講談社G2のホームページ上に連載しております「アジア賭博紀行」の韓国花札編が終了いたしました。
今回の韓国花札編では、韓国の近現代史を花札を通して紹介しております。
日本の敗戦後、独立した韓国国内では軍事独裁政権の為政者による国民の弾圧が激しく、そのはけ口として花札が使われ独自の進化を遂げたという歴史があります。
そして、韓国の花札は、歴史的事件と共に新たなルールが生まれ、進化発展を続けてきました。
これは、日本で現在、形骸化しつつある花札が、進化できる可能性を示しています。
これによって、古いルールのみが正しい花札であるという一部の硬直化した考えが取り払われ、さらに面白い花札遊びが日本で沢山生まれることを願っております。
そして、日本で花札が多くの人々の間で遊ばれることを願っております。
さらに、グローバル化と呼ばれるものによって、この先さらに失われゆく自国文化を見直し、様々な日本文化が再興する機会になればと思っております。
韓国の花札は、権力者に対する庶民の抵抗の知恵が溢れており、花札が庶民ものであるということを表しています。
現在、日本では国や政治家に公認された賭博(宝くじ、競馬、パチンコなど)は認められ、花札は一般的に悪しきイメージを持たれています。このことについて、思うところも色々と書いております。
そのような感じで、何卒ご拝読よろしくお願い致します。
■第3章 韓国・花札から韓国が見える(花闘)
◆第13回 隣の花札大国
◆第14回 初代大統領・李承晩と花闘
◆第15回 朴正煕軍事政権と花闘
◆第20回 花闘と花札から見える韓国と日本(ゴーストップ遊び方詳細)
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