迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

自分で作る農薬散布ドローン物語~苦闘編

2017-08-13 05:56:00 | 農薬散布ドローン

初回の記事が長くなって、多分読みづらい(編集もし難い)ので、

前回までを購入編として、ここからは組み立てに関するあれこれを書こうと思います。写真多めで

まず、組み立てる時の資料が一切入ってなかったので、チャットレディのDORA姉さんに送ってもらった写真が

これまた不親切。(写真をポイントしてクリックすると元のサイズの画像に飛びます。)

ブログ用サムネ1.jpgブログ用サムネ2.jpg

ブログ用サムネ3.jpgブログ用サムネ4.jpg

ブログ用サムネ5.jpgブログ用サムネ6.jpg

ブログ用サムネ7.jpg ブログ用サムネ8.jpg

ブログ用サムネ9.jpgブログ用サムネ10.jpg

大きなサイズでしたが得られる情報は極僅か…

昨日、JMR-X1380(ヘリオス10)を運用中の従兄弟に聞くと、カーボンパイプと各所のコネクション・ジョイントはリベット打ちで留まってるとの情報があり、今使ってる芋ねじ仮止め用?)は、リベット処理加工後には全部不要になる模様。なんと不経済な

まあそれは後回しにして、今現在はこの状態まで組み付けが進みました。

K,sファクトリー1号機.jpg

※8/30追記

この時点で気が付かなかったのですが、メインフレームのカーボンパイプ60cmと55cmそれぞれ2本の組み付ける場所が間違ってました。

この写真で言うところの横(=)は55cmを使っているんですが、本来ここに60cmの方を使います。たぶんこの間違い方は私ぐらいじゃないかとも思いますが

これから組み立てる人の為に、後自分の戒めも込めて記す事にしました。

 

ここからちょっと手詰まり。

モーターにESCを繋ぎ、ESCの放熱部分に熱伝導グリスか何かを塗ってアルミのヒートシンクにくっ付けて、長すぎる配線を束ねるor切って適宜な長さに調節する。

で、付属のディストリビューション・ボードに半田付けしたり、FCの所定のポートに差し込んでCH割り当て作業。

N3-AG.jpg

あと、改良面では薬剤タンク上に付くスライド式のバッテリートレーのクオリティーを上げる加工等・・・おおよそやる事は判ってるんですが、いくらゼロから始めるドローン生活といってもんかお手本が欲しくなります。

こりゃ、従兄弟のヘリオス10を観に行くしかないかな?

結構遠いんです。そこから帰る途中にあるススキノという場所でどうも車が動かなくなるんですよ。

恐ろしい現象です

行くのを諦めTelで聞いたら、正解は無いよ…ということで、我流で進めることにしました。

まずESCと延長ケーブルアを繋ぐ3.5mmのコネクタがこの近辺には売ってないので、オクの出物を物色。

これね、尼で買うと送料の方が高いんですよ。その点、オクだと定形外とかでお安く届きます。

差し当たってそれが届くまでは、バッテリートレーのスライドレール付近を見直し・改良。

JMR-X1000 タンク地方.jpg


JMR-X1000 タンク地方2.jpg

改良前はこんな感じ。色々なサイズのバッテリーを縛着出来るように無数のスリットが切ってあるトレーが、スライドレールに嵌って軽く抜き差しできるのが理想なんですが

JMR-X1000 タンク地方3.jpg

タンクに埋め込まれたナット自体が明後日の方向に向いているため↑のようにスライドレールが斜めに固定され、スムーズに抜き差しが出来ないという残念な感じ。

左右に分かれているレールをプレート状の物で一体化してしまえば多分解決するだろうということで

J.jpg

重量と剛性を鑑み、ホーマックのアルミ部材で。

JMR-X1000 タンク地方5.jpg

これでバッテリートレーの着脱に関しては、良い感じになりました。※(上の方にに貼った10枚続きの写真のを見ると、改良型?旧型は左右が繋がってるようですね…

ちなみに、このトレーごとスライドさせてバッテリーを交換する方式は、ヘリオス10でも同じらしいのですが、マゼックスの飛助Ⅱや東京ドローン+のヘリオス5では採用を見送った様子?

