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F・ケネディ元大統領が泣いている!!
米大統領選の共和党予備選で
不動産王のドナルド・トランプが共和党大統領候補の指名獲得をほぼ確定させた。
潤沢な資産を使った派手な選挙活動では、
ローリング・ストーンズの『スタート・ミー・アップ』などを
テーマ曲に使用しているが、人種や性など差別と偏見に満ちた暴言を問題視し、
無断使用を停止するよう求めている。
なぜ、これほど問題が山積みの人物が大統領候補になったのか、
ジャーナリストの落合信彦氏が解説する。
.
* * *
アメリカ大統領と大統領選挙の権威は、もはや地に墜ちてしまった。
なにしろ共和党の候補がドナルド・トランプである。
「メキシコ人は強姦犯」といった暴言の数々。
「バカ女」「太った豚」などの女性蔑視発言。
まともな政策はゼロ。
この男には大統領としての素養など、かけらもない。
共和党の候補になることが確実になった後には、
民主党のヒラリー・クリントンに対する個人攻撃まで始めた。
トランプは、ヒラリーが夫のビル・クリントンの不倫を「助長」した
「意地の悪い」女性だと批判したのだ。
もちろん、その発言には何の根拠もない。単なる中傷だ。
私はかつてアメリカで、トランプを取材したことがある。
インタビュー開始早々、
彼は「父親から何万ドルをもらったが、
自分でそれを何千倍にもした」などとカネの話ばかりし始めた。
あの品がない話し方で、カネ・カネ・カネ……。
私はもう彼とは会話する価値がないと見切りをつけ、
話が始まってすぐ、取材を切り上げた。
こんな人物を大統領候補に押し上げたアメリカ国民は、
明らかに劣化してしまった。
あるいは「もうこんな国はどうにでもなれ」と、
国の未来について考えることを放棄しているのかもしれない。
2014年、アメリカで「スミス・プロジェクト」というものがあった。
このプロジェクトは、「シチズン・スミス」、
つまり「頭が切れて、政府をきちんとコントロールできる能力を持った誰か(スミス)」
アンケートが主軸となっていた。調査は、アメリカ全土で行われた。
そのアンケート結果が衝撃的だ。
まず、66%の人が「アメリカはもう崩壊している」と答えている。
・56%が「アメリカに未来はない」
・78%が「民主党と共和党の人々に、スペシャルインタレスト(利権)がコントロールされている」
・71%が「連邦政府は機能不全どころか、崩壊しつつある」
・84%が「現在の政治家たちは特権にしがみついている」
・80%が「民主党と共和党は経済政策で失敗した」
・86%が「政府は国民とのコンセンサスをまったく考えていない」
・79%が「選挙ではレギュラーシチズンズ(普通の市民)が議員に選ばれるべきである」
・80%が「いま選挙があったら、現役の議員をすべてやめさせるべきだ」
.
──この結果から見えてくるのは、
アメリカ市民の未来への絶望感と、
政治家たちへの凄まじい怒りである。
米大統領選の共和党予備選で
不動産王のドナルド・トランプが共和党大統領候補の指名獲得をほぼ確定させた。
潤沢な資産を使った派手な選挙活動では、
ローリング・ストーンズの『スタート・ミー・アップ』などを
テーマ曲に使用しているが、人種や性など差別と偏見に満ちた暴言を問題視し、
無断使用を停止するよう求めている。
なぜ、これほど問題が山積みの人物が大統領候補になったのか、
ジャーナリストの落合信彦氏が解説する。
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* * *
アメリカ大統領と大統領選挙の権威は、もはや地に墜ちてしまった。
なにしろ共和党の候補がドナルド・トランプである。
「メキシコ人は強姦犯」といった暴言の数々。
「バカ女」「太った豚」などの女性蔑視発言。
まともな政策はゼロ。
この男には大統領としての素養など、かけらもない。
共和党の候補になることが確実になった後には、
民主党のヒラリー・クリントンに対する個人攻撃まで始めた。
トランプは、ヒラリーが夫のビル・クリントンの不倫を「助長」した
「意地の悪い」女性だと批判したのだ。
もちろん、その発言には何の根拠もない。単なる中傷だ。
私はかつてアメリカで、トランプを取材したことがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/40/f4eec8a469dc4569b584b8c4dc4a06cd_s.jpg)
インタビュー開始早々、
彼は「父親から何万ドルをもらったが、
自分でそれを何千倍にもした」などとカネの話ばかりし始めた。
あの品がない話し方で、カネ・カネ・カネ……。
私はもう彼とは会話する価値がないと見切りをつけ、
話が始まってすぐ、取材を切り上げた。
こんな人物を大統領候補に押し上げたアメリカ国民は、
明らかに劣化してしまった。
あるいは「もうこんな国はどうにでもなれ」と、
国の未来について考えることを放棄しているのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/buta.gif)
このプロジェクトは、「シチズン・スミス」、
つまり「頭が切れて、政府をきちんとコントロールできる能力を持った誰か(スミス)」
アンケートが主軸となっていた。調査は、アメリカ全土で行われた。
そのアンケート結果が衝撃的だ。
まず、66%の人が「アメリカはもう崩壊している」と答えている。
・56%が「アメリカに未来はない」
・78%が「民主党と共和党の人々に、スペシャルインタレスト(利権)がコントロールされている」
・71%が「連邦政府は機能不全どころか、崩壊しつつある」
・84%が「現在の政治家たちは特権にしがみついている」
・80%が「民主党と共和党は経済政策で失敗した」
・86%が「政府は国民とのコンセンサスをまったく考えていない」
・79%が「選挙ではレギュラーシチズンズ(普通の市民)が議員に選ばれるべきである」
・80%が「いま選挙があったら、現役の議員をすべてやめさせるべきだ」
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──この結果から見えてくるのは、
アメリカ市民の未来への絶望感と、
政治家たちへの凄まじい怒りである。