都会から離れ、森林に囲まれた地方に行くと、一番感じるのが空気の違いです。
そう、空気が美味しいのです。そして、田圃に青々とした稲が波打っている情景は、日本人にとっては正に心の故郷といえるでしょう。
でも、そう安閑としておれないのが現代人の悲しいところ。春になると一番なやまされるのは杉花粉です。
花粉症の人にとっては、3月末頃から5月の初旬にかけては、まさに地獄の日々を過ごすことになります。
じつは、花粉は杉だけてはないのです。春から初夏に飛散するのはイネ科の花粉、秋に飛散するのがキク科など、さまざまな植物の花粉が飛散し、これがアレルギー症状を引き起こすのです。
このように、花粉に対しては春に限らず、1年を通して注意が必要なのです。
これに加え、近年、脅威となっているのが、中国大陸から運ばれてくる黄砂やPM2.5です。
最近ではPM2.5よりもさらに微細な、PM0.5といった物質も懸念されているそうです。
PM2.5の怖いところは、毛髪の断面の約1/28しかない超微粒のため、気管支や肺に沈着しやすく、これが、気管支喘息、気管支炎、肺炎などを引き起こす原因の一つとなることです。
これよりもさらに小さく、肺の奥にまで侵入しやすいとされるのがPM0.5です。
これは、肺の奥にある毛細血管から血液中に侵入する可能性があるため、心臓への影響が危惧されています。
このように、外気にはさまざまな汚れが含まれており、これらをできる限り取り除かない限り、体内に入り込んで、やがては、健康を脅かす存在となるのです。
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