2016年式のJMR-X1000の写真を見ても、バッテリーをタンクに直置きでベルト固定していたようです。2017年版から採用されたっぽい。

このプレートがバッテリーの数だけあれば、交換時にすごく時短できるでしょう。作るか注文して10枚くらい用意するかな?

あと、可能性としてはこのスライド式バッテリートレーにメス電極を設置して、機体側にオス電極を配置すると、DJIのようなワンタッチバッテリー交換も出来そうですね。

というか、本来ならマゼックスさんかスカイロードさんで着手してそうなものだけど、未だ実装されてないのが不思議・・・

その前に自分で作っちゃいましょうか

 

※8/15

お盆で組み立て。

JMR-X1000 フレームリベット留め.jpg

リベットサイズは径3.2mm、適正カシメ板厚1.6~4.8mmで、フランジ・シャフトがステンレス。

意外と簡単にドリルが通るので注意。ドリル径は3.3mmで。

 

※8/16

眼科に行かなきゃならない事態になって、若干組み立てのほうは滞ってます。

次のリベット留め部位はモーターマウントですが…これが曲者。

Phantom2から始まった私のドローン生活?の中で、機体を組み立てるっていうのが全く無かったので、モーターマウントってのは未知の領域です。

ものによると、これぐらい傾けてあります。

お借りした画像の先は、自作機をがんがん作ってた人のブログですが、その人でもこの傾斜の意味は判らないそうです。

PhantomもJMR-X1000も同じクアッドコプターで、進行方向を上に見立てるとX配置にモーターがある機体なので、実はこの傾斜は取り入れたいところなのですが

如何せん資料がないのと、JMR-X1000でこの真似をしたくても井形のフレームなので傾きに違うベクトルが入ってしまうので、これは見送りです。

普通に水平に固定しました。

JMR-X1000 モーターマウント角度調整.jpg

バッテリープレートの改良で使ったアルミ部材を定規代わりに使います。

写真の右側は写ってませんが隣のモーターマウントに乗ってます。従兄弟曰く「そこそこ合ってれば、飛行特性に影響は出ない」ということで、おおよそ合ってるかな?ってレベルでやっときました。

とりあえずリベット打てる部分はすべて打ちましたが、いきなり剛性があがりました。

余談ですが、製造元の猛禽翼が公開しているJMR-X1380の組み立て工程をかなり判り易く編集してある動画→こちら

残念ながらX1000のものは確認できませんでしたが、サイズこそ違えど大体の基本的な部分は同じですな。

あと、この動画を見れば、たぶん簡単にJMR-X1380を組み立てが出来そうですので、10Lモデルにチャレンジする人は御一考。

この動画のUp主がどうやらDORA姉さんのようですが、写ってるお兄さんがご本人デハナイコトヲセツニネガフくぁwせdrftgyふじこlp

 

これにてフレーム組立工程が完了したので、次章「配線とセッティング出し」に移ります。

それにしても・・・コレどっちが前なんだろう?


