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マックルックの初手の特殊規定

2013年10月14日 | 世界の将棋

前回、マックルックの特殊な昇格規則を紹介したので、今回は、タイ国内でよく見かける初手の特殊な動きについてご紹介します。

マックルックの初期配置は、以下のように配置するのが一般的となっています。

しかし、タイ国内で対局すると、この初期配置からある動きを強制されることが多く、暗黙の規則となっている場合が多いと感じます。

その動きは、お互いに最初にメットの駒の前にあるビアを一歩進めた後、メットを前に2歩進めるというものです。

普通、メットは斜め四方向に一歩ずつしか進めないのですが、この規則だと、初手に限っては前に二歩進めるようになっています。

これは、地方ルールと思われるものでしたが、タイ北部のターク県やアユタヤ、首都バンコクなどで6~7人と実際に対局した際に、殆どこのルールでの対局を強制されました。

最近、よく「Play OK」で、マックルックを通信対戦しているのですが、自分自身、やはり最初の手順で駒をこの位置に動かすことが多い事に気付き、この動きが定石に至る手を簡略化したものではないかと思うようになりました。

初期の駒組で最も利に適っている定石であれば、お互い最初からその形から始めてしまえば余計な時間を省けるので、これを規則化したのであれば、実に合理的な事だと思います。

一時期、将棋でも最初の駒組で、双方が相矢倉で対局するのが一般化していた時期もあったので、どうせその形になるのなら、手を省略して、相矢倉で始めてしまえという考えが生じても不思議ではありません。

そのような考えに至りましたが、あくまで主観なので、何が事実なのかは判りませんが。

マックルックは、以下のサイトで通信対戦が出来ますので、これを機会に日本人の指し手が増えることを願っています。

Play ok Makruk通信対戦

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