#「新源氏物語」 新着一覧
29、藤裏葉 ③
・夕霧は夢のような気がする。(よくもいままで、堪えて待ち続けたことだ)とわれながら、自分の忍耐心や辛抱強さを思った。目の前の雲井雁は、夕霧がこうもあろうかと、思
29、藤裏葉 ②
・教養ある貴族のたしなみとして、内大臣は、長男の頭の中将(柏木)を、使者にたてた。「い...
29、藤裏葉 ①
・夕霧は、中務の宮であろうが、誰であろうが、どこの姫君とも結婚の意志は、なかった。それ...
28、梅枝 ②
・源氏は東宮に入内させる、明石の姫君に持たせる調度は、最高のものしか入れない。内大臣は...
28、梅枝 ①
・源氏は、明石の配流先で契った、明石の上との間に出来た、姫君の裳着の準備に、没頭してい...
27、真木柱 ⑪
・髭黒の大将の、もとの北の方は、いよいよ痴呆のようになって、暮らしていた。大将は北の方...
27、真木柱 ⑩
・明るい月の光に、若い帝のお姿は、清らかに美しい。源氏の大臣に、よく似ていられる。(こ...
27、真木柱 ⑨
・髭黒の大将は、北の方が実家へ引き取られた、という知らせを受けて、当惑した。あのよわよ...
27、真木柱 ⑧
・髭黒の大将の北の方の病気は、一進一退、はかばかしくない。大将が帰るとなおのこと、病気...
26、真木柱 ⑦
・大将は目にも鼻にも、こまかな灰が舞い入って、あたまも真っ白になり、何も考えられない。...
26、真木柱 ⑥
・北の方の苦しみを、さすがの髭黒の大将も、少しは察することが出来た。大将は重い気を引き...