RE:0(ゼロ)から始める農薬散布ドローン製作の書

2017-07-30 02:05:00 | 農薬散布ドローン

…ちょっと恥ずかしいタイトルですね、しょうがない

というわけで、前回から引き続きJMR-X1000をネタに色々書こうと思います。

なんか色々吹っ切れまして、ついに個人輸入することにしましたので、その手順と経過を時間軸に沿って書こうかな~と思いますよ。

品物はこちら

ヘリオス5の祖.JPG

個人輸入に関しては米国・ドイツ等からは経験があり、そう難しいものではないというイメージでした。

今回はまずネットでマゼックスさんやスカイロードさんで採用された機体の製造元を探すことから始めますよ

ヘリオス5と良く似たマゼックス飛助Ⅱ.JPGヘリオス5.jpg

上の2つは、それぞれ異なった名前で違う会社で扱う商品ですが、機体自体はまったく同じなので、

機体形状を頼りにGoogle画像検索…

ここにたどり着きます→http://www.4fpv.com/

しかし、買う気で幾ら探しても、このサイト内にはそういうのが無いんですよ

で、アリババで探します…お、これかな?これだな、というページがありました→コチラ

ーカーがアリババで直接展開しているページですかね?なんか不思議な感じですが、

中国ですからね~なんでもありなんでしょう。この時点でアリババのアカウント取得

さてと暫く眺めてみますが、なかなか入る気になれませんまるですすきのデビューの頃のようです

多分、サプライヤーに話しかけることから始めるんでしょうね~、判ってるんですけどね~

中国企業ではチャットガールが対応してくれる場合が多いんでしょうか?

サムネイルで見る限り、妙齢の可憐な女性Mrs DORAなる人物?とチャット形式で商談を始めます

英語での対話になるため、Google翻訳を目いっぱい活用することにしましたよ。

…これね、半日くらい暇な時間が有る時に始めることをお勧めします。仕事の合間にチョコチョコ片付けられると思ってたら、そんなことは無かったんだぜ?

やさしそうなチャットレディのDora姉さんも、しまいにゃ急かし始める始末です。(中の人がDORAおじさんという可能性が微粒子レベルで存在する

 

※なおこのアリババのサイトでは、チャットレディとやり取りする際に自動的に翻訳してくれるように設定できます。

自動翻訳のテスト 矢印入り.jpg

黄色のアイコンクリックで設定窓が開き、紫にチェック入れると自動翻訳が起動。

(ただし、深夜の時間帯のみ?適応されているっぽい。日中のチャットは自動翻訳のボタンが無い?)

何とか機体の仕様変更とペイパルでの支払いを終え、今現在は待機中です。(ペイパルのアカウントは、かなり昔に取得済みでしたが忘れてましたw)

ちなみに機体の仕様変更とは、通常のセットから日本で使えないプロポを外し、FCもDJIのN3-AGをつける予定なので予め外して貰いました。

あと、ペラに関しては折りたたみ式ではなく、マゼックス・飛助Ⅱや東京ドローン+・ヘリオス5と同等のフィクスドプロペラに交換してもらいました。

バッテリーは6S 12000mAhを2本、233$を付けて貰います。

この時点で請求額はUS$1,539.50(Paypal feeの65$、送料110$込み)

今後の推移は、追記としてここに書き足していこうと考えてますよ

ハッキリ言って、今年の防除期には許可・申請が間に合わなくなる気がしますが、保険の方は意外とこういう機体でも大丈夫という事でした。

ドローン保険.JPG

機体が到着してフライトコントローラー(FC)と国産プロポをインストールして差し当たって飛ぶようになったらまずは保険に入っておきます。

※7/30 am9:00

フタバ 10J マルチコプター用 送受信機セット フルスプリング仕様 税・送料込み25,000円 

(SAKURA HOBBY ヤフー店)

DJI N3-AG 【農業用】  AG用オリジナル日本語説明書付 (DJI-N3-AG) = 51,574円(税込:55,700円)

 (株式会社 AIR STAGE )

上記2点を早速注文♪

国内通販のなんと軽快なことか…

※7/31 17:05

DORA姉さんから、入金の確認・こちらの住所等の確認が済み、商品の準備中というお知らせが来ました。

DORA姉さんマジ我爱你

ちなみに、海外から商品を発送して貰う際に要求されるのが「Name, shipping address, zip code and contact number.」

名前と住所、郵便番号・電話番号です。

今までは何となくこんな感じか?と適当に書いていたshipping addressですが、

いいサイトを見つけたので貼っておきますよ。→JuDress

駄洒落みたいな名前のサイトですが自分の住所を日本語で打ち込むと、標準的なshipping addressに変換してくれます。

 

