ジイジと北斗(新スケール号の冒険)43
(47)-2 黒龍が悲鳴とも雄たけびともつかない声を響かせてそのまま大空に舞い上がったのです。女の子の剣は黒龍の首筋にあるウロコの隙間に食い込み、剣もろとも空に舞い上がりました。
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)42
(27)-1 「親分、あれは本当にスケール号ですかねポンポン」「スケール号は銀色だったはずカウカウ?」「色が違っても、あんな芸当が出来るのはスケール号しかいな
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)41
(26) タウ将軍がストレンジの王に謁見を求めたのはチュウスケの山焼きが始められてからでした。森を這う火の龍を発見した時、タウ将軍がついに動き出したのです。バ
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)39
(25)-1 カキーン、カキーン、カキーン剣の打ち合う音がくすんで汚された迎賓の間に響いています。一人は頭巾を肩に垂らした黒ずくめの男で、もう一人は衛兵の軍服を着た男でした
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)38
(24) 黒いスケール号がフェルミンの額に止ると本当のハエのように見えました。ところがスケール号の窓から眺めるフェルミンの姿は大きな丘に見えるのです。のぞみ赤ちゃんの額に止
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)36
(23)-1 豊かな森をイメージさせる彫りもので埋め尽くされた豪華なベッドがありました。中天に黄金色の太陽を模した天蓋が付けられ、白いレースのカーテンがベッドを覆っていまし...
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)34
(21) 「そっちに行ったぞ!」「右だ!」「左だ!」歓声の中、金色の猫が宮殿から中庭に飛び出してきました。ところが広場は騒ぎを聞きつけた兵士で埋まって
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)32
(19)-2 それにしても、バリオン星は確かに強大な力を持っていました。チュウスケ自らがバリオンから発射された黄金の槍の餌食になって大けがをしたばかりなのです。それは見...
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)31
(19)ー1 ストレンジの王宮はまるで廃墟のようなたたずまいになっていました。壁が崩れても、石畳に兵士の屍骸が転がっていても、誰もかまうものはいないのです。機能的に、通...
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)29
(17)-2 「頑張って。大丈夫、今助けてあげるからね。」「どなたか知らぬが、この矢は抜けぬ。」白鹿は苦痛に耐えながら言いました。「大丈夫ダす。ぴょんたはお医者さんダす
ジイジと北斗(新スケール号の冒険)28
(17)-1 キイキイ、キャッキャッ、コロコロ、ジャングルの夜はこんなに賑やかなのかと思うくらい動物たちの鳴き声が聞こえます。「この星は豊かなのですね。たくさんの動物が...