台湾生活+考察

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濃厚接触者は自宅検疫14日間が有効だと思います

2020-04-09 14:29:44 | 台湾
こんにちは。コロナ関連のニュースを見て、思ったことを書きたいと思います。
台湾では14日間の自宅隔離または自宅検疫対象になるルールがあり、それによって感染拡大が防げていると思います。これは義務で、違反すると罰金や強制隔離もあり得るという状況です。
下の表ですが、自宅隔離は確定診断の濃厚接触者、自宅検疫は帰国者、とありました。政府機関のサイトからです。
自宅勤務または休みにもなりますし、これがあると、予防にもなると思います。
日本では台湾の自主健康管理、という要請と同じだけで外出制限がないので、広がるのだと思います。
民主的な国であることと、病気から人の命を守ることは別物と考えた方がいいと思います。どちらかというと、病気の予防、命優先は人道的側面で、人類共通の利益ですね。
命の危険や病気を防ぐことは、民主主義だろうとそうでなかろうと、みな必要ですからね。これができない国は税金を取る資格がないかな、と思います。
国の安全を維持するのに自衛隊があっても、安全とは、天災や病気、犯罪、経済環境の悪化、公衆衛生など色々な側面を含みますからね…
日本は国際的に経済やモノ、サービスの質もいいし、科学技術も発達してます。しかし、それらを国民生活に十分に活かす努力がなされているとはあまり思えません。
最優先事項は人命だと思いますが、コロナウイルスを封じ込める対策は、早い段階で厳しくした方が、長期的な視点に立つと経済悪化を防げる対策になります。

どんどん遅く、またゆるい対応だと、長期化して、経済の回復が見込めなくなるので。

たとえば、台湾籍と外国籍の居住許可を得ている者以外の者は入境禁止という措置が2週間、2週間前に予定されました。長い目で見ると、2週間というのは短い期間です。
その間に、これ以上の感染者を出さない、またすでに感染した人は回復するまで待つ、ということが狙いです。

このようなハッキリした目的としてピンポイントな対応は科学に基づいています。
だからこちらでは感染報告が1日に10人前後ということにもなるんだと思います。

日本では、濃厚接触者は普通に活動し、遠くまで移動もできますし
これでは感染拡大は当然というか…

先週木曜日から日曜日は四連休でしたが、外出自粛要請がでたものの、混雑の状況を見て、4/4に、数十か所の観光地が混雑しているとの情報が出て、自主健康管理要請も出ていました。
自主健康管理要請は一番ゆるい要請です。ダイヤモンドプリンセスの乗客がまわった観光地が発表された時と同様です。


また新しい要請では、室内でマスク着用状態で1.5メートルの間隔が取れない事業所の事業主は営業停止の義務が課せられます。



検温は実は外でどこかの施設に入ろうとしたら、警備員や受付に人が、きた人の額に体温計を近づけて、数秒で測ってもらえます。

地下鉄も37.5度以上は入場不可で、検温をクリアした人はマスク着用義務、またそれをもし拒否すると3000〜15000元(*3.6か3.7で日本円計算)の罰金の可能性があります。

感染報告が多いのは台北ですが、少しの距離が離れていても、感染数は減っていると思います。

ニュースで大阪を封鎖して神戸を含めても含めなくても近いのに同じだ、なんて聞いたのですが、実際、空気感染はマスクをして2メートル離れるだけで感染確率はかなり減ります。
手すりやモノに付着した菌が粘膜に触れて感染なら、大いに確率は高まるものの、手に菌が付着した人が来ないというだけで感染確率が下がります。

近い遠いというレベルはそんなに短い距離での話ですから、隣町が封鎖されるだけで、効果は高いと思います。
その限定期間に人の移動を制限して、随時、消毒作業をすれば菌は死ぬんですから。

期間、自宅検疫対象者をよりピンポイントで封じ込め対策をするのが有効だと思います。
もっと専門家や医療従事者の意見を訊いて取り入れたらどうなんでしょう?
いくら政治や経済の専門の人が政府関係者になっても、理科系の知識を有効活用しないのでは100年前と変わらない世の中になりますよね…。

また随時できるだけアップしようと思います。
以下のは台湾政府のサイトから(中国語