※8/1

エアステージさんからDJI N3-AGが届きました。このお店で買い物するのは4度目くらいでしょうか?同じ道内だけあって荷物は翌日配送されます。

DJI正規代理店だけあって、インスパイア1のバッテリーを買った際も、ちゃんと開封して定期的なメンテされた品が送られてきました。

FCのインストールに関しては、丁寧な説明書が付いて来たので、意外と出来るかもしれないけど、たぶん先駆者の従兄弟に頼むことになりそう。

 

※8/4

奈良のサクラホビーさんから、フタバの送受信機セットが届く。

スティックのスプリングテンションはDJIのプロポとほぼ同じなので、特に調整の必要はなさそう。

ちなみに私はPhantom2を買った時からモード2で操作するようになりましたので、内部のラチェットの入れ替えが必要…だそうです。

この辺はもっと簡単だったらいいのになぁ~。

まあ、ネットで改造方法を探してやってみましょう。

追記

最初からドローン仕様のプロポを買ったので、モードの変更は一々中を開けて入れ替え等の作業は必要ない事が判りました。

取り説p.181に書いてある特殊操作のみでモード変更できますね。

 

※8/5

DORA姉さんからの発送のお知らせを待ってたんですが、まったく音沙汰無く

初めて催促のチャットを送りました。

朝送信して、昼過ぎに返事が来て「昨日発送しましたよ、ムホホホホッ♪」ッとのことですが

追跡サービスを使ってみたら、荷物受付が8/5になってますがな!

これね、準備は整ってたのに発送し忘れてたっぽいっすな。さすが中国、おおらかです。

日本国際エクスプレスラインで運ぶので、後は早そうです。

 

余談ですが、日本の米作り農家の大半が同時防除の一回目を終えて、早いところだ最後の防除を終えた地域もあるでしょう。

私の住む地域では5月中に田植え、7月中頃~8月上旬に穂が出揃い、9月中頃から10月中頃に稲刈り時期を迎えます。

基幹防除の一回目はすでに終わっているため、ドローンが来て大急ぎで申請しても、最後の防除には間に合わないと思います。

ただし我が家に限って言うと、一回目はキラップ粒剤で水面施用だったので、効果が長く

いもち病さえ出なければそれのみで終わりでもいけます。

フタオビコヤガが発生した場合、ドローンでやりたいのでなんとか間に合って欲しいなぁ

 

※8/7

昨晩の8時頃に関空到着の模様。

税関でもたついているようで、本日の16時現在、佐川のお問い合わせサービスには登録されてない。

箱を開けて隅々までチェックするんでしょうかね?

 

※8/9

国内に入ってから、追跡番号を幾ら再検索しても「登録なし」と出て、地元佐川営業所に問い合わせをお願いしたり、調べられる範囲のチェックはすべて試して悶々としてました。

先程ダメ元でもう一回追跡番号をチェックしてみると、下4桁がなんか変わった様子。

その新しい追跡番号で調べたら…お~、8/8にりんくう営業所から輸送中となってました。いや~、ひやひやしました。

追跡番号の誤配信が原因ですが、まあ中国ですししかたない。

数日内に商品が届く運びとなりました。意外と早いかな?

 

※8/11
北海道中継センターを昨晩の22時過ぎに経由したので、今日中に名寄営業所に到着するでしょう。
局留めにしたので、仕事の合間に軽トラで引き取りに行ってきます。入金してから13日ですので、意外とスムーズにお取引できた方なのかなぁ?
 
ということで、引き取ってきました。せっかく軽トラで行ったのに、箱自体は助手席にちょうど載る程度の大きさで、意外でしたわ。
というわけで完全にパーツの状態で綺麗に箱に収まっていた中身↓
JMR-X1000の箱の中身.jpg
一応それぞれの部位に供されるパーツは一纏めにしてラッピングされており、パーツ名をボールペンで手書きしたラベルが貼ってあります。すっごいしんせつですね(棒読み)
これね、完成した機体の写真とか、簡単な組み立てヒント無いと無理だわ
モーターの回転方向とかはまあInspire1とかを参考にすればいいんだけど、センタープレートと井形のパイプの結合とか、モーターマウントの微妙な傾きも確か必要なはず。
助けて~DORA姉さん
 
ヘルプコールしたら、DORA姉さんが10枚の写真を送ってくれました。う~ん…どうにかなるかな?
 
