#「新源氏物語」 新着一覧
26、真木柱 ⑤
・玉蔓と結婚した髭黒の大将は、日を重ねるほどに、いよいよ物狂おしく玉蔓に溺れていくが、玉蔓の心は晴れない。大将の強くなる執着を、うっとうしくも気重く、思うばかり。
26、真木柱 ④
・深夜忍んでくる風流な恋人たちは、必ず暁のかわたれどきに、身を紛らせて帰るものである。...
26、真木柱 ③
・「あやしい者ではありません。何度も手紙をさしあげている髭黒の大将です」玉蔓は、行幸の...
26、真木柱 ②
・玉蔓に親しく仕え、姫君の聡明さや、ふかい心ざま、おくゆかしいたしなみなどを、よく知っ...
26、真木柱 ①
・髭黒の大将が、玉蔓に求愛するについて、手づると頼むのは「弁のおもと」と呼ばれる、女房...
25、藤袴 ②
・夕霧の中将は、源氏に玉蔓の返事を伝えた。「やはり、宮仕えは気がすすまぬようだな」源氏...
25、藤袴 ①
・薄い鈍色の喪服を身にまとい、玉蔓は夕暮れの空をながめていた。かの裳着式のあと、三條の...
24、行幸 ④
・内大臣は、この人には珍しく定刻より早く来た。いつもはそういう軽々しい風を、見せぬ人で...
24、行幸 ③
・この話のあったのは、二月上旬のこと。十六日が吉日というので、源氏は裳着の式を行うこと...
24、行幸 ②
・大宮は久しぶりの源氏の訪れを喜ばれて、起き上がられた。脇息によりかかって弱々しくお見...
24、行幸 ①
・玉蔓の身のふり方に苦慮する源氏は、ついに一つの方法を発見した。宮仕えに出してやること...