浮かべながら終始楽しそうに演奏している姿がとてもいい。とりわけヴィオラの鈴木さんの表情は抜群。そうした表情がそのまま演奏になり、聴いている人達に喜びを届けてくれた。
アンコールでは「冬」の第1楽章のミステリアスな開始が再び演奏され始めたが、ここはMAROワールドの世界、「何かあるかも…」と期待していたら、突然「ゆーきやこんこ、あられやこんこ」のメロディーがヴィヴァルディ風に登場!これでこそMAROワールドだ。この演奏がまたヴィヴァルディ以上にヴィヴァルディっぽくて、ヴィヴァルディ一色の気分になった。
本当は奥さんと来ようと思ったのだがチケットが1枚しか取れなかったので失礼してpockn一人で出かけたが、休憩時間にはケーキのお楽しみもあるし(今回はカフェシュニッテ)、こういう楽しくておいしいコンサートは一人だとちと寂しい。
王子ホール
【曲目】
1.ヴィヴァルディ/3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調P278,RV551
Vn:戸澤哲夫、西江辰郎、白井篤
2.ヴィヴァルディ/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調P388,RV547
Vn:伊藤亮太郎/Vc:上森祥平
★ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲イ短調(「調和の霊感」第6番)~第1楽章
Vn:伝田正秀
3.ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲Op.8-1~4「四季」
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Vn:篠崎史紀
【アンコール】
ゆき
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【合奏】
Vn:篠崎史紀、伊藤亮太郎、白井 篤、伝田正秀、戸澤哲夫、西江辰郎/Vla:佐々木 亮、鈴木康浩/Vc:上森祥平、桑田 歩/CB:西山真二/Cemb:鈴木優人
毎回いろいろなゲストやアイディアが登場し、まろさんの演奏とトークを中心にステージと客席が1つになる素敵なコンサート、「MAROワールド」が今回で10回目を迎えた。10回目にして、弦の国イタリアのバロックを代表する作曲家・ヴィヴァルディが初登場。去年10月のMAROワールドでバッハをやったときの強力メンバーによる弦楽合奏団「MAROカンパニー」が再び登場して、ヴィヴァルディの弦の魅力を堪能した。
前半は、予定されていた2曲に飛び入りという形で伝田さんのソロで有名なイ短調のヴァイオリン協奏曲も演奏された。全国から若手のトップアーティスト達が集まった「MAROカンパニー」の弦楽合奏はボリューム感たっぷり。艶やかな音色と活きのよさで、若さに溢れ嬉々とした演奏を繰り広げた。曲毎にソリストが交替してそれぞれに素敵なソロを聴かせてくれたが、2曲目の伊藤さんのヴァイオリン・ソロがなんだかヴィオラのような渋い音で、明るさが基調のヴィヴァルディの音楽に奥行きを与えていたのが印象的。
後半の「四季」はまろさんがソロ。出だしの合奏がとても柔らかなタッチで前半の元気なアンサンブルとは一味違う。暖かな空気がいっぱい入った羽根ぶとんのような感触に春を感じ、くしゃみが出そう… 場面場面でテンポ設定に変化を与え、春のいろいろな場所の風景がつながって行くよう。まろさんのソロは相変わらず美しく、艶やかで自然な呼吸も抜群。
そんな始まりから、このおなじみの名曲にはいろいろな料理の仕方があるんだな、と感心。もう一つ例を上げれば「秋」の第1楽章。「トゥッティ」と「ソリ」が村人達の踊りと、その中から「我こそは」と躍り出た若者達の踊りが代わる代わる登場する様子が目に見えるよう。活き活きと、喜びに満ちた幸せな光景!MAROカンパニーのメンバーは微笑みを浮かべながら終始楽しそうに演奏している姿がとてもいい。とりわけヴィオラの鈴木さんの表情は抜群。そうした表情がそのまま演奏になり、聴いている人達に喜びを届けてくれた。
アンコールでは「冬」の第1楽章のミステリアスな開始が再び演奏され始めたが、ここはMAROワールドの世界、「何かあるかも…」と期待していたら、突然「ゆーきやこんこ、あられやこんこ」のメロディーがヴィヴァルディ風に登場!これでこそMAROワールドだ。この演奏がまたヴィヴァルディ以上にヴィヴァルディっぽくて、ヴィヴァルディ一色の気分になった。
本当は奥さんと来ようと思ったのだがチケットが1枚しか取れなかったので失礼してpockn一人で出かけたが、休憩時間にはケーキのお楽しみもあるし(今回はカフェシュニッテ)、こういう楽しくておいしいコンサートは一人だとちと寂しい。
楽しかったですね!
そして、ほんとに演奏者の方々がお楽しそうなのが、嬉しいです♪
アンコール曲おもしろかった!
Bプロ・MAROと、同じ演奏会を聴いていたのですね。
今回のMAROワールド、いつもにもまして、楽しくて軽やかで、幸せなひとときでした。
ヴィオラの鈴木氏の表情については、全く同感でして、演奏後にそのことを図々しくも申し上げたら、西江氏と一緒に、嬉しそうに笑っておられました。
次回のクライスラーも楽しみですね。
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クラウスさん、はじめまして!(お名前はどこかのサイトでお見かけした覚えが…)コメントありがとうございます。今回はソロはなかったですが、鈴木さんの心の底から湧いてくるような濃~いヴィオラの音色&表情は誰もを魅了する力を持っていますよね。素敵なMAEOカンパニーとしての今後の活躍も大いに期待できますね!またコメントお待ちしています。