先日のこと、娘がとつぜん「きょう、うちにおともだちがくるの」といいました。
誰とも約束していなかったのでびっくりして、誰がくるの?と聞くと、「14ひきのねずみさん」ということでした。
このねずみさんは『14ひきのひっこし』に出てくるおじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、そして兄弟10匹の家族です。娘は今この絵本のシリーズに夢中で、本のカバーに書いてあるシリーズの題名をひとつずつ「これはなに?」と聞いて「これぜんぶかうの!」と息巻いています(笑)。
兄弟はいっくん(1番目)、にっくん(2)、さっちゃん(3)・・・と数字の名前がつけられています。なかでも娘が好きなのはくんちゃん(9番目の女の子)。いつもリボンをつけてお人形をおんぶしています。同じ年くらいなので自分と一番似ていると思っているのかもしれません。14匹もいると最初は区別がつかないかな・・・と思っていましたが、それぞれにキャラクターがはっきりしているので、すぐ誰かわかるようになります。ちなみに『くまのがっこう』のジャッキーのおにいさんは全然おぼえられません(笑)。
このシリーズを読むと、自然とともに生きる生活はすてきだな、と思います。とくに『14ひきのおつきみ』はお月見が自然の恵みに感謝する大事な習慣であることを教えてくれます。お雛様などの大きな行事は目がいくけれど、お月見は知らぬ間にいつも終わってしまうので、今年はきちんと準備をしようと思いました。まだまだ先ですけれどね。
娘は我が家の近くにある公園で木のうろを見つけて、ねずみさんのうちはそこにあると思っています。
ねずみさんたちが来る時間になると、ちゃんと玄関のドアを開けて「どうぞ~いらっしゃーい♪」と招き入れます。
おやつもねずみさんの分を用意して欲しいとせがみます。むしぱんをつくったときは3つ作って一つはねずみさん分にしました。こどもがみんなのぶんをつくってほしいと不満そうでしたが、14匹分はとてもつくれないので、ねずみさんは小さいからこれ一つで充分だよ~といったら、一応納得してくれました(笑)。
「どうぞ~おめしあがりください」「おいしいね~」と見えない相手にお話をする姿はなんだかほほえましい。
娘のこのおままごとを見ていたら、急に大学時代に民俗学の授業で習った「アエノコト」というのを思い出してしまいました。農家が神様を家に招き入れて、収穫の感謝をし、神様がまるでいるように話しかけながら、家族で食事をするという農耕儀礼です。昔の人は今の人よりもっと自然に親しい生活をしている中でこういう儀礼を自然に始めたのでしょう。こどもっていうのは、意識しないでこういうことを普通にやって、まだきっと自然に近い存在なんだろうなあと思いました。「7歳までは神の内」という言葉もそういう意味がこめられているのでしょうか。
誰とも約束していなかったのでびっくりして、誰がくるの?と聞くと、「14ひきのねずみさん」ということでした。
このねずみさんは『14ひきのひっこし』に出てくるおじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、そして兄弟10匹の家族です。娘は今この絵本のシリーズに夢中で、本のカバーに書いてあるシリーズの題名をひとつずつ「これはなに?」と聞いて「これぜんぶかうの!」と息巻いています(笑)。
兄弟はいっくん(1番目)、にっくん(2)、さっちゃん(3)・・・と数字の名前がつけられています。なかでも娘が好きなのはくんちゃん(9番目の女の子)。いつもリボンをつけてお人形をおんぶしています。同じ年くらいなので自分と一番似ていると思っているのかもしれません。14匹もいると最初は区別がつかないかな・・・と思っていましたが、それぞれにキャラクターがはっきりしているので、すぐ誰かわかるようになります。ちなみに『くまのがっこう』のジャッキーのおにいさんは全然おぼえられません(笑)。
このシリーズを読むと、自然とともに生きる生活はすてきだな、と思います。とくに『14ひきのおつきみ』はお月見が自然の恵みに感謝する大事な習慣であることを教えてくれます。お雛様などの大きな行事は目がいくけれど、お月見は知らぬ間にいつも終わってしまうので、今年はきちんと準備をしようと思いました。まだまだ先ですけれどね。
娘は我が家の近くにある公園で木のうろを見つけて、ねずみさんのうちはそこにあると思っています。
ねずみさんたちが来る時間になると、ちゃんと玄関のドアを開けて「どうぞ~いらっしゃーい♪」と招き入れます。
おやつもねずみさんの分を用意して欲しいとせがみます。むしぱんをつくったときは3つ作って一つはねずみさん分にしました。こどもがみんなのぶんをつくってほしいと不満そうでしたが、14匹分はとてもつくれないので、ねずみさんは小さいからこれ一つで充分だよ~といったら、一応納得してくれました(笑)。
「どうぞ~おめしあがりください」「おいしいね~」と見えない相手にお話をする姿はなんだかほほえましい。
娘のこのおままごとを見ていたら、急に大学時代に民俗学の授業で習った「アエノコト」というのを思い出してしまいました。農家が神様を家に招き入れて、収穫の感謝をし、神様がまるでいるように話しかけながら、家族で食事をするという農耕儀礼です。昔の人は今の人よりもっと自然に親しい生活をしている中でこういう儀礼を自然に始めたのでしょう。こどもっていうのは、意識しないでこういうことを普通にやって、まだきっと自然に近い存在なんだろうなあと思いました。「7歳までは神の内」という言葉もそういう意味がこめられているのでしょうか。