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足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

乾徳山恵林寺~グリーンヒル八ヶ岳~レンゲツツジの小楢山

2009年08月30日 | 山&ハイキング
 2009年6月6日(土)~6月7日(日)

毎年この時期の家族の恒例行事となっている区の保養施設・グリーンヒル八ヶ岳に1泊しての小旅行。今年も晴天に恵まれ、ずっと気になっていた恵林寺や去年行けなかった小楢山を訪れた。

乾徳山恵林寺(けんとくさん えりんじ)

中央道の勝沼インターを降りて塩山から牧丘町方面へ向かう県道は、金峰山や西沢渓谷など登山やハイキングへいくときに度々通っている。

塩山から「信玄のみち」と呼ばれるこの県道をしばらく北上すると、右側にお寺の立派な山門が建っている。お寺はその山門から導かれる参道の奥にあるのだが、車道からは見えない。「恵林寺」という名のこのお寺は武田信玄ゆかりの寺とのこと。この前を通るたびに気になっていたが、今回初めてここを訪れた。

本堂を入ったところの土間で上を見上げると、太い丸太の梁に支えられた屋根の下に神輿が上納されていて、見学の初っぱなから見ごたえがある。



順路に沿って歩いていくと「うぐいす廊下」という、歩くとキュッキュッと音がする板張りの廊下があって、子供達は面白がって何度も行ったり来たり。その先には国指定名勝という回遊式庭園が広がっていた。



庭に降りることはできないが、ぐるりと廻らされた縁側を移動しながら枯山水や滝の落ちる池や、ツツジや菖蒲など季節の花々の風景を眺めることができる。これは見事な庭だ。





その他にも武田信玄の不動尊や墓など、本堂には見どころが多いうえに、境内も広大で、宝物館、三重塔やお堂、国の重要文化財に指定されているという門などが点在している。

本堂の脇にはミニ動物園まであった。参道にはレトロチックでおしゃれなカフェやほうとう屋などの食事処もあり、想像を更に上回る規模の大きなお寺で、見ごたえがあった。





グリーンヒル八ヶ岳

区の保養施設のグリーンヒル八ヶ岳、宿泊は今回も林の中のコテージ。


プール付きのクアハウスで夕食前のひとときを過ごす。


夕食の懐石料理はいつでも絶品!



広いコテージの中、お気に入りの場所で親も子も思い思いの時間を過ごす。



朝の光を浴びる山々を眺めながら露天風呂につかるのは格別…



木漏れ日の中、コテージのバルコニーでアイスを食べる。






小楢山

グリーンヒル八ヶ岳に泊まったあくる日は朝から晴天に恵まれたので、眺望を楽しめる小楢山ハイキングに出かけた。小楢山は去年行きそびれた山でもある。

昨日と同じく勝沼インターから恵林寺を通り、そこから更に塩平経由で焼山峠へ向かおうとしたら、この道が途中工事のため通行できないという看板が出ていた。「小楢山は無理か…」と一瞬思ったが、その看板にクリスタルラインを回って焼山峠に行けると出ていたので少々遠回りではあったがこのルートで焼山峠へ行った。

焼山峠周辺は去年以上にレンゲツツジが咲き誇っていた。丁度見ごろだ。小楢山もレンゲツツジがきれいらしいのでこれは期待できる。



「オナラ山に出発!」と言うと子供たちもおもしろがって心なしか足早に… (あとで「コナラ山」だと判明)

小楢山の登山道は緩やかな傾斜のアップダウンが主流。明るく広々としていてとても歩きやすい。目に染みる広葉樹の緑、下草はシダが茂る草原が広がる。小鳥のさえずりを聞きながら気持ちのいい山歩きが続く。




登山道の脇にもレンゲツツジが…


1時間ほど歩くと小楢山山頂と小楢峠への分岐が現れる。天気がいいので小楢山より更に絶景が望める幕岩を目指すことにして、小楢峠方面に進む。



小楢峠から幕岩まではコースタイムは30分。しかしお昼の時間はとっくに過ぎてお腹も空いてきて一行のペースは上がらない。「もうそろそろ幕岩の案内板が見えてもいいんだけれど…」

出発から1時間半、ようやく幕岩の案内板が出ていた。幕岩は登山道を左にそれたところにある。

露出した岩に鎖がかかっていて、この岩を登れば最高の展望を得ることができる。でも岩の傾斜はなかなかのもの・・・


岩を登りつめたところからでも展望は良好だが、隣りあわせの巨岩「幕岩」に渡ると展望もスペースも申し分ない。この「幕岩」に渡るにはちょっとジャンプするか、岩の間の窪みに一旦下りて登り返す必要がある。たいしたことはないが、先に着いていた老夫婦はこれを渡るのに相当苦労していた。

ようやく着いた幕岩。遮るものがない素晴らしい展望。金峰山の五丈岩もよく見えるが、富士山は遠くの雲の中に隠れていた… 


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平らな岩の展望台は気持ちいいが、太陽が照りつけ、日陰のない岩の上は思った以上に暑い。。。






幕岩からの戻りは小楢山山頂を通るコースを歩いた。小楢山の山頂では一面のレンゲツツジが迎えてくれた。時期的には早いはずだが開花状況はなかなかいい。広い山頂でお茶とお菓子で休憩にした。


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小楢山にはレンゲツツジ以外にもいろんな花が咲いていた。




登山口に戻ってきた。たくさん並ぶお地蔵様は「子授かり地蔵」といい、子供を授かりたい夫婦が借りて行き、子供が授かるともう1体新しいお地蔵さんを添えて戻すのだそうだ。



花を楽しめ、緑を楽しめ、展望を楽しめ、野鳥のさえずりを聞きながらの緩やかなハイキングコースは小さな子連れにも最適。ただし、幕岩に登るのは小学生以上でないと厳しいかも知れない。

《タイムデータ》
【往路】
焼山峠→(1:00)幕岩・小楢山分岐→(0:45)幕岩
【復路】
幕岩→(0:30)小楢山山頂→(0:55)焼山峠



ひど過ぎる!中央道の渋滞。。。

休日の中央道はいつでも混んでいるので、時間ずらしも兼ねて勝沼のぶどうの丘にある「天空の湯」という温泉にゆっくりつかった。露天風呂からの甲府の夜景がまた素晴らしい。

8時もまわったのでそろそろ道路も空き始めたかな… と高速に乗ったところが、相変わらずのひどい渋滞!サービスエリアで食事をするにも、そこへさえなかなか着けない。談合坂サービスエリアのフードコーナーはこれまた長蛇の列。やっと食券が買えても呼ばれるまでに更に30分… 

食事を終えていい加減渋滞も解消かと思いきや、11時になろうとしているのに渋滞40キロ!あまりのひどい渋滞に禁じ手の一般道へ降りてしまったのはやっぱり更に状況を悪くしたのかも知れないが、東京の家に着いたのは午前1時をまわっていた。楽しい一泊旅行の最後にこんな苦行が待っていたとは… 全員疲れ果ててしまった。

休日の中央道の渋滞はもともとひどいが、これまでこんなにはひどくなかった。高速道路「休日上限1000円」の影響がここまで出ているとは!この割引はプラスの効果だけではなく、渋滞や公共交通機関の大幅な収益減など「負の側面」についても言われるようになったが、こんな状況、絶対に放置しておいてはいけない。

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