世界遊戯博物館ブログ

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世界の将棋大会・2009年 夏

2009年08月19日 | 世界の将棋

8月16日、毎年お盆と年末に千駄ヶ谷の将棋会館で開催される「世界の将棋の会」に参加してきました。
この会では、将棋、マックルック、象棋、チェス、チャンギを中心とした世界の将棋を多くの人と対局できるだけでなく、展示された多くの珍しい将棋を間近で見ることができます。

今回は、上記世界五大将棋の他に、中将棋やシャタルの対局も見受けられました。
私は、中々対人でじっくりと対局する機会が個人的に少ない象棋を、7局指しました。

また、展示されていた世界の将棋類の持ち主である「東洋の将棋」さんとお話しして、トルコやイランなどの中東や、インド、スリランカなどのアジアの伝統的な将棋が、イギリスの侵略で文化が破壊され、西洋チェスに取って変わられた話を聞き、これらの国の長い歴史を持つ独特な将棋類が滅んでしまったのはつい最近のことだと思い、非常に残念に思いました。

文化の多様性を認めない独善的な考えが、世界中の貴重な文化を滅ぼしている歴史的現実を前に、文化の多様性を認める価値観こそが重要であると再認識しました。

私も世界の遊びという文化を紹介することにより、文化の多様性の大切さを伝えていきたいと思います。

Thai Chess & Cambodian Chess (Makruk & Ouk Chatrang)

 


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