Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

登園一週間をすぎて

2006年04月15日 | 日々のこと
なんとか一週間が終わりました。とても長く・濃い一週間でした。
子どもは泣く事も無く、すんなり園に入り、お遊びも楽しんでいる様子でしたが、やっぱり段々日が進むにつれ疲れてきた様子。それと、どうやら未就園児の会でいつもいっしょだったので、お母さんは幼稚園のどこかで見ている、と思っていたらしく、「おべんとうのときにはママといっしょなんだよね」と聞いてきました。私は「ママはいないの。先生やお友達と一緒なのよ」と答えると、ショックを受けたようでした。
ですので、週の後半はちょっと不安定になり、初めて門のところで「ねむ~い」といって私から離れなくなりました。それでも先生がだっこしていくとすんなり行ってしまいましたが。
幼稚園に迎えにいくたびに、先生から今日の様子が聞けるのですが、だんだん慣れてきたので、娘は自分の意志を通そうとする場面が出てきたそうです。娘は最近、「こうしたい」と自分が思うことをやりたい気持ちが強くなってきていて、ときどき困ることもあります。
でも、先生は、その気持ちを大事にして、それを受け止めて見守っていきましょう、とおっしゃってくださいました。
お友達のかかわりやクラスでの活動を通して、自分でも壁にぶつかったりして、感じていくことがあると思います。それから色々変わっていくのでしょうね、きっと。
そのときに、話せばわかる子なんですけれど、と私が先生にお話したら、先生は「こどもに諭すことは必要ありません、こどもはお母さんが何か怒っているな、としか思っていなくて、むしろ気をそらしたほうがいいですよ」ということでした。

この先生は、以前幼稚園見学のときに案内して頂いた方でした。私が娘に「外で遊ぶ?それとも中で遊ぶ?」と娘に判断を委ねていたとき、さりげなく先生は「そういう判断は親がしてあげるべきですよ、まだ小さい子どもは正しい判断をできないときもあるのですから」とアドバイスしてくださいました。
子どもに判断させる、って日常よくしてしまいますが、たとえば食べ物なら、体にいい食べ物や栄養のバランスは親がよくわかっているので、何を食べるのかは親が決めたほうがいいってことですよね。
何が大事なのかは親が考えて、こどもにその環境を与えること、ということなのだと私は解釈しました。

子育てって、やっぱり奥が深い。
今まで生きてきて、世の中って白と黒じゃないな、とわかりました。グレーゾーンのなんと多いことか。そのとき、そのときの状況で正しいことがあると思うのです。それを判断していく難しさ。
子育ては、まさに自分の感覚を研ぎ澄ませて、そのとき何が大事なのかを考えながらやっていく仕事。自分が持っているすべての能力を使わないといけないものだと思いました。
親も成長しなくては・・・。まだまだ未熟者です。



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2 Comments

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本当に長い一週間でした。 (あやぴー)
2006-04-15 09:06:59
親にとっても、子にとっても長い一週間でした。

つい入園したばかりの末っ子のことばかり考えてしまうけど、

クラス替えをして、担任の先生が替わった上の2人にとってもきっと…。

今日はぜひのんびりしたい。親子でゆっくりと緊張をほぐして。

子供に出来ることや子供の世界を親が大人が理解しないと、

イライラするだけで、何の解決にもならないんでしょうね。

polinさんはお一人目でそのことに気付いてあげられてよかったですね。

私はお兄ちゃんのときはそこまで考えてあげられず、後悔でいっぱいです。

過去には戻れないけど、今から頑張ってあげたい。そう思うこの頃です。
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また明日から (polin)
2006-04-16 03:32:28
あやぴーさんのお兄ちゃんたちも新しい生活が始まったばかりで、ちょっと緊張した1週間だったかな?

ほんとみんな頑張ったね、お疲れ様といってあげたいです。



子どもを持って、いろいろ考えるところはありますが、やっぱり頭ではわかっていても、行動が伴わないこと多いです。子どもを傷つけてしまうときは多々あります・・・。

でも、子どもって親を絶対見捨てませんね。許してくれるので、本当にありがたいです。

それに、未就園児の会で思いましたが、こどもがたくさんいるお母さんは一人目のお母さんよりやっぱり心に余裕がありました。見習わなきゃ・・・といつも思っていました。

みんな一人目のときは、わからないこといっぱいあって大変で、よくわからないまま過ぎてしまうような気がします・・・。私が今そうだから(笑)。

以前あやぴーさんのブログで、やさしくて、不思議なことが大好きなお兄ちゃんのことを書いてある記事を読んで、お母さんがお兄ちゃんのすてきなところをちゃんとわかって理解してあげているのが伝わってきて、じーんときちゃったんです。

3人のお子さんをそれぞれやさしく見つめているあやぴーさん、とても素敵だと思います(^^)

また明日からの生活がみんな楽しく過ごせますように。
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