Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

給食からお弁当に

2011年06月07日 | 原発
6月に入ってから、娘には学校の給食のかわりにお弁当とお茶を持たせています。

発端は、住んでいる地域の給食の食材の中に福島県産の食材が入っているという情報を得たことからです。
その資料をみて、たしかにいくつかの食材に福島県産と明記されていました。

いちはやく違う学校のお友達はお弁当に切り替えました。

私は、どうしようかとものすごく悩みながら、とりあえず詳しい事情を聞いてみようと給食の担当の団体と教育委員会に電話しました。

聞いてみたところ給食の食材は、あくまで今までの実績のものを予定として書いてあるだけで、実際はこの通りではないということ。
業者さんもこのような状況なので、なるべく安全な食材を集めようと努力している。
ただ、業者さんは欠品はできないので、どうしても集めきれなかった場合は、使うこともあり得る。
そして、これから夏になり、西日本から野菜の収穫が北上してくるので西日本産の野菜が減ってくるという事情もあるということでした。

あとは暫定基準値が子ども用に設定されていないので、教育委員会にこれから設定する予定はあるのかということも聞きました。
これはやはり国が決めることで、地方自治体は独自では設定しないようです。

暫定基準値の一番高い設定の食材なのか、0に近いのかでかなり違うと思うんですけれどね・・・
それも流通しているのは、どれがどれだかわからない。
大人は自己責任でどうするか選べるけれど、子どもは自分では選べない。

給食全体の安全性を高めるのは、どうしたらいいのかなあと考えてます・・・

子どもの意見やだんなさんの意見も聞き、悩みに悩みながら、これから長い人生を歩んでいかなくてはいけない子どものためには、内部被ばくの可能性を少なくするのは絶対必要だし、
自分でできることといったら食事を気をつけることしかできないと思い、お弁当を子どもに持たせることにしました。
とりあえず夏休みまで。その後は状況を見ながらです。
そして、決心できたのは、やはり身近な友達が行動を起こしたことは大きいです。学校への対応、周りの子どもの反応なども聞けたのはいろいろ心構えができてよかったです。

学校も、連絡帳で「お弁当を持たせたいと言った場合、どう対応されますか?」と質問したら、「どうしてもというならいいですよ」とすぐに了解してくださいました。

でも、子どもは、最初はお弁当を食べるのはいいけれど、自分一人だと周りの人に何か言われたら嫌だ。と渋っていました。
学校でもまだそのときは一人もお弁当を持ってきている人はいなかったそうですし。
私もそれは容易に想像できたので、無理強いはしたくないけど、でもな・・・と気持ちが決まりませんでした。

でも、結局持たせることに決めて、先生に「家庭の事情でこれからお弁当です」とみんなに説明してもらったら、あっさりクラスの皆は受け入れてくれたようです。
もし、なんでお弁当なの?と聞かれたら「ママがお弁当作りたいって言ったから」と答えればいいよ、と伝えていたのですが、
先生の説明の後、やっぱりその家庭の事情が何なのかという意味で理由を聞きたい男の子もいたようですが、娘が「今先生が説明したでしょ!聞いてなかったの?」と強気で言ったら、その後は特に突っ込んで聞かれなかったようです・・・うちの娘、気が強いです^^;
3年生だから、わりとあっさり受け入れてくれたのかな・・・とも思います。

けれど、子ども全体のことを考えるとこのままではいいと思わないので、給食の安全性を高めることを考えて行動して行かなきゃなあと考えています。




最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。