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四色牌の九支十仔

2015年08月19日 | カードゲーム


以前、よく四色牌の十胡で遊んでいたので、他の四色牌の遊び方を探していたところ、九支十仔という規則があるのを発見しました。

ちょうど台湾のゲーム対戦サイトで遊べる場所があったので、調べたルールと照らし合わせてみました。

九支十仔 多樂米麻將館

上記サイトの試玩という箇所を押すと、九支十仔を無料で遊ぶことができます。


サイトで遊んで、詳細が判明したので、実際に地元ゲーム会で遊んでみたところ、賭博ゲームとして面白いと思ったので、ここで紹介しようと思います。

遊び方は、手札を全て対子にしたら勝ちというもので、東莞牌の全対という規則に似た遊び方です。

四色牌の十胡と同じく、自模した牌を手に入れずに晒し、それに対してロンやチーをするのが特徴です。

以下に九支十仔の遊び方を記しますので、ご興味のある方はお遊び下さい。


■四色牌・九支十仔の遊び方

◆概要
牌山から1枚ツモして公開し、それで対子が出来る場合はチーをして牌を鳴き、対子を晒す。
手牌を全て対子にしたら上がりとなる。

●参加人数…4人
●使用枚数…四色牌112枚
●札の枚数…上がり時の枚数が10枚
●進行方向…反時計回り

□手順
●各自、山札を引き、帥>将>仕>士>相>象>俥>車>傌>馬>炮>砲>兵>卒の序列で、一番強い札を引いた人が親になる。
●各自が牌を取る前に、親が5枚の牌を取って横に置いておく。
この5枚は、自模上がりした人がめくり、上がった自分の牌に同じものが含まれていたら点になる。これを抽五張という。
●親から反時計回りに1枚ずつ、親は10枚、子は9枚の牌を取っていく。

◆開始
●開始時は、親が10枚、子が9枚を手にして開始
●配られた手牌に対子があったら、裏返して自分の前に出す
●最初に、親が1枚捨てる。
●続いて子が牌山から1枚ツモして公開し(自分の手牌に入れてはいけない)、それで対子が出来る場合は、チーをして牌を鳴いて目の前に晒し、一枚捨て牌をする。
●捨て牌は、手の中で一番種類の少ない牌を選ぶ。
●誰かの引いた牌で対子が出来る時は、チーと発声してその牌を取り、それにより出来た対子を自分の前に晒し、一枚捨て牌をする。
●次の順番は、対子を鳴いた次の人(右隣)に移る。
●上家の捨て牌で対子ができる場合は、チーと発声してその牌を取り、それにより出来た対子を自分の前に晒し、一枚捨て牌をする。

◆チーの規則
●鳴ける時は必ず鳴かなければならない
●チーは自模した人が最優先され、次は自模した人に近い位置の人に優先権がある。
●優先順序は胡>対子だが、胡が2人いた場合は自摸した人に優先権がある。
●牌を鳴いた場合、手牌にある最も少ない色の牌から捨てる。

◆断張
上家が鳴いた牌と同色同種の牌を持っていた場合は、断張といって、その直後に牌を表にして前に出し、鳴いた時にその牌を最初の捨て牌にしなければならない。


◆勝利条件

全て牌を対子で鳴き、対子10組を完成させたら勝利となる。

◆上がり
上がりには自模と胡(他家の自摸を鳴いて上がる)、ロン(放槍胡)の3種類の上がりがある。ツモと胡はそれぞれから、ロンはその人から点数をもらう。
その他、上がりに関係無く、全員から得点を受け取る場合も多い。

◆抽五張
自模上がった後に、海底牌を5枚引き、その中に上がり牌と同じ牌があったら1枚につき1頭入る。
最も海底の牌(一番底にある牌)と同じ牌が有ったら、それは2頭となる。

◆得点計算
●一色胡(1種類の色)…4頭
●二色胡(2種類の色)…3頭
●三色胡(3種類の色)…2頭
●四色胡(4種類の色)…1頭
●無兵卒(兵卒が無い上がり)…1頭
●無将帥(将帥が無い上がり)…1頭
●自模(ツモ)…1頭
●抽五張(※自模の時のみ)
●開交胡(同種同字4枚が2組+同種。4枚部分で上がると役になる。例えば「兵兵兵兵(黄)・兵兵兵兵(紅)・卒卒」、「士士士士(緑)・士士士士(白)・仕仕」の形を「兵/士」で上がる)…5頭
●開交対子(上がり牌の中に同じ牌が4枚あった場合)…1頭

※四色牌



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