※8/12
昨晩、ちょっと組み立ててみました。
JMR-X1000 組み立て中1.jpg
この後センタープレート部分にFC類を載せ、横の壁と上部プレートを取り付けると
さしずめお弁当箱のように強固な構造になるのですが、この状態でもかなり剛性があります。
集めた部品からinspire1を組み上げた事があるんですが、難易度はこちらの方が高かったかな?
なんせ説明書無しで、完成したものの写真しか無い状態ですので、物忘れ防止薬「キオグッド」を飲んでなかったら危なかった
あとは、フレーム関係だと井形の縦パイプの取り付け・その先端にモーターマウントを付けて終わり…のはず。
モーターやFC、受信機…の搭載は、多分そう難しくは無いでしょう。
だってちゃんとした説明書がありますからね、組み立ての手探り状態に比べりゃ楽勝ですよ
 
あとポンプ等に関しては、農家の人なら得意分野ですな。たぶん本来の仕上がりよりも良い感じに出来そう。
 
さて、外は待ちに待った雨降りなので、今日中にドローンの組み立てしちゃいましょう!ということで、先程からのんびりやってるんですが組み立てが進むとあることに気が付きました。
この機体のモーター配線は、好みによってパイプの中を通す事が出来る様になってるみたいです。
見てくれの優美さを重要視する人なら、チョッと手間ですがパイプに穴を開けて組むと、一切外からは配線が見えない。
ただしアームパイプの強度が落ちますし、農機具に優美さは余り必要でもないですね。
でも、オンリーワン的な一機を目指すなら、そういうのもアリなんでしょうか。
 
記事が長くなりすぎたので次ページ→苦闘編



農薬散布ドローンの四方山話~現在、日本で安く買える機体について

2017-07-09 08:40:00 | 農薬散布ドローン

​この時期になると、今年こそは田んぼの防除にドローンを使ってみたいと、あれこれ調べるんですが中々実際に購入するに至りません。

現在、市場には商品が溢れ返っている割に、値段の付け方が不透明だったり、生産国・会社の実態がまったく掴めない品物を果たして安易に購入して法的な手続きをちゃんと取れるのか?とても心配になってしまいます。

急速に拡大した需要に対して、あまりにも混沌とした法整備の問題や、詐欺まがいの値札を付けて売る業者が雨後の竹の子の如く犇いている様に見えます。

例えばこの機体


これは比較的最近日本の市場に登場したものですが、国産では有りません。そう、ドローンの先進国?中国産です。

会社は© shenzhen GC electronics Co.,Ltd.​​機体に付与された正式な名前は「JMR-X1000​」です。

​​アリババではおよそ1,600USドル程度で売っています。​アフィ抜き​

これが、まったく同じ内容・仕様で日本円にして45万というちょっと冗談では済まない値札が付けられ販売されている現状では、とてもじゃないけど買おうとは思えませんね。

販売する店によっては国産のプロポ・DJI製の最新空散専用のFCに載せ換えて販売している所もあるのですが、それでもちょっとボリ過ぎという感じです。

本当なら、国産でこういうのが買えれば気分的には50万くらい出してもおkって思うんですけど、まあ無理ですね。

こんな感じで、今年も多分買わずに終わると思う…

 

※7/17日追記

上記の機体に色々な機能・追加部品で国内仕様基準に適合させたマゼックス​さんの「飛助Ⅱ」の動画ですよ→コチラ​​

詳しい事は動画でほぼ判るんですが、多分…JMR-X1000の素体だけを取り寄せ、部品を換装した物だと思います。

これと同等の物を自作するとしたら、

本体→約190,000円 

送料→36,000円

関税→0円(カメラが付くか付かないかで違うそうです。)​​​

国産プロポ→25,000円

DJI N3 AG→約60,000円

ということでおおよそ33万円以内で作れるでしょう。

実際の運用となると、上記金額に加えて

①バッテリー3組で約80,000円

②安定化電源・充電器で約30,000円

③司法書士に相談&書類作成・国土交通省への申請代行等で86,400円  ​​​かずき行政書士事務所​

と、20万円ほど必要となり、全てくるめて52万円前後でしょう。

なお、③においては、全部自力でも可能でしょうが、初回はお願いしたほうが後々何かと便利だと思われます。

農水協での機体登録は特に必要ないので、これ以上出費や許可申請に手間取ることはなさそうです。​

 

