4月8日
疲労は溜まり、先の不安とか、そんなもの自分で抱えてもしようがないこととか、そういったもので満たされている。職場では新しい人たちがたくさん入ってきて、馴染みのあった人たちはほとんど辞めてしまった現状である。このような現状に、正直安心とかあったものではない。12月の頃は自分が一番の新人で、色んな人たちに頼っていたはずなのに、今や色んな人たちに頼られる始末である。自分より上の人たちは、アルバイトの人たちの中の総意が自分にあるのかのように、自分に色々と指示をしてくる。そして新しく入ってきた人たちはこぞって、わからないことを自分に聞いてくる。それがまあ、職場でのあるべき姿というか、中間管理職の辛いところではある。そんな疲れた具合の部分に触れてやるのもまた難しいわけである。ときおり、新人の仕事に対する悠長な構え方、危機感のなさ、責任感のなさ、そんなところに腹が立つこともある。今日がそうであった。でも、あまりこの件に関して細々としたことを言うと、愚痴として歯止めが利かなくなりそうなのでこの辺にしておく。
しかしこのままではGWが心配である。このままなわけはないのだが、このまま特にみんなの進歩なくGWを迎えることだってあり得なくはないことだと、自分の中に杞憂が走る。思えば自分が入った頃はみんな優秀な人たちばかりだったのだ。みんな仕事ができて、足を引っ張り合うこともなく、実力に差があるわけでもなかった。みんながほぼ均等に職務を全うしていたように思う。今はどうかと言えば、もうわざわざ言う必要はないのである。しかしこうしてつい仕事のことを考えると、愚痴を言わないようにしようとしても愚痴っぽくなってくる。別に大した問題はないのだが、なんとなく皆ちゃんとしてくれるのかが心配なだけだ。そして自分の今書いている小説も、ちゃんと完成してくれるのかがまた心配のひとつではあるのだが。
どうしたってこれからのことは心配だらけで、今の職場を延長してよかったのだという正当性がほしくて、そんなものはないはずなのにどこかに探してしまう。そんな悩みのたくさん芽生える日々である。自分がこういう人間だからしかたがないのだが。もう寝るしかない気がする。その前に皿を片付けなければいけないが。疲れることの多いことだ。