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超高齢化時代、多死時代を迎えるなか
家で看とることが、当たり前の時代に戻るのだろうか・・・
今朝がた、奥さんや3人の娘さんお孫さんに代わる代わる手を握られ
耳元でありがとう!
と感謝の言葉をかけられM さんは
静かに逝った。
ガン末期で
手術も出来ず、抗がん剤の治療もせず
余命半年と宣告
はじめから最後は病院でと自宅での看とりはできないと仰っていた。
臨死状態に近づくなか
奥さんの気持ちの中での変化が見えてきた
意識が無くなる少し前の、本人の思い
みんなとこうして、一緒に居たいんだよね!・・・と
今日病院に入院する予定だった。
在宅医の言葉通り、気持ちが変わっていく心理課程があった。
変わったこと有ったら何時でも何時でも連絡してね!
みんなついてるからね!
パニックぎみだった奥さんが落ち着かれ安堵した表情に変わっていく
医師にその都度、報告をし指示を貰い、家族に伝える
死の課程を説明し家族も受け入れていった。
お父さんの蒔いた種が
良い人達に巡り合わせてくれたね。
ありがとうね。
耳元で話しかけていた。
呼吸が静かに止まったあとで連絡があり、駆けつける。同時に医師に連絡
死亡宣告
病院で過去、何百回と居合わせたドラマの様なジーンも今日は新鮮な穏やかな気持ちで聞いた。
ご家族も満足そうにされていた。
最後のお別れの時間を置いて
娘さんと奥さんとで、身体を拭いてお着替えをさせる。
所々笑いもあり、終えた。
優しく穏やかなお顔に
合掌
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ご自宅の玄関を出たら、空が白み始めていた。