2011年8月27~28日にかけて、都内某所で第一回・全日本牌九選手権が開催されました。
この牌九選手権は、日本全土に散らばる牌九打ちが一堂に会し、試合形式で勝敗順位を競うというものです。
全日本選手権といいましても、牌九を打った経験のある人なら判るように、牌九のようなゲームでトーナメントや選手権試合はありえないので、今回は参加者全員の持ち点を決め、ラウンド制にして試合形式として無理やり成り立たせました。
また、運の要素が圧倒的に強い牌九のようなゲームは、実力の計測が不可能で、選抜試合で強豪をエントリーすること自体がマヌケな事なので、主に澳門を主戦場にしている牌九愛好家を中心に参加者を集めました。
恐らく、今まで本当に牌九の選手権が開催されたことは無く、選手権と呼ばれる下らない催しも、今回の日本でしか行われていないと思われるので、実質上の世界チャンピオンを決める大会といっていいでしょう。
ですので、優勝者は全日本牌九選手権者、または牌九世界選手権者を肩書きにすることが出来ます。
もっとも、牌九の認知度の低い日本では、その肩書きが通用するでしょうが、牌九が盛んな地域でその肩書きを名乗ったら馬鹿にされそうな気がします。
今後、確信犯的なホラで牌九選手権者を名乗っても、日本では牌九という博打が知られていない故に、間に受ける人が多く、それが商売的な肩書きに繋がってしまうので、今回の全日本選手権はある意味チャンスの場であるともいえます。
多くの人は世界や全日本などの肩書きに弱いので、今回優勝したら、この肩書を存分に活かして活動していこうと思います。(※思っていませんので、ご安心ください)
試合の形式は以下の通りです。
■第一回全日本牌九選手権規定
●ゲームのルール自体は、一般的に行われている牌九でプレイする。
●ディーラーは、洗牌して牌を組み上げ、親の指示する開牌をし、牌を配るのみで、プレイには参加しない。
●親は回り親で、反時計回りの順番で移動するが、 意志があれば何度でも連続することができる。
●前回、親を務めた人が、次回のディーラーとなる。
●5ラウンド制で、1ラウンドは60分。
●各ラウンド終了後に30分の休憩。
●各自の手持ちは、ラウンドごとに制限があり、1~4Rは1000チップ、5Rが1500チップ。
●ラウンド中に参加者が手持ちを失った時点で、その参加者は終了となり、ディーラーに専念する。
●子の張りが、親の手持ち以上になった場合は、各自で調節して親の手持ちを超えないようにする。
●子の投入額は、最低が10チップ、最高が100~200チップ。
具体的な最高額は、1~3Rが100チップ、4Rが150チップ、5Rが200チップ。
21時に集合し、22時に試合開始という予定でしたが、名古屋から参加のMさんが、当日の新幹線の都合で遅れることに。
更に軽い酒盛りが始まり、その後にルール説明と開牌の説明をしたので、開始は一時間後れの23時になってしまいました。
参加者は総勢8名。
参加選手各自の紹介をしますと、
Mさん…澳門でもっぱら牌九専門の打ち手。毎回、出稼ぎと称して澳門に出張
Nさん…Mさんの先輩で3度訪澳し牌九を打つ。牌九の他に大小を好む
Yさん…澳門の回力娯楽場でMさんと遭遇し意気投合。牌九は澳門の実戦で覚えたという兵
Iさん…かなりの麻雀の打ち手。その他、伝統からドイツゲームまで幅広くこなす
yauさん…あらゆるゲームを好み、牌九を打つときには必ずいる貴重な面子
oecさん…様々なゲームプレイに飽き足らず、様々な新作ゲームを開発。花賽の作者
Kさん…牌九の勉強とのことで急遽参加
私…説明省略
という感じで、Kさんのみは、翌日のっぴきならない用事があるということなので、2Rのみの参加となりました。
なので、Kさんを除いた参加者7人の総合得点(1~5R)で、牌九の全日本チャンピオンの座を競うことになります。
試合時間は以下の通りで行われました。
1R 23~24:00
(休憩30分)
2R 0:30~1:30
(休憩30分)
3R 2:00~3:00
(休憩30分)
4R 3:30~4:30
(休憩30分)
5R 5:00~6:00
長くなったので、続きはまた後日に。
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