お久しぶりです。かなり長い間放置してしまいました。もし気に入られて時々来ていただいた方には申し訳ないです。書こう書こうと思いつつも、他の世の中の動きが気になってしまっていたのと、こちらの旧正月時期に日本に一時帰国したりなどで、ちょっとブログを書きやすい環境から長い間遠ざかっていました。
コロナウイルス対策は台湾では日本に比べると、かなり厳重で強化されているので、皆の意識も多少違うかもしれません。
もう2月のはじめ頃からのことですが、外出して大学、ショッピングセンター、ホテル、公共の施設、教会など、個人の店以外ほぼ全ての大型で公共性の高い施設にいくと、必ず検温され、アルコールで手の消毒をされ、また手の甲にスタンプを押したり、服に丸い小さいシールを貼られたりします。先日友人の通う教会にいくとアプリを入場者全員のスマホにダウンロードさせてのちに万が一感染者が出た時、アプリで全員に通達できるのと、調査もできる措置も取られてました。
それと先々週大学構内は普通に検温後入れましたが、先週は、大学関係者以外には解放していないんですと言われました。調査も困難だからでしょうね。
2月、まだ日本人観光客が来てた頃は熱があると入場拒否されたり、病院で検査されたり、検査結果が出るまで医療機関で待機させられたりということもあったようです。
私は今はバスもなるべく乗らず、乗っても座席には座らないようにしてますし、近場しか行かないですね。買ったもの、上着、バッグなど帰宅したら外に2時間以上放置して、服はすぐ洗って、シャワーもします。
学校では文房具の貸し借りもしない、手で食べるお菓子なども一緒に食べない、食事中は仕切りを立てて食べるなどの措置もあるようです。
人と近くで話さないですし、人が多いところも避けています。
家族が一緒に食べるのも避けるように言われてますが、これは人によりますね。
外食も人としている人もいます。
医療機関では「最後に国外から入国したのはいつですか」と必ず聞かれます。今時期は全ての海外からの入境者(*1入境という用語について下に説明)は14日間、宿泊施設や自宅にいないといけないです。(入境できる人は台湾籍と居留許可がある外国籍のみ。そろそろこの措置の予定期間は切れます。そのあとどうなるのやら。)百メートル圏内でのちょっとした買い物などならいいのだったかな?もし違反がひどいと罰金や強制隔離もあるそうです。
一方で中国からの情報も蔓延してるようで、私のとこにも来ました。
「中国の研究者が発見した情報では」と始まるのですが、例えば、次のことを言ってます→(中国の情報)ウイルスは人体に入った後4日のどに潜伏しているので酢や塩を溶かした水でよくうがいをするとウイルスが肺に入るのを防げる(?すぐ重症化もありますよね)、泡立てられる洗剤やせっけんで手を洗いなさい、動物からは移らない(?最初は海鮮市場では…)、お湯、熱いコーヒー、お茶、スープをたくさん飲みなさい、タバコはダメ、外出先で座らない、など。
色々、一般的なインフルエンザ予防や健康管理のアドバイスになりえることと、根拠が定かではないことが一緒になっています。
台湾で新しい感染者のほとんどが外国から帰ってきた人です。先日も8人中7人は帰国者ら、1人が台湾国内での感染者。
私の職場は一日置き勤務で、スタッフは2手に分かれての交代勤務が2月下旬から始まり今に至ります。
外食したら、椅子やテーブルをアルコールで拭いてから、座れます。安い店ではそうじゃないですけど…
今日はとりあえずここまでにします。
一月下旬には台湾の東を少し見てきたので、写真も上げようかと思います。
(*1)入国とは言えない理由は台湾が国であると国際的に認められていないので入境、という表現となりますね。台湾は中華民国という名前を名乗っていてこれが台湾政府の決めている正式名称ですが、中国は台湾のことを台湾省と言いますね。国連に中国がいるので、国連が組織として台湾を国と認めていないわけで、今も世界保健機関からコロナウイルス情報が得られないというのが問題になってるのはご存知かと思います。
私が思うに、日本は戦前台湾を植民地化し、台湾を日本の一部としていたので、日本がこういう時に情報提供をしてもいいのではとも思いますが(またはアメリカは戦勝国ですが、法的な側面、というか論理的に言えば、日本の領土であった台湾についての処理を本当はしなくてはいけなかったということになるのではとも思うので、アメリカが情報提供すべきでしょうか?でも歴史的なことに理由を求める必要性は必ずしもなく、人道的な理由で教えても良いと思います。)もし日本が世界保健機関からの情報を台湾に提供したら特に中国と国際問題化するでしょうね。
台湾側は私が言うような上の意見や考え方を持っているかはわかりませんが、戦後、敗戦国である日本はアメリカ、あるいは連合国側にコントロールされるしかなかったものの、日本に植民地化されていた台湾は取り残されて中国の国民党に乗っ取られたと言っても過言ではないと思います。228事件というのも国民党による台湾にもとからいる人びと、知識層への弾圧や言論の自由を封じ込めることへの発端となる事件です。しかし、その後の国民党の出ですが、李登輝の民主的政策など、紆余曲折で、いつも民進党と国民党の2つがたたかうようになりましたが、今現在では民進党の政権となっています。)