※ 7/19追記

自分で中国からJMR-X1000​​を購入するのは簡単ですが(私の場合、1個の値段を聞いてみたところ1,706US$とのことでした)

​​危険物​​の輸送​・物件投下​​の承認申請を行う際に、マゼックスや東京ドローンプラス等で売っている機体ならば省略できる項目をフルに記載しなけりゃならなくなるようです。

中国のメーカーが独自に日本で​「国土交通省​航空申請許可​​実証済み」をとっている可能性がまず無いようなので、改良した部品や載せ換えた装置含めた何らかの試験に合格させる必要性があるようです。

メーカーは自分…それはそれで萌えるのですが、いかんせん乗り切れる気がしません。

参考にさせていただいた行政書士前場亮事務所​さまのサイト→ドローン承認・許可.com​​

※ 7/25追記
あちこちで聞いた範囲ですと、中国から直接JMR-X1000を取り寄せ、国内使用において問題の無い部品に換装したとしても
まず保険に加入することが困難なようです。
 無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書(様式)​​でダウンロードできる無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書の記入欄に
製造会社・保険の加入等を記載するようになってるんですが、個人輸入の機体ではそこの欄を満たすことがかなり困難な様子…
自分で販売会社を立ち上げるくらいの意気込みが必要だそうです。
1機だけの申請ではまったく割に合わない様子で、ちょっとこれに関しては断念せざるを得ません。
​​
 
と言いつつ、中国本土から買ってしまった結果→次回​

 


防除用ドローンのポンプシステムに関しての考察 DJIのAGRAS MG-1

2016-09-03 13:00:00 | 農薬散布ドローン

​久々の更新になります。残暑お見舞い申し上げます。

今回は前回に引き続き、農業用の防除に使用されるドローンの話題ですよ。

去る8月31日に、DJIのAGRAS MG-1が農水省の許可申請受理され、晴れて日本の空を飛べるようになったそうです。


昨日、親戚に用事で東鷹栖まで出向いたついでに、鷹栖町の「北洋機販」さんに寄った際、展示されている現物のMG-1を見ることが出来ました♪

実際初めてお邪魔するお店だったので、実機が有るとは思ってなかったので凄くラッキーでしたわ。

で、現物を見て感じたことは、腕を畳むとすごくコンパクトになるということを強く感じました。

あと、一番興味があったポンプ部分ですが・・・・しっかりと確認しましたよ

ズバリ言うと、これ↓

マゼックスのポンプ.JPG 

このポンプ部に、モーターをブラシレスと置換したかなりコンパクトな物が搭載されていました​

ブラシレスポンプ.JPG

ブラシレスポンプ2.JPG

​※このポンプはアリババで7000円前後で購入できますね…サイトに飛びます​

重量的には半分位で200g~300g程度に抑えられている感じでした。

べつにこのポンプの品質がどうこう言うわけではないのですが、かなり意外でした。

あと、国内の法を遵守する関係で、便利機能のかなりの部分を封印されて販売されるとのことです。

具体的には、高度の自動制御と自動操縦一切がプログラムの段階で機能を封印されるそうです。

これがどういう事かと言うと、国産の先行4機種と同等の使い勝手の良くない物に成り下がってしまう・・・そういう事です。

唯一の光明として、来年あたりにはそういう便利機能が解禁されると思われるという事。

気になるお値段は、250万前後だそうなので、趣味と実益を兼ねて買っても良いという人が結構居るような気がします。

えっ、あっしですかい?あっしには関わり無い事でござんす(遠い目