ダルニー奨学金

先日、登録しているダルニー奨学金から新しい奨学生のプロフィールと奨学金の振替用紙が送られてきたので、忘れないうちに早速送金しました。
ダルニー奨学金は、タイの東北部で家の事情で中学校に通うことが困難な生徒さんの援助をするもので、日本円１万円を毎年送金します。ちょうど１万円くらいで１年の学費を賄えるそうです。
私は大学生のときに入ったので、かれこれ十何年になります。（歳がばれますね～）
１万円だったら、学生でも捻出できますし、自分に負担にならずになにかできることを探していたので、新聞記事でこの奨学金を知ったときは、まよわず登録しました。
今は、だんなさんと私が各々登録しています。

こういうことを思ったきっかけは色々あったのですが、やはり中国での留学時に色んな場面で中国の人に助けられたということがあります。特に、休みのときは私は語学も上手にできないのに中国国内を一人で旅をしていました。でも、中国では日本では考えられないハプニングが起こります。行く先々でやさしい中国の人に助けられて、人と人はつながっている、人は１人では生きていけないなあと心から思ったのでした。

また、私の中学時代はとても荒れているころで、通っていた中学は今で言う学級崩壊の状態でした。みんなが先生の話を聞かない、まじめにすると白い目で見られる・・・という感じで、落ち着いて授業を受けることができませんでした。
私はのちのちやっぱりもっときちんと勉強したかった、と強く思いました。
なので、状況は違えど、勉強したいのにできない・・・というのは私にとっては見過ごせないのです。

十何年の中で担当した何人もの奨学生が中学を卒業していきましたが、少しはお役にたてたのでしょうか？彼らの今後が明るいものとなるよう祈るばかりです。