12月の紅葉狩り

　2007年12月2日（日）時々compleanno di pockn

12月に紅葉を楽しむなら東京がいい。地元周辺にはけっこうたくさん紅葉の名所がある。そんななかでもpockn familyがもうここ何年も毎年訪れている隠れた紅葉の名所は、うちからもすぐの武蔵大学のキャンパス。

守衛のおじさんに挨拶して正門を入り、近代的な建物のあいだを抜けてキャンパスの「裏庭」に入ると、そこは紅葉ガーデン。 空気まで色づいているような鮮やかな紅葉の木々が出迎えてくれる。

学内の源泉から湧く水が流れる小川のほとりでいつものようにシートを敷いてランチ。

向こうに架かる橋を散歩するひとが時々いる。大学の近所にはきっとこの名所を知っている人もけっこういるに違いない。


光に透けたモミジの目に染みるような紅、陽光を受けるサクラのグラデーション、地面に敷きつめられたイチョウの黄色…　

いろんな木のいろんな葉っぱが、それぞれの得意な色で競い合っている。それらが織り成す景色を眺めながら散歩していると絵本をめくっているようだ。

小川の源流の方へ歩いて行くと、練馬の銘木として保護樹に指定されているイロハモミジの大木が鮮やかに紅葉した葉っぱをつけて枝を広げている。

その木の下には気の利いたベンチがある。そこでしばらく紅葉をながめ、水筒に淹れてきた熱いお茶をすする…

そのあたりにいつもいるアヒルくん、ドーナツの切れッぱしをちょっとやったら、水からあがってついてきた。このアヒルくん、いつもは触ろうとすると逃げられていたような気がするが、今日はなんとこんなになついてきた。


pocknにもすり寄ってきて食べものをねだる。アヒルってこんなに人なつっこいトリだったっけ？　「ごめん、もう何にもないんだよ…」

触った感触はなめらかでふわふわでたまらなくいい。ダウンだもんね! こんどはパンをたくさん持ってくるから、また今日みたいに歓迎してくれよ。ムサシ！